『アア、何時になったら、出れるのかしら。』真っ暗な部屋で一人呟く。
ここは鳥籠。愚かな人が、嘆く場所。せめても、素敵な殿方が迎えに来たらいいのに。
その時、大きな音がした。『ンン?!。まさか殿方がお迎えに?。』そう言っても、事実は違うものである。
其処には、私より、小さな女のコがいたの。
『こんなくっさい処によく居れるわね。イヤイヤ、そんな事よりも誰か一人、持ってかないと。』と、地味に暴言を吐きながら来たのだ。
あのコは、私に指を指し、私を持っていった。
『な、何?』と言うと彼女はこう言った。『一緒に逃げましょ?。』
でも、私はこういってやったわ。『嫌、嫌よ。だってこんな汚いドレスで街に出たら笑われちゃうわ。』
『あなたも女なのねェ。ふーん、良いわ。三十分だけ待ってやるわよ?。』
・・・・腹が立ったから二時間時間、選んでやったわ。
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『鳥ノ我ガ儘恩知ラズ』
7/25/2023, 11:35:25 AM