さて、今回諸君に集まってもらったのはほかでもない
「ひとひら」という言葉についてだ
私はこの言葉に対して、花びらと雪ぐらいにしか、使い道を見い出せない
そこで、諸君にはそれ以外の使い道を私に提案してほしい
なにかあるか?
すぐに出なくても、しばらく考えてくれて構わない
最近はひとひらが気になって、毎日夜三時くらいまで、全く眠れないのだ
いい案を期待している
「雪から思いついたんですけど、紙吹雪とかどうですか?」
ひとひらの紙吹雪か
大量に降ったり、目まぐるしく飛んだりする紙吹雪の中の一枚に注目するというのも、なかなか面白いな
他にあるか?
「ひとひらの刻み海苔なんていうのは、ダメですかね?」
いいじゃないか!
情景はさっぱり浮かばないが、それが逆に想像力を試されているようでわくわくする!
変わり種というのも、ひとつくらいは欲しいしな
まだまだ募集するぞ
「火山灰なんて、エモくないです?」
おお、活火山という恐ろしいものから出る灰を、ひとひら、という柔らかな言葉で表現するとは、ストーリー性や神秘性を感じる素晴らしい案だ
「ひとひらの花びらときたら、ひとひらの葉っぱも外せないと思います!」
ここに来て王道だな!
確かに、花びらにばかり気を取られて、葉っぱの方に意識が向いていなかった
これは私の反省点だな
ありがとう
なにか大切なものに気づけた気がするよ
……うむ
四つの案が出たわけだが、どれも心に響くとてもいい提案だった
諸君のおかげで、新たな発見や、それによる自分の成長を感じられた
今日からは安眠できそうだ
考えれば他にも案が出るかもしれない
だが、今日はここまでにしよう
改めて、ありがとう!
「「「「お疲れ様でした!」」」」
4/13/2025, 10:40:38 AM