こんにちは。さようなら

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4/18/2026, 6:02:41 AM

 今年は桜を見ることが出来なかった。いつも寒い朝には白湯を飲んでいた習慣がただの水に変わった頃、私は久しぶりに散歩へ出た。
 その瞬間、草木の匂いを孕んだ生ぬるい昼間の空気が身体を包む。白い日傘を差して、どこかワクワクとした気持ちで歩き出した。どこか間延びしたような緩い雰囲気があるのは、今日が休日だからだろう。
 外を歩いていくと、冬のころとは変わって、様々な草や花が育っていた。濃い緑色が目に染みる。淡い青の小さな花の群れに、背の高い赤とオレンジのチューリップ、燃えるような濃いピンク色のツツジ。春の陽気を喜ぶように咲き誇っている。それを横目に楽しみながら、いつも通っている小学校の前へやってきた。日傘を傾けて、桜の並木道の下を少し見上げながら歩く。すでに葉桜だった。
 まるで年の瀬のような身近な「終わり」を、ぬるい空気の中でひしと感じた。1年に1度しか見られない桜を、私はあと何度、見られるのだろうか。

12/29/2025, 10:03:40 AM

 人の幸福は平等ではない。でも生きていたら誰でも登る人生のステージにおいて、不幸はけっこう平等にやってくる。
 人は木のようなものだ。あちこちに枝と葉を伸ばして、栄養と光を浴びて幹を大きくしていく。日影にいるとあまり育たないで、枝も葉も痩せ細って、伸びなくなってしまう。
 感情や痛みは、まさに日の光に向かうための羅針盤だ。人は生きるために嬉しさを求め、悪いもの遠ざけるために痛みを教える。
 あなたの地図はそれだけでいい。
 
「心の旅路」

12/21/2025, 1:10:16 PM

付き合ってからますます“好き”が降り積もる。
でも君はしっかり歩いていて、私だけがふわふわと足元を見失っていないか、いつも不安なんだ。

8/28/2025, 2:10:42 AM

 私はいつも安心を探している。あなたが一生愛してくれるという保証がない毎日に、私は時々とても孤独を感じる。あの日、薬指に誓った指輪も、首輪のように繋いではおけない。今日は愛していても、明日はどこかの素敵な女性に心を分けたくなる瞬間があるかもしれない。そしていつかその瞬間が、悪戯心であなたの心をからかうかもしれない。そしてーーその後は考えたくもない。
 でも私はあなたに縋らない。そしてあなたもそれをきっと分かってる。
 大人の恋はさびしい。私たちはお互い、寂しくてもひとりでも生きていける強さをもう持ってしまっている。お互いがいなくても生きていける。
 恋という情熱を失い、愛という響きのなんて冷たいことか。

4/14/2025, 1:49:27 PM

 

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