22時17分

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5/17/2025, 11:51:41 AM

・まだ知らない世界
パチンコ、ボートレース、競馬なと。
この辺については、金持ちになる未来がないようなので、知らない世界のままになりそうだ。
でも、パチンカスになるには、お金の量より時間が有り余ってる方が始める条件となりやすいらしい。
ギャンブル系は一掬千金のイメージがつきやすいからか、お金を賭けてお金を増やすことに執着する。時間が有り余っていると、すべてに関して楽をしたいというわけだ。
賭けた時点では結果は不明確で、結果が確定した瞬間を共にするときにある種の成功体験・失敗経験を得るから、ドーパミンが多量に分泌される。
ディーラー主催のゲームだと、奇術師のような、客に気づかれないようにお金を落とす仕組みがあるようで、騙したり騙されたりと飄々としている。そういう雰囲気がある。
一方パチンコだと、数多の騒音で全部かき消す。
ゲーム特有の駆け引きの欠片もない。だから、のめり込むのだろうか。



・手放す勇気

手放す勇気が必要なものとして、スマホがあげられる。
デジタルデトックスというものがある。これは、デジタル機器から意識的に離れることで、普段デジタルに触ってばかりいる体の調子を整える働きがあるという。
いやいや、スマホから離れるとか無理だろ。
日常生活とか全部スマホに集約されてるんだぞ。今更離れられるわけが……
と、思ってしまうが、この場合の「離れる」とは一時的なもので、固定観念的に「永遠に辞める」という意味ではないのだ。
しかし、手放す勇気とは、手放す時点では永久的に触らないという勇気が試される。
覚悟のような、気持ちを固辞するというか。
そうしたものがないと、いつまで経ってもやめられない止まらない。この勇気はブレーキの意味合いがある。

5/16/2025, 9:23:13 AM

光輝け、暗闇で

(あとで)

5/15/2025, 9:55:46 AM

酸素。

メダカを飼っていたことがある。
といっても、購入したのは母親であり、「ペット飼いたいなー」と所望していたのも母である。よって、メダカに餌をやっていたのも、水の取り替えも、そのまま諸々の事情も母親由来である。

母親とは無論、専業主婦である。
先ほどの台詞のように、寂しがり屋である。父親は仕事人間で、帰るのが遅い。
本当は犬猫で癒されたかったようだが、父親がちょっと厄介な文句で長年ダメだと言わ続けたようだ。家に帰る理由は家族になく、カプセルホテルのように寝に来る。深夜にペットの鳴き声とか吠えてみろ。こちらのほうが吠えたくなる。こういうわけである。
そんなわけで、うるさくないペットを飼いたいと思っていたのである。小魚なのは、そういうわけなのである。

メダカは、地域に根ざしたコミュニティ由来で連れてきたらしい。メダカをたくさん飼っている人が分けてくれた。そういうわけで、水槽など一式を購入して、毎日餌をやっている。

だが、そうはいっても餌やりは面倒なのである。忙しい時は子供にお願いし、そそくさとスーパーのセールに出向いてしまった。お留守番をする子供は暇であるから、メダカの水槽について、ぼうと眺めていた。
メダカには興味のない年齢である。それよりか、最近習っている光合成の勉強と重ね合わせているところがある。

水槽のなかでゆらめく緑色の植物。水草だ。
そこからポロロと、こまかい泡が立ち昇るように発生している。
窓際に置いてやらないと、これが見られないのである。夜にはこれが起こらない。何故だろう、と子供は半年前位から思っていたのだが、最近の授業でそれが分かった。授業内容で先生が黒板に書いたからではなく、教科書をふらりと先読みしてわかったことである。
二酸化炭素を吸い、酸素を吐く。水のなかでこれが起こると、吐き出した酸素は、こまかい泡となって水面にのぼっていく。それが意外と飽きないのだ。

親についての認識では、ペットは犬猫やメダカなどの生き物だが、子供にとってのペットは、酸素なのだ。

5/14/2025, 4:00:23 AM

記憶の海を周航する定期便。
島と本土を行き来する旅客船が、いの一番に思い当たるが、船はほかにも種類がある。
例えば、貨物船。大きな貨物が仕舞われ大量に積んだコンテナ船や、石油を運ぶタンカー。自動車専用船も回遊する。
海の沿岸や沖合では、漁を生業とする漁船が日の出とともに現れ、昼過ぎには戻っていく。これも毎日休まず、祝日という地上の縛りにしばられない。

海上から油田開発をしているのか。
クレーン付台船も留められている。
海底まで届くドリルで穴を開けて、ドロドロの黒い化石燃料を吸い上げているようだ。
予測は、何十年もある埋没量だと見くびっていたのだが、どうやら今のスピードで吸い上げていくと割に合わないらしい。だから、環境保全の声に耳を傾けて、吸収量をサボっている。油田が見つかるまでサボタージュしていてもよいだろう。
いずれこのクレーン付台船からクレーンが外され、単なる台の付いた船として、就航を開始する夢を、船は持っている。
プライベートでなくても良い。他の船と同じように、記憶能力のあるコンテナをたくさん積んで、世界一周旅行とかしたい。
そう思いながら、記憶の海の無人島としての役目を果たし、ちんたら吸っているのだ。

5/13/2025, 9:22:29 AM

ただ君だけが

ただ君だけが気がかりだ。
突然、スマホがクラッシュした。
このアプリが開けなくなった。
他は開けるというのに、どうしてかこのアプリだけが開けない。
意思疎通のできる文章が送れるのはこれだけだった。
これだけが頼りの綱だった。

スマホの調子が悪いのか。
電源ボタンを2秒以上押し込んで、左と右の選択肢。再起動側に指をスライド。落とし、そして起き上がる時間……。これで復帰すればよいのだが。

Androidスマホのため、立ち上がるのにしばらく時間がかかる。ストレージにゴミが溜まるのか、原因不明だが、時々このように再起動してリフレッシュしなければならない。人間と同じだ。毎晩コンセントに繋いだままの充電ケーブルでは回復しないらしい。むしろ酷使の連続なのだろう。
そういえば、いつ僕は再起動したのだろう。
いつもしてるだろバカ野郎ってか?

スマホの再起動が行われた。
画面がパスコードを要求してくる。普段なら指認証。親指の腹を押せば済むのに、最初だけはこれをしなければならない。まるで、1日の始まりのような、通過儀礼。
不思議な模様を描いて、ログイン。
心をリセットしよう。時間は掛かるだろうが。
きっと、共に、できると信じよう。

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