懐かしき日々
君と私の、故郷で過ごしたあの日々
あの頃、私の目に映る君はいつも、見慣れた風景の中で笑っていた
幸せそうに、楽しそうに
なんの不安も不満も無い、きれいな瞳で
だが、私たちは故郷を離れた
追い求めるもの、夢があったからだ
そして、見知らぬ風景の中へ飛び込んでいった
そのことに後悔はない
目まぐるしく変わっていく環境
日々起こる様々な出来事
苦労することも多かったが、得るものも多く、とても楽しかった
そんな中で、君とともに歩めることに幸せを感じていた
だから、それらは無駄ではない
意味のあることだったのだろう
けれど長い時が流れ、私も君も、この日々に疲れてしまったようだ
名残惜しさは感じるが、この風景に別れを告げ、再び静かな故郷の風景の中に身を置くことにした
帰ってきた私たちを、故郷がまた受け入れてくれるかどうか、不安はあるが、きっと大丈夫
君となら、どこだろうと幸せになれる
それに、私は君を幸せにするためなら、どんなことでもできるから
だから、帰ろう
私たちの故郷へ
あの頃の、見慣れた風景の中へ
4/12/2025, 10:43:09 AM