I love、そう呟いたら、あなたは、真っ赤な顔を
隠しきれない小さな手で覆い隠して、その場から
逃げるように、立ち去ってしまった、けど、
その後ろが見たくて、知りたくて、追いかけて、
問い詰めようとしたら、ふと、振り返ってみると
期待の色で染まり上げられて、とても、優越感に
溶かされるように、早く、あなたを抱き締めて、
逃げないように、逃がさないように、そっと、
傷をつけないように、壊れないように、強くも、
抱き締めて、あなたの耳元で囁いた。
"あなたの側でこう、ずっと、していたいです。"
不器用ながらの告白はどうなったかは、
ご自由な解釈で考えて貰えたら嬉しいな。
悲恋でも、成就でも、愛憎でも、無限に考えて、
様々な後日談ストーリーを作って欲しいな。
雨音に包まれて、また、ゆっくりと眠りへと、
落ちていく、いや、睡魔へと吸い込まれるように
此処で寝てはいけないのにも、関わらず、
心地が良くて、安心が出来て、気が緩んでしまう
そういった、場所だから、なのかもしれないが、
ベットで寝ないといけないのに、
また、ソファーで寝落ちしてしまう、
それだけは、回避しなければいけないのに、
やっぱり体は眠くて起き上がることすら面倒に、
なってしまっているのは、ずっと前から分かる。
でも、早く行かないとな、あのフカフカした、
ベットでゆっくりと瞼を落として眠らなくては、
今日という日を終わらせるためにも。
"新しい自分を迎えに行かなければならないから"
そう、思い、ゆっくりと、まだ眠いながらも、
気だるい体をソファーから立ち上がり、
自分の寝室へとフラフラした足取りで歩き、
また、ベットで自分の欲望のために、
目を閉じて、眠りに付き直した。
明日の自分へ繋げるために、今日の自分との、
決別のためにも、忘れなきゃ。眠らなきゃ。
美しい、そう言ってあなたは、私の頬を撫でた。
それは、あなたに、返せる言葉なのに、こんな、
醜い私に対して、そんなにもおこがましい言葉、
それが、怖くなっていたとしても、続けられる、
囁き声、それも、甘ったるい程に最高に脳が、
蕩けてしまいそうで変になっていく私の姿が、
誰の目にも晒されないように、バレないように。
"ずーっとこんなにも可愛いあなたは、
僕の手のひらで踊らせて居てくださいね。"
そして、また、ローディングが始まった。
今度は、変えられるかな?
どうしてこの世界は、私みたいな人を救うの?
そう質問をされて、神様は心底呆れてしまいます
何故ならば、それを言ってしまっら、溢れて、
不都合しか起きかねないからである、としか、
言えないのが現状だからである。
甘く見すぎてはいけないのだと、知らしめる為に
神は一人につき一人付く訳ではなく、
皆で一人の神様に助けて貰っているのだから、
文句なんぞ、受け止めやしないぞという、
精神論で進められるため結局は数が減る。
まぁ、耐える人さえ居れば、良いだけの話。
"どーせ、弱肉強食なんだし?
今の内に人生でも謳歌していれば
良いんじゃないかなー?弱虫さん。"
それは、貴方へのメッセージ?
それとも、貴方への警告?
それとも、貴方への始まりを告げる声?
分からないのであれば、また、会いましょう。
君と歩いた道、それは、まごうことなき、幸せ。
ただそれだけだったのにな、と感じつつも、
今日の参列は忘れずにだらけずに出来ただけで、
花丸満点なのかもしれないと、思いつつ、
線香と参列時に渡す花を添えてあなたの目の前へ
そっと近付き、最後のお別れをした。
あなたは、もう、生きていない。
そう、知らしめられたから。
"今後どうしていけば良いのか分からないよ。"
お先真っ暗って、こんな事を言うんだなと知った
不条理な記念日となってしまったのは、
まだ、分かっていないようで分かってしまった。