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雨音に包まれて、また、ゆっくりと眠りへと、

落ちていく、いや、睡魔へと吸い込まれるように

此処で寝てはいけないのにも、関わらず、

心地が良くて、安心が出来て、気が緩んでしまう

そういった、場所だから、なのかもしれないが、

ベットで寝ないといけないのに、

また、ソファーで寝落ちしてしまう、

それだけは、回避しなければいけないのに、

やっぱり体は眠くて起き上がることすら面倒に、

なってしまっているのは、ずっと前から分かる。

でも、早く行かないとな、あのフカフカした、

ベットでゆっくりと瞼を落として眠らなくては、

今日という日を終わらせるためにも。






"新しい自分を迎えに行かなければならないから"






そう、思い、ゆっくりと、まだ眠いながらも、

気だるい体をソファーから立ち上がり、

自分の寝室へとフラフラした足取りで歩き、

また、ベットで自分の欲望のために、

目を閉じて、眠りに付き直した。

明日の自分へ繋げるために、今日の自分との、

決別のためにも、忘れなきゃ。眠らなきゃ。

6/11/2025, 12:57:30 PM