君といると、ひとりで居る時より寂しい。
「このまま溶け合って、君の一部になれたらいいのに。そして君が死んだら僕も死ぬ」
抱き合いながらそう言ったら、君は鈴を転がしたようなかわいい声で、楽しそうに笑った。
君のぬくもりが悲しい。ひとりの時に心に吹き込む隙間風が、とても寒く感じるようになったから。
君の約束は虚しい。未来の気持ちまでは約束できないと僕が想像していることを、君は知らない。
それでも僕は君との未来は明るいと信じている。
だってもう君は僕のものだから。僕に消化されて溶け合って、二度と離れることはない。ああ、昨日はその事実に興奮しちゃって、急ぎすぎたよ。だから今朝はお腹を壊しちゃったんだ。本当にごめんね。
4/3/2025, 5:04:17 PM