乱正堂

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5/7/2026, 11:26:55 AM

私、人間剥き出しで恋をしたい
全部、プライドも脱ぎ捨てて、あなたと向き合いたいと心から思う。たとえ火に焼かれても、私はあなたにこの姿を見せたい。
熱い、熟れたこの果実が、焦げて真っ黒になってボロボロ零れ落ちても、一欠片でも、あなたに届いたらとっても嬉しいことだと思う。

まっかでどろどろ。
ぜんぶほんと。

5/5/2026, 1:49:16 PM

夜空より黒い海原に二人グラグラと

軍服のお兄さんといいお着物のお兄さん
二人は深く信頼し合っていて、小さい頃から一緒であった。二人して軍艦に乗り込んで、他の仲間達と敵国へと進んでいった。
その黒い髪がサラサラと、着物のバタつきより幾分もおとなしく、海藻のように穏やかに揺らめいた。

それが流行り病でみんな死んで、お兄さんたち2人だけになった。
嵐が来ちゃっても、二人じゃどうにもならない。しかも、お着物がびしょ濡れのお兄さんは箱入りの息子であるときた。

軍服のお兄さんが頑張るのを、びしょ濡れお着物のお兄さんは、柱に必死につかまって、寒さに震えてそれをみていた。
ただ、柱は鉄で、目の前の障害物にドスンとぶつかって、大きく傾いて、ズルリと滑った。傾いた船は、2人連れて一度深く沈んだ。真っ黒で、2人はお互いを咄嗟に探そうとしただろう。幸いなことにすぐに船は起き上がった。
こりゃ、一人じゃたまらないと思った軍服お兄さんら、着物のお兄さんの腕を今までになく強く引いて、舵を握らせて、雨音に負けないように叫んだ。

「いいかい、耕造!お前が、今からこの舵を切るんだよ。俺はお前が生きて帰れるように、中を見てきてやるからね」
また強く揺れて、耕造の手が舵から離れようとすると、軍服のお兄さんは自分は吹き飛ばされもせず、耕造の手首と舵を、縫いつけるように押さえた。
その瞳はギラギラとして、耕造を見つめていた。さっきまでぼうっと光っていた唯一の夜のたより、ランタンのようであった。

2/6/2026, 12:53:59 PM

少ないよ、少ない。
お前に残ってるのは本当に少ない。
その機械なんかに負けるなよ。

1/26/2026, 1:22:16 PM

身を任せて、呑まれたのか

マフラーの震える音、タイヤがコンクリと擦れる音。
クラクション、白黄色赤、ビルの明かり
白い街灯、群がる蛾
先刻の、雨水溜まるマンホール

窶れ、黙れ、愚息達
菊百合菊百合白の鳥
白い百葉箱とあの子
無能十一 耳無芳一

パイナップルの苗を抱えて、大泣きして
嫌な日、なんて嫌な日
腫らした眼、潮風に吹かれて腫れたよう
夕刻の満月、憂国の、
草いきれに気を取られ、
見逃したあの時を

お返し賜われあの時を、銀の首輪の幼き君と
閏月を返したまえ、父、父よ
野兎と、脱兎
あんなのただのクレーター

死などどうでもよかろ、ジャンプして
穴が空いてもよかろ、服破れ
窒息してもよかろ、かの凍死の君と

手を離さない

11/24/2025, 10:20:31 PM

貴方の地下室には素敵なものが沢山だと思う
白くて小さい小鳥に、青い星たち
決して青い鳥や金色の星は無いけれど
微かな幸せが沢山詰まっている地下室

恥ずかしがらないで見せてほしい

人の幸福なんて比べることはできなくて

貴方はそうなのね、と頷くことしかできないから

首を横に振るなんて、誰にもできないんだから

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