22時17分

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6/18/2025, 3:30:19 PM

糸。

糸電話の糸が絡まりすぎて、雑音が響く。
一体相手は、何を言いたいのかよくわからない。
お耳が遠いようでして。
そう言っても、電波には言語は通用せず。痛痒にも感じはせぬ。

ああ、失敬。お仕事のお話。
コミュニケーションコストが大きくて、エラーしっぱなし。こんなにもうまくいかないとは。
「Outlookが死んだ日」を思い出してしまう。

6/17/2025, 9:43:26 AM

記憶の地図を頼りに、小・中学校付近を散策した。
今やバーチャルで時代の変化を感じられるから、現地調査しなくて済む。いつでもできるという感覚になって、「そういえば」の感覚が薄れた。

これ、記憶の地図に頼ってないや。
単にGoogleEarthに依存しているだけで、変化の網目を散策路にしたアニメーションを観てるだけなのだった。
これでは、記憶を頼りにしていない。
いつかは現地を訪れて、十数余年の硬い息吹を感じたい。〜したい、〜やりたい。こんな風に考えてるから「いつか」は来ないで腐食する。

6/16/2025, 9:55:07 AM

マグカップ

うちの職場はサステナビリティ経営を標榜してから、コーヒーメーカーの横にあった紙コップを撤廃し、マイカップ推奨となった。
おかげで紙コップを発注する費用と、紙コップを潰す手間と、燃えるゴミの量が格段に減ったようだが、来客対応時は困りものだ。だって、客に振る舞うべき粗茶代わりのコーヒーも、容れ物がないと差し出せない。
そんな一つ二つのモノ、百均の奴で何とかなるだろう。いいや、経理の奴が財布の紐を握っている。
サステナビリティを目指すためには、顧客もわが社のステークホルダーなのだから、サステナビリティについて考え、マイカップ持参で商談に臨んでいただきたい。サステナビリティしてもらおう。
最近の事務作業もペーパージャングルだったのだが、少しずつペーパーレスになってきた。こう書いてみると、サステナビリティというより紙を減らすことを優先しているらしい。

従業員としては、もう慣れた側だ。
僕の使っているマグカップは、ユニクロのものだ。たまたま当たった。
数年前に、8000円以上の会計で、マグカップが一つもらえるというイベント。ユニクロのシャツは1枚1500円とか余裕でするから、数点買うだけで目標値達成だ。何のことはない。マグカップを見た。紺色で、外側に白字で「UNIQLO」と書いてある。分厚い素材で、陶器っぽさ。
そのノベルティで頂いたのだから、これは持参して使うっきゃないと、以降使用させて頂いている。

最初の頃は、コーヒーを淹れていた。
しかし、コーヒーの渋みが内側についたのか、洗っても洗っても取れない感じになると敬遠してしまう。マドラーでぐるぐると擦られた跡が底に残っている。外側より内側のほうが汚れの居残りが多め。回転結果を反映している。

最近は、コーヒーメーカーが変わったようで、市役所によくあるマルチドリンクサーバーに切り替わった。コーヒー以外も飲める。紅茶、緑茶、ほうじ茶、オレンジジュース。若者達にはドリンクバーみたいで好評だが、あいにく年配の方々には不評のようだ。味が薄い。コーヒーがインスタンスになった。温度もぬるい。
温度というのは、内蔵されたお湯の温度である。よく浴室の温度を操作できるやつみたいに、お湯の温度が見られる。80℃なら「加温前だな」、98℃なら「飲み頃だな」となる。
いや、お湯の温度なので飲み頃は誤りか。いずれにしてもタイミングが重要になってきた。

まったく、コーヒーを飲むために、水温ならぬ湯温を気にしないといけないだなんて。昨今の天気予報かよ。

6/15/2025, 9:51:26 AM

もしも君が梅雨だとしたら。
最近泣かなくなったね、気候変動で。
やっぱり心が原因じゃないんだね。結局外圧なんだよ。もっと泣けよ。

……と仕向けたら、短時間豪雨で洪水被害とか出てきたりするんだもん。ホント、最近の梅雨って付き合い方が難しい。

6/14/2025, 9:44:44 AM

・君だけのメロディ
サブカル系など、最近の中高生かハマっている曲がよくわかっていない。数年前はボカロなどを好んで聴いていたが、現在ではただ賑やかなだけ、急に始まって急に終わるような曲調が多く、心が離れてしまった。
RNAスプライシングを思い出す。RNAから不要な部分を取り除いて、タンパク質合成に必要な部分のみを繋ぎ合わせる現象。原核生物には見られず、真核生物特有の現象らしい。あれと一緒だ。

不特定多数だった彼女の耳から、機械でできた耳栓を取り上げる。サブカルのメロディを取り上げた。よく知らない音楽性だ。
まったく。限られた時間の中で、ほっとひと息つくところが見当たらない。これを中毒症状のように聴くから、頭が疲れるんだ。

僕は、そんなデジタル領域からノイズを取り除く作業をする。世に出たら、今まで必要だった領域が不要になるということを、コイツらの耳はまだ知らないでいる。
どうせ、ワイヤレスイヤホンのせいにする。
きっとそうだ。不出来な頭のせいにしない。


・I love…
隣のスマホ画面を見ると、カビゴンが映っていた。通勤電車のことである。
カビゴンとは、図体のでかいポケモンである。
食いしん坊、よく眠る、体長35mで、道をふさいだりする。そんな奴限定の育成ゲームをしていた。
操作者の指が、ラムネジュースを作っていた。もちろん、スマホ画面のなかだ。素材の概念はあるのだろうか。お金さえあれば簡単に作れるタイプの代物だろうか。

完成したラムネがおぼんに置かれる。パフェで使われてそうなガラス容器に爽やかなで青いラムネの液体が入っている。ストローを差し、ライムを差し。カビゴンに差し出した。
奴はおぼんを持ち上げ、飲むという概念を省略して、そのまま豪快に傾けた。おぼんが平たいスープ容器に見える。顔が見えない。
数秒後、おぼんには空になったグラスのみが置かれている。そして、腹ごしらえが済んだように、ゴロンと眠った。
操作者の性別は女性だった。そのまま眠ったことを確認すると、カビゴンを弾き、別アプリを起動して、TikTokだったり、Instagramだったりと忙しない指を動かしまくった。
ノンデリで仕方ないが、この女はカビゴンみたいな男が好きなんだろう。

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