お題:好き嫌い
好き嫌い、という言葉がある。
好き、という言葉に関してはまぁ、特に思うことはない。
一方で、嫌いという言い方は、その対象を突き放すような冷たさをはらんでいるように思う。決して理解し合うことはないような、受け入れることはないような、近寄ることはないような、そんな壁のようなものが間にある言葉ではないかと思う。
だから自分は、何かの好みについてなど話す時には、好きなもの、という言い方はするが、その対義語代わりには基本的に、「苦手なもの」という言い方を好んで使っている。
ただ、例外はある。
虫などのどうしても好きになれない生き物に対してだ。「ご」から始まって「り」でおわる名前を呼ぶだけでゾゾーッとするアイツとか、何度も何度もしぶとく家の周りに巣を作って群れをなす憎たらしい蜂とか、夏にセミファイナルでこちらを驚かせてきたり、大声で鳴きわめいてきて耳に五月蝿い蝉とか、足がたくさんあって殺虫剤をかけるとその足がばらばらにもげて苦しんで死んでいく姿もちょっと不気味に感じるゲジゲジとか、洗濯物についてくるとどう取り外したものか思い悩むカメムシとか、部屋の中にしれっと入ってきてカサカサ動き回ったり巣を作ったりする蜘蛛とか……他にもハクビシンとかネズミとかコウモリとか蛇とか……もうとにかく色々……色々……。
彼らもただこちらと同じようにこの世に生を受け、ただ普通に生きているだけなのは重々承知しているけれど、もう生理的に無理なのだ。
自分の暮らす地域はどちらかといえば田舎にあたり、こういう生理的に無理な生き物たちがあちらこちらを闊歩(?)しているので、本当にしんどい。もし自分がお金持ちなら、虫やこういう生き物を撃退するのが得意な人を雇いたいくらいには嫌いである……。
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執筆時間…20分くらい
お題:街
行き交う人々を横目に
僕はカフェで本を読む
時折窓の外を眺めたり
冷えた珈琲を飲んだり
ゆるりと過ごしている
皆誰もが急ぎ足の街で
ここは時の流れが遅い
忙しない日常の喧騒と
壁一つ隔て距離を置き
僕は僕を取り戻すべく
静かな時間を堪能する
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執筆時間…15分くらい?
【ひとりごと】
全部同じ文字数で、詩になるように…と試行錯誤した。
別に、縦読みしても何の言葉になる訳でもないけれども。
そう考えると、『劇場版TRICK(1)』の「あいして います たからは いらない」と「あいたい いまから しすらな て はい」は本当に秀逸だよなぁとしみじみ思う。
お題:やりたいこと
・旅行
・ヒトカラ(半年以上、ほとんどまともにできていない)
・もふもふな生き物とのふれあい(犬とか触りたい……)
・断捨離(いつもやりたいと思うけど、なかなかうまくできない…)
・ライブ参戦(コロナ禍以降、コロナや流行病の感染が怖くて全然行けずにいる…)
・友達との通話や外出(社会人って忙しいよね…日程が合わない…)
・書きかけの小説の続きを書くこと(昔から大量に書きかけ作品を溜めているので、これは永遠に終わらない気がしてきた…完結させるって難しいよなぁ…)
・投稿(最近全然できていない…)
・読書感想ノートの記入(ここ半年くらいまともに書けていない…)
・ピアノの演奏もとい練習(すごくやりたいけどタイミングがなかなかなくてなぁ…)
・新聞スクラップブック作り(ここ数年まともにできてない…関心のあるニュースがどんどん流れていってしまう……)
・寄席見学(これは結構前から行ってみたいけどなかなか実現できずにいる)
・ストリップショー見学(これも寄席見学と同じくらい昔から憧れているけど実現できずにいる。勇気が出ない……!)
・ゲーム(世間的には大分前の作品なのかな? ペルソナ5や、最近のポケモンが気になるけど、そもそもハードを持っていない…)
・ボードゲーム(でもさ…社会人になってから+コロナ禍になってからは、ボードゲームができるほど友人大勢で集まることってなかなかできないんだよ…悲しみ……。せめてウノとかトランプとかでもいいからやりたい…)
・占い(簡単にできるカードを持っていてたまにやっているけど、本格的なタロットとかできるようになれたらいいよなぁと思う)
・マッサージ(されたい)
・読書(漫画も小説もひたすら大量に読みふけりたい。特に今はたくさん漫画が読みたくてたまらない)
・映画鑑賞
・ドラマDVD視聴(映画『ラストマイル』に備えて、そろそろ『MIU404』や『アンナチュラル』を観直したい)
・小説や脚本、俳句や短歌、詩などの書き方の勉強(公募ガイドや有名作家の創作指南本は持っているし読んでいるけど、きちんと手ほどきを受けてみたい欲が……!)
・深い睡眠(心ゆくまで惰眠を貪りたい。最近眠りが浅くて疲れがあまり取れていない)
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執筆時間…20〜30分?
やりたいことって次から次へと沢山浮かぶなぁ…
もしかしたら、また後で加筆しに来るかも。
お題:朝日の温もり
目が覚めて窓を開け、雨戸を開けた時の朝日の眩しさが正直なところ、割と身に堪える今日この頃だ。
まっ暗闇の室内に差し込む一条の光の破壊力たるや、筆舌に尽くしがたいものがある。まるで気分はバンパイアだ。
ああ、朝が来た。仕事が待っている……やるべきことが山積している……。
恥ずかしい話だが、顔を洗うのも、服を着るのも、朝ご飯を食べるのも、歯磨きをするのも、出勤をするのも、昼ご飯を食べるのも、帰宅するのも、お風呂に入るのも、夕ご飯を食べるのも、何もかも億劫に感じることがある。
多分、読書と、音楽を聴くのと、映画を観るのと、歌うのと、ピアノを弾くのと、感想とか日記みたいなのを書くのと、小説を書くのと、寝るのは億劫じゃない。好きだからだ。
なんかこう、面倒なことは魔法でちゃちゃっと全て終わらないかな?? みたいに、現実逃避気味な妄想を繰り広げたことは、一度や二度ではない。
余談だけれど、朝日の眩しさはしんどいけれど、朝日の温もりによって暖められた布団は存外嫌いではない。但し暑い日を除く。
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執筆時間…10分くらい?
お題:岐路
人生には幾つもの分岐点がある、とよく言われている。
でも、実際のところ、それに気づくのは得てして、道を歩きに歩いて何かの気付きを得たその瞬間だと思う。
「今思えばあの時のあの判断が今この時に繋がっていたな」とか、「あの時こうしなければ、こうはならなかったのに」などと振り返る時に初めて、そこに岐路があったのだ、とはたと気づかされることが自分の場合は多い。
不審者に幾度となく遭遇したことで、異性そのものが気持ち悪く感じられるようになったこと。
大切な人がいなくなった際に「魔女」にかけられた呪いのせいで、人を信じるのが少し難しくなったこと。
大切な人がいなくなったことで、心にぽっかり空洞ができたこと。
ピアノを弾き続けることをやめて、音楽の道が途絶えたこと。
進学先を特殊な方向に決めたことによって、その後の人生の幅が狭まったこと。
就職に際し、あまりイメージが湧かず推薦で進める楽な道を選び、その結果自分には致命的に向かないと気づかされて打ちのめされたこと。
数えだせばきりがない。
振り返って自分に通知表のような形で総合的な結果をまとめて返すのは、多分亡くなる頃になるのだろう。
まだこの先の人生に岐路はあるのだろうか。
もしもまだあるのなら、生き終えた後で、この道を選んで良かったと胸を張れるような道を一つでも歩んでいけたらいい。
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執筆時間…7分