少女シロウ

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7/26/2023, 10:34:10 AM

『さあ、やれ!。この世界が救われるのなら!。』刃物を首筋に当てられながら云う。

すると刃物は引っ込み、手首に結ばれていた縄は、ほどけた。

流石にこうなるとまでは、想像出来なかった。其の為、手を見つめて五分くらい見つめてしました。

『・・・・!。そうだ、速く此処から逃げなければ!。』其所からオレは急いで離れた。

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にしても此処は本当に暗い。

人もいない。

何もない。

そう、何もない。

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『英雄の被害妄想』

7/25/2023, 11:35:25 AM

『アア、何時になったら、出れるのかしら。』真っ暗な部屋で一人呟く。

ここは鳥籠。愚かな人が、嘆く場所。せめても、素敵な殿方が迎えに来たらいいのに。

その時、大きな音がした。『ンン?!。まさか殿方がお迎えに?。』そう言っても、事実は違うものである。

其処には、私より、小さな女のコがいたの。

『こんなくっさい処によく居れるわね。イヤイヤ、そんな事よりも誰か一人、持ってかないと。』と、地味に暴言を吐きながら来たのだ。

あのコは、私に指を指し、私を持っていった。

『な、何?』と言うと彼女はこう言った。『一緒に逃げましょ?。』

でも、私はこういってやったわ。『嫌、嫌よ。だってこんな汚いドレスで街に出たら笑われちゃうわ。』

『あなたも女なのねェ。ふーん、良いわ。三十分だけ待ってやるわよ?。』

・・・・腹が立ったから二時間時間、選んでやったわ。

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『鳥ノ我ガ儘恩知ラズ』

7/24/2023, 11:10:16 AM

 『俺ら、友達だろ?。』そう、お前は笑顔で言う。

違う、違うんだ。辞めろ、辞めてくれ。

お前は死んだ、そうだろう。辞めてくれ。もう、追い討ちをかけないでくれ。

首に冷や汗が垂れる。怖い、怖いんだ。

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意識が覚めた。なんだ、夢じゃないか。

『ア!。やっと起きたか。お前、途中、何でか知らんが気絶したんだぞ?。』

お前は、憎たらしいが、本当に苦しくなるような、大好きな笑顔で言う。

『それより聞いてくれよ。あの人にさ、喋れたんだ。スゴくね?。』

お前は、そう言った。もう、こんな悪夢はごめんだ。

そう言いオレは、返答を返した。

『アア、そうだな。それは、大収穫だ!。』涙が少し、ほんの少し、溢れ落ちた。

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『友情と云う呪いにすがり付くも』


7/23/2023, 10:39:58 AM

『ねえ、此れ。此のままなのは、残りわずかだよ。』そう、目の前の奴が言った。

五月蝿い、五月蝿い。そういう気持ちを顔に表した。

『あはっ、あはははははは!。そうかい、そうかい。君は変な奴だね。』と目の前の奴は腹を抱えて笑いやがった。

『何の用だ?。笑いに来たのか。このオレを。』と不貞腐れたように花壇を見た。

すると奴は、首をふりながら言った。『アー、ウウン。違うよ。見えたから警告しに来ただけ。』

すると此方を見て、笑った。『警告?。この華を?。』とオレが云うと奴は悲しそうに笑った。

『ウウン、君を。哀しさで現実から逃げている、愚かで哀しい鳥にね。』

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『華開けば涙流し』

7/22/2023, 10:47:00 PM

『信じない、信じないぞ。』そう、自分に言い聞かせた。

そもそも、あの人が死ぬなんて想像外なのだ。

自分は力不足だったのだ。

真実が心臓を掻ききる前に、自分は泣く事しかできない。

愚かな鳥への目向けは、誰がやってくれるのだろう。

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笑顔、怒り顔、泣き顔、困り顔。


貴方の事なら何でもご存知ですよ。

だけど、なぜ泣くのかは、本当に、本当にわからない。

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『さようなら、時計の云うとうり』

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