Nijiame

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1/29/2024, 5:41:33 PM

I LOVE...


眠たい瞼を擦りましょう

寝て忘れたい夢を描きましょう

数年に等しい隔たりがあろうと

きっと君は笑って この詩を読んでくれるのだから


お話なんてとうの昔で

もう終わった不思議の国で

名前の無い物語なのだけれど

隠された真実はいつも目の前にあって

僕はそれをいつも 見つけることが出来なかったから


だから今それを詩にしましょう

忘れたくない思い出を少しずつ

忘れるための旅路を

きっと僕は笑って 泣きながら前へ進めるのだから

fin.
























夢なんて見ないで

















それできっと、貴方はどちらを愛しているので?
頭の中で声がする
いつか いつかの夕焼けと
陽の当たるグラウンドと人々の姿と
ああ これは夏の夢
いつか いつかの走馬灯
寝て忘れたい自傷の末の走馬灯
結局貴方は自分を愛しているのではなくて?
頭の前で声がする
誰かいるようじゃ前には進めない
進めない 進めない 進めない 進みたくない
忘れないでよね
貴方の前で声がする
はっと前を向く、
忘れないでよね、ね、で よ ね
貴方のせいだから、貴方のせいだから

分かるでしょ?

誰を愛していたかとか
もう分かんないくらい
今の私には きっと詩に是たくなるくらい 走馬灯

1/28/2024, 5:14:24 PM

街へ


踵を鳴らせ

踵を鳴らせ

朝も昼も

夜も鳴らせ

僕じゃない世界へ

足を伸ばして

君の世界へ

音色に惹かれて
轢かれて
おっとと、
危ないじゃないか。
ここで前見て歩いちゃダメだよ。
間違ってもぶつかりたくないならね。

さあ踵を鳴らせ

踵を鳴らせ

朝も昼も

夜も鳴らせ

街へ繰り出せ

前を向かずに

待ち合わせるな

葦を街へ

1/27/2024, 5:51:25 PM

優しさ


世界に声を届けられる場所で彼らは言うんだ

「辛い時は頼って。いつでも君を見ているから」


自分にすら声をかけられない私は思うんだ

「その 君 に私は含まれてないんでしょ」


どんな1本の手も 心の底から取りたいけれど

私を見ていない2本の手は 心底取りなくないな

わがまま なんだろうけれど

無責任と誤解は 私のいちばん嫌いな手の平だから

1/26/2024, 4:15:01 PM

ミッドナイト


音のなる靴で 夜を歩いたの

その日はなんだか風が心地よくて

景色はやけに明瞭で

私は紙束を抱え 誰もいない道を歩いたの


どこがで 水の音がしたの

その音はなんだか一面に広がって

波紋はラグを起こすことなく

見えた月は 人生でいちばん綺麗に見えたの


誰もいないのにね

誰も


どこかで 無人の駅を見たの

その暗い世界には私一人で

紙の束はただの荷物で

水の上に 線路みたいに惹かれたの


届けられなかったのね

何も


やけに明瞭に見えたのよ

月が

1/25/2024, 5:09:42 PM

安心と不安


みなさんおはようございますみなさんございます
わたしがわたしである前に始めたぼくのお話は
とおおっても斬新なプランを掲げました!!
それは彼女にも理解できないもので
彼女のためを思って作り上げた

いわば人生

ひとつの羽が空を飛んでいる姿は

美しいものですけど

その羽は飛び続けるために

空を飛んではいないのです

いつかは地に足着く運命であろうとも

彼女は彼女になる前に雛だったのです



でそれでそれでそれでそれでそれでそれでそれでそれで
そうしてそうしてそうしてつくりあげた彼女と僕の関係をもとに再現された世界の先の先の先の先の先の先

君はなんだい??

【目を向けた。君の顔へ。
そこには君しかいなかった。暗がりの席に突然、スポットライトが向けられた。】

いつものように笑う君はいつものように歩く君はいつものように思う君はいったいようは誰なんだい?


風が強い。雨みたい。外に出たい。水飲みたい。息吐きたい。満ち足りない。空を見たい。そのままでいたい。世界を回したい。ひかりを光らせたい。い。い。い。い。い。い。い。い。い。い。い。い。い、い。い。い。い。い。い。い。い。


わたしを動かす君は 一体だれなんだい?

【そう足組みしながら、わたしは騒がしいマンションの一室で寛ぎ、問うのだ。】

斬新なプランを掲げた僕を見る君は
わたしにとって

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