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8/17/2024, 11:37:37 AM

 成長していない幼心
 漠然とした将来の夢
 責任が伴わない空っぽな自分

 今のままでと未来を思い描いても
 昔の姿で出来上がってしまう
 私が思う今が、他人にとっては昔だから

 私だけ、置いてきぼり


『いつまでも捨てられないもの』

8/17/2024, 12:32:31 AM

 誰にもバレないようにゴミを拾えた日。
 人間らしいことができたと無性に嬉しく思う。

『誇らしさ』

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 ひたひたと一歩ずつ足を進める。
 滑らかな海水の感触が心地よくて、全身で浴びようとさらに歩む。
 海水が腹を覆った時、急に冷たい感覚が全身を襲った。腕をさすると鳥肌が立っていることに気がついた。

 このまま沖まで進んでしまおうか。
 それともやはり引き返すべきか。

 立ち止まって悩んだのはほんの一瞬だった。沖を見れば、暗くて深い色に目を奪われる。あの奥に何が隠されているのか途端に気になって仕方ない。まるで吸い込まれるように足を動かした。
 瞬間。

「何やってんだよ!」

 ドン、という音と後ろからの強い衝撃に前のめりになり、海面へ倒れ込んだ。バシャンと派手な音と水飛沫をあげた俺は、何も構えていなかったため浅瀬にも関わらず溺れかけた。
 もがきながら手足のつく場所まで辿り着いた。俺は四つん這いになりながら息を整える。鼻や耳の穴に海水が入って気持ちが悪い。
 咳き込む俺の背中に、俺を蹴ったその人は容赦なく吠えてきた。

「夢見が悪すぎるだろう! やめろよ! 今日は地元でセンチメンタルジャーニーしているこの私がいるんだ! 場所変えろ! この海で自殺なんてやめろ!!」

 自殺?

 心当たりのない言葉に首を振った。自殺なんて考えてない。ただなんとなく海が見たくて、毎日仕事があるから自由に出かけられるのが夜しかなくて、それで。

「なんだ無自覚か」

 その人はため息をつくと、咳がおさまった俺の腕を掴んで引っ張り上げた。そこでようやくその人の顔を見て驚いた。俺よりも随分若い女性だったからだ。
 女性は俺が立ったことに頷くと、ぐいぐい腕を引っ張った。慣れない浜辺の砂に足を取られて転びそうになると、女性がサッと支えてくれた。

「あの、どこへ」
「とりあえずお腹空いたからあの居酒屋行こう。汚いけど美味いから」

 女性が指差した先には、オレンジ色の提灯に明かりがついている小さな店だった。優しくて温かい雰囲気が、離れたこの場所まで伝わってきて目が緩む。

「あそこなら服も借りられっから」

 ぐいぐいと容赦なく腕を引っ張られる。俺はされるがままに足を動かした。


『夜の海』

8/15/2024, 1:12:54 AM

 風を切ってスイスイ漕いでいく
 肌を撫でる向かい風が時に心地よく時に寒い

 ある日は都会の細い路地の障害物を交わして
 反対にどこまでも広がる草原の中を走る

 険しい崖道を慎重に通ることもあれば
 分厚い雪に覆われた道を掻き分けることもある
 荒波の上を渡ることだってある

 未知なる生物から必死に逃げ切った後
 開放感を味わいながら汗を拭う瞬間が
 きっと堪らなく気持ちいいのだ

 今日も変わらず自転車に乗って
 どこまでも続く旅の道を走っていく
 次はどんな町で誰に出会えるのだろう



『自転車に乗って』
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※ポケモンの話です

8/13/2024, 10:35:26 PM

 どうにも考えすぎな性分で
 あれこれ些細なことが気になりすぎて
 元々ネガティブ思考なのも相まって
 心の健康は保てても疲労ばかり蓄積している
 それは感じていました

 起きていると脳や心を休ませることができないので
 深く長く眠ることで強制リセットしてます


『心の健康』

8/12/2024, 10:51:58 PM

 一定のリズムで体の中心に響く低音
 何層にも音を重ねて目紛しく変わるコード
 心地良く調整を重ねたハーモニー
 天まで貫かんばかりの圧倒的なメロディ

 君の音楽で世界が平和になることはないけど
 君の音楽に出会えた私は幸せを噛み締めている

 どうか君の奏でる音楽が
 争いの火種や道具として使われませんように
 


『君の奏でる音楽』

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