LINEというのは便利ですよね
僕もかなり愛用してます…!
今回はLINEの開けない女性のお話…
ブーッブー… マナーモードの振動で目の中に
光が入ってくる…昨日の記憶が曖昧だ
花子と酒屋で飲んでいたら男性に声を掛けられて一緒に飲んだ所まで覚えてはいる…
ものすごく怖い、ふとスマホを覗いてみると
勇成
<淀見ちゃん!! 昨日はありがとうね😆
めっちゃ楽しかった、今度2人で飲も!!>
身の毛がよだつもしかして…と思い
LINEを開こうとすると…開けない
返事をしようにも返事が出来ない…
朝ご飯を食べようと思いベッドから起きると
かなり濡れている…なんなら私は素っ裸だ
ゴムのようなものと 異様的な匂いもした
私…本当にやらかした? 予想が的中するかの如くLINEが来た
花子
<淀見!!昨日大丈夫?🧐ベッタベタになってから勇成君にお持ち帰りされてたげど…>
かなり怖いなんなら死にたい…
私の初をヤリチンに取られたの?
うそ…嘘!! 初めては山田孝之って決めてたのにこんなに屈辱的なことは無い
と共にかなりの高揚感に襲われた
この感覚…予想では昨日媚薬を盛られたのだろう体が火照っていて股がムズムズする
好奇心に抗えず触ってみると思わず
声が出てしまった まだ残っているということは 事後から時間は経っていないはず
LINEが開けない今の状況はかなり怖い…
なぜ犯されたのか、それが一番の疑問だ
聞きたいが聞けない…が私が一夜限りの
関係を築いたということが信じられない
勇成
<今からそっち行っていい?😄返事なかったら勝手にイキマ〜す>
怖い…怖い怖い
昨日やり散らかした男と会う!?
きっついですね…また襲われるかも
しれないそうなるとものすごく怖い
…と想像を膨らましていると
ピーンポン… 恐る恐る出てみたら
そこには長身で短髪の金 焼けた肌がよく似合った イケメンが立っていた
淀「こんにちわ…」
勇「あ~淀見ちゃん? かわいいね
これで昨日はあんな積極的だったのね…」
淀「すみません… 私何も覚えてなくて」
勇「それで良いのよ! てことはシラフで
初めてだ」
淀「え…あ、はい…」
その後かなりの時間突かれた…
股のムズムズが刺激され何度も吹く
クジラにされていた
リビングはビッチョビチョで勇成君の愛は
最高潮でやったまま気を失ってしまっていた
気を失う直前黒い影のようなものが映り
違和感を感じたがそんなものが気にならない程に気持ち良かった
都内某日 午前2時ごろ
淀見 花加さん(27)の変死体が発見され…
死体自体は裸で男性と自分自身の愛液が全身に掛かっていて陰部及び乳房が固まった状態で発見されました… DNA鑑定の結果は…
確定されませんでした警察は複数犯の可能性も視野に入れており〜…
勇成
「色ボケ女が年下のフリしたらすぐ落とせた 人間ってのは面白いよな 前日はギリギリまで飲ませて別れる直前に媚薬を盛り
それっぽい言葉を並べておくればその気になる、欲望に素直なのはいいが 強欲すぎると 良くないんだよな、」
何気ない時に側に居てくれる存在頼もしいですよね…私にも近くにその様な友人が居ます
今回は寄り添う側のお婆ちゃんと
寄り添われる側の老猫の物語…
ニャ~オ ニャ~オ「おや、またかいあんたも暇だね」雲一つ無い快晴のある日私がね散歩をしていたらカラスに突かれている猫を見つけたんだよ…まだ若かったね幼いとも言えない…
老いてるとも言えない猫が傷だらけで倒れていたんだよ…私はそれを見つけるや否や
すぐに家に持ち帰ったよね…その時は
何か御恩があるかな?なんて思いながら心を
躍動させていたよまぁ元気になって病院にも連れて行ったよでもこの子には逞しく育って欲しいと思って野良に帰したんだよ
最初はね中々離れてくれなくてねでもある日
餌を持って来たんだよそれもこれ程に大きいのをそれから時々私が居る茶の間に顔を出すようになってさ雨の日は体を拭いたりして
それで今に至るんだよ
ある日から顔を出さなくなってね寂しかったよあの時は居ると喧しいけど居ないと妙に
静かで私は静かなのが嫌だからねテレビを点けていたんだよ、そしたら速報で学校に爆破予告が届いたんだそう爆心地は校庭らしくてねかなり近かったのよだからねあの子は大丈夫かな?なんて思いながら見てたんだけど
その次の週で顔を出して来てね
子供3人と嫁さんも連れてるのよいっちょ前になっちゃってさその時思わず泣いちゃって
前まであんなに青臭かったのに成長が速いね
頑張ってほしいよ
青い草木が枯れ始めた日にまた顔を出してね
その時は顔がぐちゃぐちゃで涙ぐんでたよ
どうやら嫁さんと離れたんだってさ
子供もあっちに持って行かれたんだって
独り身は寂しいからねその日は1日中話を
聞いたよ酷く悲しい出来事だったけどまぁ
成長の糧となるなら良いんじゃないかな?
赤い草木が落ちて雪が積もりだした日に
私認知症になっちゃってさ重度で来年まで
記憶が残るか分からないんだってさ
それを聞きつけたかの様にまた顔を出しにきてさ今日はどんな出来事があったんだい?
そう聞くとねあの子泣きながら語ってくれたのよ 「婆ちゃん今日はさ久々に子供達に会ってきたよ…婆ちゃんが知らないうちに俺成長してるよ!」そう言ってくれてありがたかったねその日はあの子に確か「大晦日はここで過ごしな」なんてこと言ったかな
雪がすっかり溶けて桃色の花が咲いている
時期に顔を出しにいったよね…
婆ちゃんは僕の事すっかり忘れちゃってさ
僕を家から追い出そうとするんだもん
今は桜が咲く時期なのに婆ちゃんの記憶は
紅葉みたいに散って行ってるよね
僕寂しいよ大晦日はあんなに覚えててくれたのに今じゃ僕の顔すら覚えて無いんだから
毎回追い出そうとするもんだから毎度毎度
自己紹介をして新しい関係を作ってたっけな
婆ちゃんは何か猫?の事を喋ってくれて
多分僕のことなんだろうけど物事しか覚えて無くてでも僕が泣いていたら近くに居てくれるのは変わらなかった夏にまた来るね…
婆ちゃん!!婆ちゃん!! 「おや、またかいあんた暇だね〜」雲一つ無い晴天の日に僕と…
婆ちゃんは出会った僕は当時10くらいで家が燃えて弟も親も死んだ家なき子だったでもさ
助けてくれたよねあの落ち着いた顔は今でも忘れられないや今日は婆ちゃんの告別式だよ
参列者は僕と元嫁たちしかいないけど
もの凄く晴れているから良く街の風景が見えると思うよ高速道路は渋滞中かな?
バイオリンの音も聞こえるかも近くで弾いてるから僕は成長しているよ
婆ちゃんは世界一寄り添い方を知っていて
囲碁が上手くて大好きだっただからこそ
この御恩は墓まで持っていくよ婆ちゃん…
良い終わり方それは一般的に求められている幕の閉じ方だろう私もバッドエンドより
ハッピーな方が好きだッとその話は置いとき
今回は一つの指輪に振り回される少年の物語
ガァ~ガァ~ガァ~
赤い光が照りつけ反対側には星が広がって…
そんな夕焼け空を眺めながら僕は学校から
帰っていた学校の近くには高速道路が通っており校門を出てすぐそこをくぐる事になる
僕の家は高速をくぐり狭い坂道に出て突き当りまで行くと僕の家だかなり大きいがそんなに好んではいない無機物のようで少し…いや
かなり不気味だ狭い道というのも相まって
余計不気味に見える玄関に入るとバイオリンの音が響く弟が弾いているのだろう…
親もかなりの熱曲家でコンクールにも出て
自慢の家族だだが僕はかなりの音痴
リズム感無し音感無し歌なんか歌わせたら皆失神しちゃうよまるでジャイアンだ
そんな事を思いながら弟の本棚に手をかけた
偶々取れた本「幸福を掴む46の定理!!」
胡散臭い…と言うかあいつもこういうの読むんだなと意外が勝っていた好奇心で開いてみると「1の定理 自分を弱く見せるべし!!」
胡散臭え〜と思いつつも次へ次へと見てしまい気付けば最後のページになっていた
「47の定理 次のページの袋とじを開くべし!」興味本位で次のページを覗いてみた
「禁断の定理!!」ワクワクした気持ちでその袋とじを開いてみると乱雑に一つの指輪が
貼ってあった「48の定理 この指輪を着けるべし」以前とは違いビックリマークは無く
何故か信頼しようと思ったその指輪を着けて
今日は寝てみることに……
その夜早速効果が放火魔がこの住宅街に現れ
ボヤを起こしたらしいその家は僕と同じ名前の草間という家族だった僕は偶然だろ…
と思いつつも信用し始めていた……
昨日俺の家が燃えた…生き残ったのは僕と弟だけ…母と父は避難には成功したが黒煙を吸い込み過ぎたようで今朝同時に息を引き取った僕たちは途方に暮れつつも新しい住生先を
探さなければと言う使命感にかられていた…
今日は何だかツイてるなそう思いながら
鼻歌を歌っていたらドスッ鈍い音がした
後ろを振り返ると僕の友人の柴山君が
ブロック石の下敷きとなっていた
頭から流血をしていてあり得ない形に
変形している…僕は教師を呼び柴山君は
救急車で運ばれた……
さっきさ…俺の息子が亡くなったんだ…
学校から連絡入ってさ頭蓋骨粉砕骨折だってさ…それ以外の損傷は無し…こんな事ってあるかよ今までの思い出は?これまで紡いで来た時間はたった一個の固形物で無駄にされたのか?そんな事…あってたまるかよ…
柴山君が心配でたまらない大丈夫なのだろうか…一命はとりとめたのだろうかそんな不安を胸に学校生活を送っていた…
そこに一本の電話が[今日午後1時27分南が丘花須田町中学校を爆破する…]
僕らの中学校に爆破予告が来た今は20分七分で全校生徒の避難は完了するのかと言う事を疑問視する生徒も居たが速やかに校庭に避難するよう指示が出た僕はその時大便をカマしていて避難できるような状況では無かった
僕はここで死ぬのかそう肝を座らせ最後の
大便タイムを優雅に過ごしていたその時だ
なんと表せば良いか分からない凄く大きな音が鳴り響き校庭に穴が空いていた
一年生が全員吹き飛び穴の周りには肉片が転がっている僕はトイレの窓から除き唖然とした
速報です先ほど南が丘花須田町中学校の校庭が爆破されました教員関係者によると被害は大きく一年生全員と2年生少数が犠牲となりました教頭等は会見の見越しを立てている模様ですニュース速報を終わります…チイカワ!!
怖い凄く怖い僕はこの一件の騒動で何も被害を受けていない…僕は指輪を着けているのも怖いがそれ以前に外すのが怖いこれを外したら僕の身にどの様な不幸が降りかかるか…
分からない死ぬ以上に恐ろしい事が起きるかもしれないそんな恐怖を胸にしたまま放課後になり僕は決心した… この指輪を海に捨てようそうしたら誰も拾わない誰も着けれなくなると思い咄嗟に海に向かった
電車を何本も乗り継ぎやっとついた津軽港
かなり時間が掛かったがこれで怯えなくて済むそう思い指輪を外し海に投げ入れた
次の瞬間僕は防波堤を乗り越えてきた船に轢かれ真っ二つの状態で死んだ…
またハズレかぁっとすいません
素かが出てきてしまいました…
いやぁ良いですよねお祭りそれに因んで
今回は祭りを愛した不思議な不思議な
少年の物語
ドォ~ンドンドドカカッ
街中に響く太鼓の音僕は松江伊祭宴17歳
自分で言うのもあれだが僕は楽器をひくのが得意だ 特に打楽器僕は今回祭りの演奏会の
ソロ担当この後の演奏だとうつつを抜かしているとあっという間に時間が過ぎ僕の番に
仲間たちの見るやいなや頑張れよそんな言葉が飛び交った狐の仮面を被り重苦しい着物
おおよそ30mのある帯を腰に巻き演奏した
ドンドドンカッカッドォン「よぉ~!!!」そう叫ぶと
強く風が吹き演奏を始めた僕以外の音が一切無い失敗したら赤っ恥だだけど
追い込まれてる時ほど太鼓の音は激しく
勇ましく鳴り響く僕の長髪の髪が靡き
法螺貝の音が響いた合図だ最後の音…
ドォンカカッ 演奏が終わり面を外し周りを見ると
季節外れの紅葉と狐の化け物の様な密集体
僕は腰を抜かし逃げたそこには人間なんて
どこにもおらず狐達が祭りを開いている
僕はそのままの衣装で逃げたので体が重い
そう思ってる内に黒い狐の面をつけてる輩が出てきたそれを見るなり周りの狐は
邪道下道など辛辣な言葉を言い放った
僕は「そんな事言うんちゃうぞ!!」
そう言ったら顔の一部が黒くなり周りの狐は離れていった何だよビビるんだったら
わざわざ言うなよ…そう思った
なんか食えるもん無いかな〜ウロチョロして物を探していると[人肉から揚げ][燕の蒸焼]
イカれた言葉が目に入った
僕はこの時点で気付いた不思議な世界に迷い込んだとそう気づく頃には駄目だった
顔は真っ黒になり青い筋が入り狐たちから
罵倒の数々これ以上は覚えていない
一つ分かるのはここから出られないそれだけ
ふ…ふふっやぁっと気づいてくれたね
おいおい無視すんじゃぁないよ
いっぺんこの太鼓を叩いてごらん怪しか無い
魅了しちまうよ♡この括れた影
[お祭り]
僕が友達だと思っていても
他の人は煙たがってるかも知れない
今回はそんな人間不信な少女の物語…
7月31日
夏休み真っ盛り私は今日も大きな大きな
ため息をつく「ハァァァ」音にならない息
それは朝日と共に私に照りつけてくる…
今日は友達と…いや同級生と海に行く予定がある楽しみにはしているが嫌がられないか
心配だ朝御飯を食べて水着を持ち
母親に現地まで送ってもらう
「A娘ちゃん!!!!久し振り〜元気にしてた?」
甲高い美声とスタイルの良い女性が
近づいて来るきっと清ちゃんだろう
「清!!!!久し振り~どう?課題の調子は!!」
生々しい汚声が響く…私は胸も無いし
顔は大きい…嫌な人生だホントにホントに…
不愉快だ
清ちゃんと泳いでいるとお肉の匂いがする
良い匂い清ちゃんのお父さんがお肉を焼いてくれていたようで少々小腹が空いていたからら丁度良い2~3枚食べて清ちゃんと海に戻ったその時は何も知らなかった
私は前を泳いでいて後ろでバシャバシャ聞こえる清ちゃんの笑い声も…
ふと後ろを振り返ると清ちゃんの姿はなかった それ以外の人達の姿も
あるのは怒り果てたライフセーバーさんと
遊泳禁止の看板だった私は何をしていたのだろう…さっきまで楽しく泳いでいた筈なのに
今は絶望と恐怖が押し寄せてくる
足を引っ張られる感覚…嫌な感じがした
「ハハッ…アハハハハAコチャン♡アソボアソボウヨ♪」
そこには変わり果てた清ちゃんの姿…
目玉はくり抜かれ真っ青な肌シワシワの顔
それはまるで友情に取り憑かれた化け物だった… その時ライフセーバーさんが救けてくれた「そこの女の子大丈夫かい!!?」
清ちゃんは奇声をあげている
「ねぇなんで!!?なんでそっちに行くの!!!!?私が嫌い?私はこんなにもあなたが大好きなのに…」それは先程の遊びに誘う片言な言葉ではなく流暢な日本語だった
8月1日
学校に行くと皆が心配してくれた
でもそこには清ちゃんの名簿も席も無かった
置かれてたのは一輪の鈴蘭だけ
私は友情という言葉が嫌いだ…
友情