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7/22/2024, 1:53:47 AM

今ほしいもの。

夏用のかごバッグ
新しい服
今よりも広い家
ボルボのSUV
ぺたんこのお腹

一番ほしいのは何だろうって考えていたら、私の足にウサギ姉がピッタリ寄り添ってきて、足を投げ出して寝始めた。

ママが一番ほしかったのはこの瞬間でした。

7/20/2024, 1:57:28 PM

父がつけてくれた私の名前。優雅な女の子になるようにとの願いが込められていたそうだ。

昭和の割と最後の方に生まれた私の世代は。名前に子がつく女子が全然いないわけじゃないけれど、少数派になりつつあった。

だから、自分の名前が古めかしくてやだなと思い始めた年頃に。皇太子妃殿下となったお方のお名前が漢字まで一緒で、同級生にからかわれ。先生も含めた周りの大人たちはほめてくれて。恥ずかしいのとうれしいのとが織りまざった複雑な気持ちになったのを覚えている。

今ではこの名前をつけてくれた父に感謝しているし、この名前以外は考えられないけどね。

両親の願いが少しでも現実になるように、素敵に歳を重ねて行けますように。

7/20/2024, 5:19:10 AM

ヨチヨチ歩きしながらアスファルトの上を歩いていた君は急にしゃがみこんで、地面をじーっと眺め始めた。何をそんなに夢中で見ているのかとのぞき込むと、熱い視線のその先にあるのは排水溝だった。

ただ水が流れているだけの排水溝。

行くよって手を引こうとするも、やだーーと全力で拒否。そんなに楽しいのかな。おばちゃんには良さは分からないや。

それから何分が経過しただろうか。ようやく飽きた君は急に立ち上がって、今度は抱っこをせがんできた。この猛暑に抱っこですか。はいはい、おばちゃんに拒否権はありませんよね。

絶対に降りませんからと、汗だくになりながらも私の首にしっかりつかまる君。

トボトボと歩き出すと、フェンスの向こうから電車の音が聞こえてくる。君はくるっと振り返り、うれしそうに近づいてくる電車を見つめる。足を止めて電車が通り過ぎるのを待つと、今度は反対の電車が。やれやれ。

一人なら8分ぐらいの道も、君と一緒だと20分ぐらいになるね。ま、楽しさは100倍だからいっか。


7/19/2024, 2:58:48 AM

私だけでしょうか、大谷翔平関連のニュースを聞いても、どうでもいいけどって思ってしまうのは。オールスターに今年も選出とかさ、別荘購入とかさ、来年の開幕戦を東京ドームでやるとかさ。何の感情もわかないわ。

オリンピックも興味ない。日本人が何個金メダル獲得したかなんて聞いても、うれしくも何ともないのよ。

好きな人が見て喜ぶのは勝手だけど。世の中には全く興味がない人もいるっていうことを、マスコミは分かってないんだろうね。

どのチャンネルでも大騒ぎしてて、まるで一緒に喜べって押しつけられてるみたいな気になるんだよ。で、こういうこと言うと、愛国心がないとか言われることがあるけど。スポーツを応援しないのと愛国心と、どういう関係があるって言うんだ。

私は日本に生まれて日本人であることを心から楽しんでますから。

7/17/2024, 2:33:53 PM

ふと思い立って、子供の頃のアルバムを見ることがある。幼稚園ぐらいまでの写真を見ると、若い頃の両親や叔母、叔父、幼いときの兄やいとこ、そして生きていたときの祖母や祖父に会うことができる。

誰にでも優しくて親切で善良で、怒ったところを見たことがない大好きな祖母。その一方で、祖父はすごく苦手な存在だった。

私が物心ついた時には、すでに認知症だった祖父。お酒が大好きで、酔っ払っては妻や娘から煙たがられて。家の中で遊ぶ私たちを、よく叱りつけていたっけ。

祖母があまりにも我慢できなくなって、一緒に遠出をして外泊したことがあった。夜に母がしれっと電話を掛けてみたら、おばあちゃんは二階で寝てるって。本気だったのか嘘だったのかは分からないけど。家に帰っても何事もなかったようにしてたな。

とまあ、苦手意識を持っていた祖父だったけど。お正月休みのある日。祖母に赤い着物を着付けてもらった私に、

「べっぴんさんだね」

って。何となく気恥ずかしくて素直に喜べなかったのに、なぜか30年以上経った今でも覚えているあのワンシーン。あれは正気だったのかしら。

今となっては確かめようがないけれど。祖父を知っている方には、いい人だったって言ってもらえることがあるから。今なら、一緒に楽しく酒盛りできるかもしれないな。ね、おじいちゃん。

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