弥梓

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4/19/2026, 6:05:24 PM

『もしも未来を見れるなら』

※BL 二次創作

「未来なんか知らない方が楽しいじゃないか」
「お前はそう言うと思ったぜ」
「でも、君が未来でも常に僕の隣にいるかだけは知りたいな」
「もし、隣にいなかったらどうするんだよ」
「もちろん! 君を縛り上げて、物理的に僕から離れられないようにする!」
「人畜無害な顔してんのに、お前は発想がいかれてるよな」
「そうかな? 愛ゆえにだよ。それだけきみへの愛が深いってことじゃないか。そういう君こそ、もし僕が隣にいなかったらどうする?」
「どうもしねえよ。離れたもん無理矢理引き戻しても仕方ねえだろ」
「君は前科持ちの犯罪者なのに、わりと常識的なこと言うよな」
「捕まってねえから前科はねえ」
「そこはどうでもいいだろ。そんなことより、もっと愛ある回答にやり直しを要求する!」
「犯罪歴は普通どうでもよくねぇんだよ。ったく、なら、お前を殺して心中でもして一緒に地獄に堕ちる、とでも言えば満足か?」
「そうそう! いい感じだ」
「よくねぇだろ」
「確かに、きみが死ぬのはよくないなぁ。よし、それじゃあ、君は僕を殺して、殺した僕のこと一生想って生きてくれ。僕は地獄で君のこと待ってるから」
「お前から離れる気も、お前を離す気もそもそもないから、そんな未来は来ねぇよ」
「僕だって同じだ。ふふ、今のはものすごく愛が深い感じがしたな」

4/19/2026, 7:07:21 AM

『無色の世界』

こんなにも世界は美しく彩られていると、あなたと出会って知った。
あなたがいないと途端に世界は色を失ってしまう。

4/17/2026, 5:27:25 PM

『桜散る』

※二次創作  死んだ先輩男のことを思う後輩男


冬の寒さを耐え抜き、つい先週やっと開花したと思った薄ピンクの花は、仕事に忙殺されている間に満開の時期は終わっていた。
春の生暖かい強い風に吹かれてあっという間に散っていく。
ピンク色の絨毯を敷き詰めた道路の上を歩いていると、いやでも思い出してしまう。
この花が舞い散る夕暮れ、あいつと出会ったあの日のことを。
肌身離さず持ち歩いている銀色の一枚のコインは、新聞一つ買えないほどの貨幣価値しかないが、俺にとっては何にも変え難いあいつとの想い出の品だ。
あいつは何も残さず逝ってしまった。
このコインだけが、唯一の形見の品になってしまった。
桜のように綺麗に咲いて、あっという間に散ってしまった。もっと一緒にいたかった。もっとたくさんのことを教えて欲しかった。その気持ちは捨てきれないけど、あいつは短くても、その人生を生き抜いたんだ。
それにあいつが俺に残したものは目に見えるものだけじゃない。
だから俺も、あいつに恥じないよう生きなくちゃいけないんだ。
どんなに苦しくても寂しくてもつらくても。

4/14/2026, 11:11:09 AM

『神様へ』

※BL 二次創作


神に祈ったことはない。
それでも、もし、祈りが必ず聞き入れられると言うのであれば、あいつを返してくれ。
それだけが望みだ。

4/13/2026, 10:10:54 AM

『快晴』

※百合

真っ青な空には太陽がひとつポツンと浮かんでいる。
一人ぼっちで寂しくはないのかな。
そう言ったあなたがあまりに寂しげで、私はつい抱きしめてしまった。
私にはあなたがいるもんね。
そう言って腕の中で微笑むあなたは、相変わらず寂しそうで、私ではあなたの寂しさを埋められないことを突きつけられる。
はやく梅雨になればいいのに。
あの眩しい太陽は、あなたの好きだった人によく似ている。
太陽を見上げるたびに、あなたはあの人を思い出して胸を痛めて、それ見て私も勝手に傷ついてしまう。

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