今日も、明日も、また次も。
僕は君に恋焦がれてしまう。
気付けば君を目で追っている。
「好きだ。」
そう言おうとも、言葉は出なくて。
勇気が出なくて。
「俺たちずっと友達だよ!」
君はそう言ってくれた。
嬉しかった。その時から酷く彼を好きになって、
でも。
「友達でしかないんだね。」
それ以上を求められなくて。
辛かった。彼に僕はどう見えているんだろう。
手を伸ばせば届くのに、手を繋ぐことは出来ない。
女が嫌いなわけでも、男が好きな訳でもない。
彼が僕にとっての特別だったんだ。
「え?彼女が出来たの?」
「うん。お前に1番に知らせたくて」
知らない。いらないよ。
「おめでとう、、。」
「ありがとな!ずっと俺の事好きだったらしくてよ」
そんなこと知らなくていい。
「お前も早く幸せになれよ。」
君無しでなれるかよ。バカ。
#君に会いたくて
会い、、、会いたい? テーマガン無視です、、。
追記
少し誤字があったので編集しました。
目を奪われた。
彼はこの世のものとは思えないほど、静かで、高貴で、
今すぐにでも、散ってしまいそうな儚さがあった。
手を伸ばす。でもどれだけ望んでも、コイツは俺に見向きもしない。彼は獣を飼い慣らすように、
「静かに。」
そういった。そして俺から背を向け、前へと歩いていった。
「待て───。」
その声は届くことも無く、静かに夜の闇へと消えた。
手に入れたい、手に入れたい。
その一心で俺は彼を探し続けた。
でも、どれだけ探しても、残っていたのは彼の鱗粉だけだった。
会いたい、手に入れて、俺のものにしたい。
ふつふつと心の中から何かが溢れる。
それを押さえ込みながらも、俺は目を光らせていた。
手に血を染めた。
殺した。人を殺した。
彼を殺した。
彼が悪いんだ。俺に目も向けないから。
彼の顔を両手で持ち、こちらを向かせる。
まだ息はあった。
「こっちを向いてくれたね。」
「なにをっ、、。」
静かに唇を合わせる。彼の口からは血が滴っていた。
「はは。愛してるよ」
彼はもう死んだ。動かなくなった。
彼の口やら首やら腹やらからでる赤い液体は何よりも綺麗で、美しい彼の白い肌を桃色に染めていた。
俺も行こう。せっかく恋人になれたんだ。
また会おうね。僕の美しい恋人。
#美しい
またヤンデレました、、。うぅ。
明るい話増やしたいです、、。
死ネタの続きこれで最後にします、、。
彼が死んでおよそ2週間ほどたっただろうか。
元々2人で住んでいた家は少しだけ寂しさを感じて。
「帰って、、来るよな、。」
彼からのメッセージも来ない。
「なんで、、どうしてだよ、、嘘つくなよ、。」
乾いた涙のあとからまた涙が零れた。
死んでしまいたい。
彼に会いたい。
そういう相談をしてみても周りは
「今じゃない」とか「あいつの分まで生きろ。」
だとか、綺麗な言葉ばっか並べてる。
彼に会えない世界で必死に生きるくらいなら、彼に会いに死んでいくのはどうだろう。
そんなことばかり考えてしまって。
彼が死んだ道路に向かう。
犯人は捕まったらしい。そんなことどうだっていいが。
そこには少しだけ血の跡と少しの花が飾ってあった。
彼は死んだ。彼は居なくなった。彼はこの世のものではなくなった。
そう思うと俺とはどこか違うような気がして。
「会いたいよ、、。」
柄にもなく、人の前で涙を流した。
「え?」
どこからが彼が俺を呼ぶ声が聞こえた。
横断歩道を渡った先に彼がいた。
ただ走った。会いたかった。
信号が赤になる。周りの人が俺を呼び止める。
そんなことどうだって良かった。
「おかえり!」
多分その時、俺は
彼と見た新しい世界はどこか寂しくて、でも彼が居るから、どうだっていい。
「どうして、こっちに来てくれたの。」
「お前を迎えに行きたかった。」
ずっと離さない。
「死ぬまで一緒だよ」
#どうして
あれお題、、、。まぁ、いいか。
こういうシリーズ系増やして行きたい!
前回の死ネタの続きです。※彼視点
俺は死んだ。車に撥ねられたんだ。
最後に聞いたのは知らないおばさんの声だった。
「あのさ!俺お前と友達になりてぇ!いいか?」
先に話しかけてきたのはアイツだった。
俺より背が低くて、でも、めっちゃ頭良くて。
その頃の俺は外に出ることも滅多になくて、彼を知らなかった。
「良いよ。」
「まじ?お前俺の友達1号な!」
彼とすごした時間は夢のようだった。
こんなに人を愛したのは初めてだった。
好きだ。好きだ。その気持ちを初めて伝えた時は彼は照れながらも必死に目を合わせて、
「俺も好き」
そう言ってくれた。
嬉しかった。夢みたいだった。死んでしまっても良かった。
でも、誰かが言ってたんだ。幸せは続かないってさ。
実際そうだった。変わらないものなんて無いんだ。
まだ、意識はある。生きてる。
周りの奴らは必死になって俺を助けようとしてる。
スマホに手をかけて、彼とのトーク画面を見る。
そこにはもう情報を聞いたのか、大丈夫か?とか今どこにいる?とか沢山来てた。
俺は薄れる意識の中でこう返した気がする。
「絶対帰ってくる。」
それだけだった。すぐに既読はついて、彼からは電話がかかってきた。でも、電話に出る気力もなくて。
そのまま、多分、俺は
薄い意識の中で、彼はこちらを向いて笑っていた。
手は届かない。彼と俺の間にはぽっかり穴が空いていた。
「迎えに行くよ。」
なんとしてでも帰ってみせる。まだ夢を見ていたくて。
#夢を見てたい
♡100↑ありがとうございます!これからも頑張ります!
彼が死んだ。
知らなかった。知ろうともしなかった。
認めたくなかったから。
「ただいま。お疲れ様ー!」
今日の仕事も終わり、帰宅する。
「今日は上司に褒められたんだ。仕事よく出来てるってさ。」
彼からの返事は無い。
冷たくなった廊下には、誰の声も響かなかった。
「帰ってこねぇかな、、。」
スマホを見つめながら零す。
彼とのトーク画面を見る。何日経っただろう。
そこには一方的に殴り書きになっているトークが残っていた。
「、、、飯作るかぁ。」
今日も2人分のカレーを作り、2人分置いてテレビを前に座る。
「上手くなっただろ?めっちゃ練習したんだぜ。」
2人分のスプーンは、動かなかった。
「、、返事しろよカス。」
意地をはった子供のように言う。つくったカレーは一口も減っていなかった。
彼は死んだ。
認識するのが怖くて。怖くて。
俺も死ねたら、ずっと一緒だったのかな。
この妄言も消え失せるのかな。
そしたら、君は
涙が出た。彼が死んで初めて。
怖かった、辛かった、恐ろしかった、嫌だった。
あなたを失うのが。
写真の中の彼は笑っていた。
この笑顔も天国で見れるのかな。
昔の夢も、この職も、君がいたからなんだよ。
「昔に戻りたいなぁ。」
彼の写真を抱き、今日も眠りにつく。
彼が迎えに来てくれる。その時まで。
ずっと一緒だよ。
#ずっとこのまま
ヤンデレた???いや好きなのでいいです。
暗い話にしない予定だったのに!!!
少しお話変えました、申し訳ない、、。