Y隊員

Open App
3/30/2026, 10:51:01 AM

「何気ないふり」

修正テープケースが目に留まる。
キャラものにしてはちょっと違うがキャラだ。
気になって仕方ない。
好きなジャンルだからだ。
鳥獣人物戯画 それも少し捻りが効いている。
月で餅焼くうさぎのところに透明なヘルメットを被ったカエルが宇宙遊泳で降りて行く所だ。
他にもリフレクターが土偶で栞が埴輪ってなんだ?

「何か用?」
彼女は疑わしそうに僕を見ていた。
「ご、ごめん」
あまりに壺にハマって凝視していたらしい。
「これが気になるの?」
ボールペンまで埴輪が…ついているのを見せてくれる。
「う」
彼女はニヤッとする。

「ねぇ、こういうのが好き?」
周りが僕らしかいない空気になる。
透明な膜があるみたいだ。
「うん。好きだよ。僕達がいない世界での出来事がわかるじゃないか。それこそこの足の下の地面の奥底に文明の跡とかあるかもしれない。誰かわからないけどいたんだってすご‥いと思う……」
しまった。僕は興味に前のめりだ。彼女は話した事などない遠い人だったのに。

「あら、私も好きなの。良ければコレクション見る?」
意外な反応に驚く。
「引かないでね。帰りは予定ある?」
「ない!」
断言した。

ザワザワとした空気が戻ってきた。
誰もいまの事見ていないのか?疑問。

白昼夢かもしれない。
講義が終わり、帰ろうとカバンを肩にかける。

「約束忘れたのかしら?」
大学の門を出ようとしたら後ろから声をかけられる。
「えっ?えー!」
夢じゃなかったのか。

「行くわよ」
なかなか強引だ。嫌いじゃない。うん。土偶のためだ。

彼女は何か確かめるように僕を見ると、口元に緩い笑みを浮かべた。

神社の境内にくる。
夕方の神社は怖い。違う世界と繋がっていると僕は信じている。

「これがあった時代に行きたい?」
「えっ?そうだな。ここから想像するのも楽しいよ」
「は?」
彼女の態度が一変する。怖い。失敗したかのような表情で僕を睨む。

「まぁ、いいわ。試験は半々だから。」
指をパチンと鳴らす。

銀色のカプセルみたいなものが現れた。
「乗って」
押し込まれる。広いな。

「時空警察のスカウト試験合格未満だけど、人手不足なので大丈夫でしょう。目つけてたから、好きそうなもの満載して側でウロウロしてたの。何気なくって難しいのよ。変な人扱いされて。」

勝手にスカウトしてさらうように時空警察は人手不足を補っていた。
僕は慣れない乗り物?に気を失った。


3/29/2026, 11:27:18 AM

ハッピーエンド

グラグラと目の前の空間が揺れている。

「えっ?」

すれ違う人はスタスタ歩いていて私の危機には気がついていない。と、いうか見えていないみたい。

「揺れてる。何?」
辺りを見回す。
「ズレてる」

あそこは駅ビルだけど稲妻に打たれたみたいに空間がずれて隙間から違うものが見える。
「キモ」

ドクンと心臓がはねた気がした。
「ここはどこ?」

戻りたい。泣きたい気分だ。
電車も乗れなかった。
また面接ダメになった。

空間の境目にでもいるのか、揺れずにフワッとしている。地面どこ?

半泣きでビジネスバックのショルダーを握り締める。
掴まるところがこれしかない。何も役に立たないが
気持ちを集めることは出来た。

「お嬢さん。お手をどうぞ」
見た事ない制服みたいな銀色のジャンプスーツを着た男性が手を差し出しながら声をかけて来た。優しい口調。
「誰?ここはどこ?」
ビジネスバックを抱きしめて、いつでも殴って逃げる準備をする。

「勇ましいね。変な歪みがあるから来てみたら。」
手を引っ込めて、苦笑いしている。
「私、面接に遅れているの。もう、仕事がないのに!」
思わず睨んでいた。

「仕事?あぁ、そういう事?」
ニヤリと笑うと手首の時計みたいなものに触る。
3D画面みたいなものが浮いて来た。

「ようこそ時空警察へ。応募ありがとう。採用。行こうか?職場案内する。」

応募?これは夢?

「面接は今終わったから、研修行くから。早く」
動くのを辛抱強く待っている。
「仕事、決まったんだから、喜んでくれると嬉しいな」
ニコニコしている。

就職決まったらしい。



3/28/2026, 12:06:41 PM

見つめられると

① 私がやりました 
  強面の刑事にジーって見られても話さない
  イケメンもね 顔だけじゃん
  人情刑事 グラリ あぶな
  証拠と言い逃れを許さない実力者 詰んだ 
② 遠慮します
  生理的に無理
  正視が出来ません 尊すぎ 覗き見なら
③ どうしよう?
  好き!
  言う事聞いちゃう
④ 鏡
  うん 自分か 
  合わせ鏡はやめて 連れて行かれる

ネタが動かん


  
  

3/27/2026, 10:32:20 PM

My heart

僕はその質問が、目の前の僕の好みに造りあげた人型機械が言っているとは信じられなかった。

「待機」
そう命令すれば黙った。

「えっと、今何を言ったんだ?あいつ」
混乱する頭を整理する事にした。

「マスター。私の心はこの電池なのでしようか?」
「私は景色が美しいと感動出来ますか?」
「生き物の体温を温度を測る事以外で感じてヌクモリというものをわかりますか?」

プロトコルに何か誤りがあったか?
昨日までは何も変わった事はなかったよな。

僕はプロトコルを思い浮かべた。

感情は必要ないはずだし、プログラム学習しても人間にはそういう物があるとしか理解してないはずだ。
深層学習で感情の種類は理解したはず。でも、心のありかは人間だって場所は特定していない。

僕はそんなもの信じない。景色も温もりも。
まさか知りたい欲求か?機械が必要性を求めた?

否定することは簡単だ。
僕が心なんていらないと思っているから。

機械が欲しがるものなのか?
僕のいらない物を。
身体すら手放し、脳だけを残し、このボックスの中にいる。
あいつは僕の代わりに対外作業をさせる為に作った。

行動履歴を辿る。
これか。なぜ交際を。

僕が出来なかった事だ。
そこまで代わりにしろとは命令していない。
そんな事望んでいない。
僕はこの感情をどこで感じているんだろう?
心は捨てたんだ。





3/26/2026, 2:01:33 PM

「ないものねだり」

手に入らないものをねだっているなら
それはなんだろう?

物はタイミングで手に入るかもしれない。
高価な物も稀少品も。いつか諦めなければ。
そのうち求める事に飽きるかもしれないし。

与えられないもの?
与えれば与えられるは嘘だ。
迷惑千万かもしれない。気がつかなければいいが。

欲しくても手を伸ばしても手には届かないもの。
何もしてないわけじゃない。
それはわがままな望みか?
わがままは許されないか。

だからないものねだり?

頑張っても無駄なのか?
誰もいない世界は寂しいな。
ここは私しかいない世界。

Next