佐原369

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5/9/2026, 5:54:56 PM

マカロン。

著作.佐原言葉


〜That shop is a well-known sweets shop in town. Its name, Dorlerha, is a bit unusual and could be considered its defining feature.…〜。
(通訳:__その店は街の中でも、有名な甘味店。店名はドルレルハという少し変わった名前で特徴ともいえる。)


夏のはじめ、みんなが忙しそうに夏に向けてのイベントや仕事に打ち込んでいる真っ盛りだった。
楽器を奏でる音がそこら中に響き、人々のハツラツとした声や行きゆく馬車の音が協和する。十五歳の少女、アーメルは、そんな街中でただ一つの甘味店の前にいた。
少女は目の前の扉に貼ってあるお菓子の貼り紙をただ見つめる。胸がバクバクとしながら、目で貼り紙の文字を追った。少女はようやく通行人とぶつかりかけたことで息を取り戻したかのように周りを見た。
また扉に目がいき、胸のドキドキの次は喉が絡んできたような感覚になった。すると少女の喉の緊張を解そうと自分の首を軽く撫でる。
「落ち着いて…私、…大丈夫…大丈夫…私…」
だが、首を撫でる少女の手は強くなって緊張は解けることを知らないかのように心臓の鼓動は更にうるさくなった。
「お、アーメルじゃないか。」
「?!」
後ろから自転車の来る音と近所のおじさんの声がした。少女はとっさにお上品に口角を上げた。おじさんはゲタな笑い方で少女を笑うと言葉を続ける。
「おいおい、こんな昼間から外に出てるなんて珍しいな。さては両親に内緒で来てるのか?」
おじさんの言葉は笑いながらも鋭い。
「…そんな事ないよ!」
少女はさらに身を強張らせたが、微笑みは絶えさなかった。ただおじさんの質問にいつもより少し声が出た。
おじさんは自転車のハンドルから手を離し、金袋から銅貨を出し、少女に渡した。
「へったな嘘つくなって。お前は昔からお菓子作りも食べるのも大好きだったもんな!両親には黙っといてやるからよぉ」
おじさんの言葉に少女は恥ずかしそうにして、頷いた。
「ありがとう…言わないでいてくれて…あとお小遣い?も…」
おじさんはゲタにまた笑うと少女の様子を見たあと、甘味店の扉に視線を移して言う。
「ここの店長はしばらく帰ってきてないんだろう?今はオーストリアでレッスンがあるとかなんとかで…」
「…今日でちょうど2ヶ月だもん!、帰ってきてるはずだよ…そうじゃなきゃ…」
少女は銅貨を握りながら、言葉を返した。だがそう言いながらも甘味店の扉を見つめ、灯りがついてないことには、肩は落ちるしかなかった。



〜!あとでかく





???:「やぁ、お嬢さん!…そうだよ!そこの君だよ!その手に持ってるパン…僕にくれないかい?!!」
「えぇ?!、」
アーメルに這いつくばりながら声をかけてきたのは、亜朱色の髪に厚香しい夕暮れの瞳をした。声色も顔立ちも背格好も中性的な変な人でした。
アーメルは周りを見渡しますが、他に人はいません。こんないきなり変な人にパンを恵んでもいいのか…そんな善意か保守かで考えがグルグルします。
変な人:「頼むよぉ、死んじゃうかもしれないよぉ…!」
アーメル;「あの…大丈夫ですか?」
変な人:「パンを…ぐはっ!」
アーメル:「ぇっえ?!、パンはい!、」
変な人:(がぶ!)(もぐもぐ)
変な人:「ああ、助かったよ。ありがとうお嬢さん。」
アーメル:「いえいえ…もう大丈夫なんですか?」
変な人:「ああ、大丈夫さ。迷惑をかけたね」
アーメル:「それなら、よかったです…」
変な人:「ここで出会ったのも何かの縁!名前教えてよ。」
アーメル;「?えっ…私のですか…いえ結構ですよ。」
変な人:「謙虚すぎるよ君、せっかく人の恩人になったのに名前を売らないなんてさ」
アーメル;「そう言われても…」
変な人:「…先に名乗らせてもらおう。僕の名はロバン」
アーメル;「…えっと…私の名前はアーメルです。」
ロバン:「よろしくね。アーメル。あれ?握手は嫌いかい?じゃあ代わりにウィンクな」
アーメル;(変な人っていうか変なテンションの人だな…)
ロバン;「それを変な人って言うんだと思うけど、まぁいいよ。」
アーメル;「え?」
ロバン;「ん?」
アーメル;「いや、へ?」
ロバン:「へ?うん?」

5/7/2026, 12:01:56 PM

題名『ナツガキ』

あなたに会いたいと思っています。初めて胸が泣くということを理解しました。もどかしくて足掻けない、そんな感覚がずっと続いてます。
でも自分はどこかで、あなたにはもう会えることはないと分かっています。
会う必要がありません。会ったってそこには進むだけの時間しかありません。そのくらいの価値だったのですから。
思い返してみれば、誇れるほどの綺麗な思い出では無い。実際はもっと複雑に生きてたはずです。
私は未だに天邪鬼なのか、ただ浸るには、ぬるくて気持ち悪い感触に耐えられないから、そんな事を言うのか。
私はあなたとの思い出を不快なほどには、自分は自分を肯定して、それすら嫌って貶して殺しています。私が感じたこと思ったこと、すべてに事実がそれに無いと感じたから。
私があなたに感じるのは、自身のための感謝ともどかしく、どこまでも悍ましい感情です。
もしあなたが私の気持ちを天邪鬼と受け取ったとして、あなたは笑わない。ただそれだけです。嫌味にもそういう人ですから。

2/16/2026, 11:49:59 AM



時計が回り続けて私が息をしてきた分、人というものは、自分を過信するのが得意なようで得意じゃないんだなと私は思った。

誰よりも考えてると
誰よりも行動してると

それはきっと自分の中での事実で、外での事実とは異なることなんだ。
目の前でおばあちゃんが転んだ時、あなたは助けようと思った、だが行動は出来なかった。他の人が歩いてきたのが見えたから。
端から見ればあなたは助けない酷い人だ。外の事実とはこの事で、内側で感じたことや思った事はあなたにしか見えず思えないから、あなただけの事実だね。

誰よりも自分は酷い人間だ

行動が伴った嫌でもどこか納得してしまう過信だ。
おばあちゃんを助けた人も本当は良い人を演じたかっただけなのかもしれない。でも助けたから外での事実だけではその人は優しい人。

あなたは動けなかっただけ、助けるのにも責任を感じてたのかもしれない。
その人は良い人を演じて、周りを生きやすくしたかったのかもしれない。

悩み方が違う。
それでも、お互いに共通して思うことがある。

「誰よりも自分は酷い人間だ」

それは手を差し伸べる事が出来なかったから、
自分の生きやすさのために手を差し伸べたから、

事実に自分に、過信し過ぎるのが私たちなんだ。




題名:誰よりも生きづらく信じてきた。

1/20/2026, 11:03:04 AM

題名:熱くてふわふわ。

暗くて何も見えない場所に灯りがあれば、不思議と人は「不気味」だったり「美しい」と言う。
泳いでる魚にも「気持ち悪い」「神秘的」「美味しそう」だとか意見を言う。

熱くてふわふわと浮かぶだけの私には出来ない事だけど、意外と羨ましかったりする。
遠くからは見えないのに、海の月と書かれる私。

人は月を見て綺麗だと言ったら。「愛してる」って愛の言葉になるんだって、だったら海の月の私を綺麗だと言ったらどんな言葉になるのか。

水は冷たくて風が波を作って。何事も無いように魚は泳ぎ、無駄干渉じゃなく生きるために干渉し合う彼ら。

自然は時に残酷だ。でも元々そうなのだから。残酷だとか言えるだけの無駄だ。

私は五億年も昔から続いて浮かんでる海の月で暗闇に引き込まれては、ふわふわと浮遊してる。

だけど熱くてぷかぷかと、底にいることを望んでいる。

1/20/2026, 10:00:10 AM

春がまだ芽吹かない。僕は冬の明け前に部屋で過去問やら、たくさんの問題集と居た。昨夜の夜から続けた勉強のせいか、僕は絡まった感覚を吐くようにして息をしている。でも本当は問題を解いてる時よりも、時折に目の横に映る、着信がないスマホを見つめる時のほうが喉も頭も絡まる感覚に襲われる。僕は未だに胸につっかえた何かを抱えて生きている。
窓の外からは夜明けも日暮れ色も似たような色彩が滲んでいて、寂しく残ってる欠片のような雲を見て、僕はなんとも言えずに息を出した。
不安なのか緊張なのか、シャーペンを握る僕の手は不思議と強かったり弱かったりを繰り返し、余計な考えがよぎる。
もう受験期だ、余計なことなど考えては時間がない。僕は未だに解決できない気持ちに苛まれている。
また大人になるたびに思うんだ。
単純であれなくなる、その度に諦める理由を作ってしまう。周りのせいにしたって、心で負けたのは自分だから。

消しゴムが黒くなっていくのを見ながら、
紙がしわくちゃになっていくのを見ながら、
僕は、また無心を拒んだ。

素直に生きれなくなってしまって、
優しさより先に都合が浮き彫りになっていた。
手に力が抜けると、シャーペンがノートに転がる。
ただ一瞬、思い出がというより印象に残った記憶が頭に浮かんだ。
君を考えるのはよしていたのに、どうも出てくるのは君が悩みの種だから。
「努力」なんて言葉が頭を過ぎっても疲れたようなため息しか出なくて、今更に自分が単純で生きれなくなったと実感して諦めが出た。

素直に言えなくなった。素直に泣けなくなった。
都合でしか生きれなくなった事がこんなに強張った気持ちを作ったのだろう
考えなければ恋しいだとか後悔なんてこと、気付かなくて済んだだろうに。

君と僕は同じだったから、周りとは少しだけ大人でその文素直じゃなくて黙ることも多かった。僕と似たような悩みを持つ君だから。君も同じ事を考えていると思うんだ。だけど、

言わないよ。言えないよ。
言ってしまえば、言ったら、どう謝ればいいとか考えてしまうから。

喉が強張っり、胸の絡まりが酷くなる。

都合でしか生きれなくなった事を、
どう君に許してもらおうか。どう許せば良かったのか。

僕はもうペンを再び握ることもなく朝を待つことにした。それが諦めでも「疲れた」と思ったんだ。



題名『僕のせいで君のせいだった』

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