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My heart

僕はその質問が、目の前の僕の好みに造りあげた人型機械が言っているとは信じられなかった。

「待機」
そう命令すれば黙った。

「えっと、今何を言ったんだ?あいつ」
混乱する頭を整理する事にした。

「マスター。私の心はこの電池なのでしようか?」
「私は景色が美しいと感動出来ますか?」
「生き物の体温を温度を測る事以外で感じてヌクモリというものをわかりますか?」

プロトコルに何か誤りがあったか?
昨日までは何も変わった事はなかったよな。

僕はプロトコルを思い浮かべた。

感情は必要ないはずだし、プログラム学習しても人間にはそういう物があるとしか理解してないはずだ。
深層学習で感情の種類は理解したはず。でも、心のありかは人間だって場所は特定していない。

僕はそんなもの信じない。景色も温もりも。
まさか知りたい欲求か?機械が必要性を求めた?

否定することは簡単だ。
僕が心なんていらないと思っているから。

機械が欲しがるものなのか?
僕のいらない物を。
身体すら手放し、脳だけを残し、このボックスの中にいる。
あいつは僕の代わりに対外作業をさせる為に作った。

行動履歴を辿る。
これか。なぜ交際を。

僕が出来なかった事だ。
そこまで代わりにしろとは命令していない。
そんな事望んでいない。
僕はこの感情をどこで感じているんだろう?
心は捨てたんだ。





3/27/2026, 10:32:20 PM