手放す勇気、それは、一つの終わりを、いや、
終止符を打つだけに、ある、とある一つの気持ち
そして、新たなる羽ばたきの時とも言える可能性
自分の犯した罪を懺悔する時とも言えるかもね。
それでも、あなたは、私を解放してくれた。
漸く、ここから、出られるけど、遅かったね。
"元々、そんな勇気なかったのに、
タヒんでから解放するなんて、あんたの頭の中は
気でも狂ったのかしら?それとも…"
それは、妄言と被害妄想から出る言葉にしか、
感じられなかった、けど、もういいんだ、
だから、この、この…、呪いを解いてくれよ。
光輝け、暗闇で。そう、言われても、俺には、
その暗闇から脱出もできないのに、
"後悔しか残っていない、俺に、光となれるとは
到底感じられないが、悪魔の仕業なのか、
神の仕業なのかは、もう知らんが、やって、
見た方が、お前達の為になるのなら、やる。"
それでこそ、エラバレシヒトのコよ。
さぁ、早く、私の元へおいでよ、
その瞳、曇らぬ内に、壊れぬ内に、病まぬ内に。
酸素、息を吸った時に入ってくる気体と言えば、
誰でも分かるだろうけど、いつも吸ってるから、
何だ?って話にもなりそうだが実際は少し違う、
酸素を吸いながら、別な気体も同時に吸い込んで
自分達は息をしているのだから、生きている、
それが、真実だが、まだ、それでも、本当の事は
誰も知らない、いや、知り得ない情報が沢山ある
例えば、今の話題の中にある空気の酸素だが、
その中にも邪気が混じって、怨念すらも消し去り
地獄絵図が出来上がってしまっている事を。
"それを綺麗にするのが俺達影の役割なのだ。"
影は、影らしく周りに見られないように、支える
それが、俺達の役目であり、役割である。
今日もあなたの近くにも居るかもね。
記憶の海、それは、誰しもにあるとても、深い、
海であることだけは言えるだろう。
ただ、人によって色も深さも、経験も全て、
異なっていく為に、予測不可能な事が起きても、
珍しくはない場所である。
その本人が迷い込んでも、夢で結局処理される、
ただただ、正夢ではないから、怖いのだ。
何が起きるか分からないからこそ、迷い込むのは
一番の危険を招きかねないという、事実に。
ただ、今だけは、言えるだろう。
"お前にとっての迷い込みが幸運か不幸か、
どちらかを決めるのは結局自分次第なのだから。"
それは、まだ、始まっていないゲームのお話。
もう少しで、始まる前日譚であったようだ。
遅いのにな、とっくに、Endなのにね?
ただ君だけ、それだけが欲しくて欲しくて、
堪らないのに、あなたは、私の元へ来てくれない
それがあるからこそ、また、興奮してしまう、
あなたの隣に立てるような人物になるために、
私は、努力を惜しませんから、お願いです。
"無理なんて、言わないで。愛させてよ。"
それでも良いから、私を拒絶しないでおくれよ。