22時17分

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6/25/2025, 9:59:20 AM

空はこんなにも気難しいことを考えているのに、私たちは教授の講義について何一つ分かっていない落第生のようだ。
締め切りの設けていない卒業論文について、人生の一つや二つ。掛けた人も、掛けてない人も、あるいはアイロニー的に自死を選んだ人も。
きっとあの平和的で美しい空に溶け込んで、蒼天の色をみているのだとしても、けして、けして分かっちゃいない。

そして、教授である空も、それを由としている。
どこに居ても学び舎である。それを感じると、歴史上の巻物のなかに露として消える魂のようだ。
私も、あなたも、誰でも。最後は魂になる。

6/24/2025, 5:20:34 AM

子供の頃の夢。

僕はさておきまして、今の子供たちは電子化された夢を描いていたりするのかな。ははは、そんなのあるわけないじゃないか。
有名人のゆうこりん属性のアイドルがこう言ってた。「私は将来レモンになりたい」
これよりも難しいことを言っているから、今すぐ顔を洗ってデジタルデトックスしなさい。

6/23/2025, 7:54:19 AM

どこにも行かないで、というしろ◯んのささやきから耳を背けて、今日も戦場に出なければならない。
……気のせいかもしれない。しろ◯んからしたら、僕がどこにいようとも、じっと寄り添って、応援してくれるから。気のせいにしてやる。

6/22/2025, 4:46:09 AM

君の背中を追って、編入学試験をすることに決めた。
短大からの編入学試験だった、
先輩と後輩というポジションだった、
今思えば、1歳差でしかなくて、世間から見れば同級生のようなものなのに。まだ大学生時代、キャンパス時代だからこそ大いに勘違いできる。

君は、1年早くにこの短大を去った。
同じ大学の編入学試験に合格して、ここを去った。
私が短大2年をしていた頃、編入学先でキャンパスライフをしている。学部が違うのだから、キャンパス先も違う。同じ時間、同じ国にいるのに、その距離は物理的にも精神的にも距離がある。
でも、また会えるかも知れないという目標値でもあった。モチベーションでもあった。今のくだらない日常の通底に流れる井戸水のようだった。
時々記憶の地下に行って、冷たさが際立つ地下水を手で掬い、顔を洗った。シャッキリとなるような、あの頃の憧憬の味がする。

君の背中は、私の過去にある。
だから、私は編入学試験の勉強を頑張れる。

6/20/2025, 9:18:36 AM

雨の香り、涙の跡。

誰かが零した涙も乾き始めるくらいの雨を嗅いでいない。一体いつからだろう。香りの少ない雨になったのは。気付くのが遅れてしまった。
コロナ禍のような、異常が正常になりゆくときに、「100分De名著」を拝読した。

「あなた方にはまだ、これが普段の生活だと思えないかもしれませんが、しばらくすればそうなります。これが日常になるのです」

1985年に書かれた本の内容。
過激で極端な設定でリアリティがないと当時は批判された――というのに。時を経て現実になりつつある、ディストピアへ。

涙の跡は、水たまりの向こう側に溶け、今や、水滴の跡のように汚く見えてしまう。
雨の降る日こそ、考えなければならない。
雨の日に救われたという。神秘体験者の解釈を鵜呑みにせず、自分で考え、言葉を用い言語化して、情報の神秘化を崩していく。
翻訳するように、判断していく。それが、雨の行方を辿り、表現する言葉の力なのだ。それこそが、袋小路のような状況を打開する鍵になるだろう。
行こう、希望の光は鏡の世界へ。屈折しながら歪むように。言葉の力を駆使して、喰らいついていこう。

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