父がつけてくれた私の名前。優雅な女の子になるようにとの願いが込められていたそうだ。
昭和の割と最後の方に生まれた私の世代は。名前に子がつく女子が全然いないわけじゃないけれど、少数派になりつつあった。
だから、自分の名前が古めかしくてやだなと思い始めた年頃に。皇太子妃殿下となったお方のお名前が漢字まで一緒で、同級生にからかわれ。先生も含めた周りの大人たちはほめてくれて。恥ずかしいのとうれしいのとが織りまざった複雑な気持ちになったのを覚えている。
今ではこの名前をつけてくれた父に感謝しているし、この名前以外は考えられないけどね。
両親の願いが少しでも現実になるように、素敵に歳を重ねて行けますように。
7/20/2024, 1:57:28 PM