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2/9/2025, 11:45:10 AM

君の背中

最後にあなたの背中に負ぶさった日のことを覚えています。

あれは、祇園祭の夜でした。新しい浴衣に下駄で夕方から喜んではしゃぎ、家族で見物に出かけた最後の花火大会でした。その帰り道、はしゃぎ過ぎてぐずり出し、あなたに負ぶさった。新しい下駄の鼻緒が痛くて母さんが下駄を持ってくれて、私は裸足であなたの背中でうとうとしはじめた。

記憶の中の一番古くて一番ハッキリとした記憶。

あの頃あなたの背中は大きくて、ちょっと煙草の匂いがした。いつの間にか、あなたの背中で揺られながら眠りに落ちて、気づけば朝を迎えていた。何時までもこんな日が続けばと想うほど愛されていた。あれが、最後のおんぶだったかなぁ、それから三人で夜祭りに出かけることもなくなった。

何故だか私は、その日は永遠に心の中に残るけど、この日は何時までも続かないと、その頃から気づいていた。何故だろう、母さんが早くから病気がちで伏せっていたからだろうか?

あの頃の私は、いつか来る、そう遠くない別れの日を予感して時々無性に不安になっていて、そんな時はいつもあなたの背中に負ぶさった最後の日のことを思い出していた。

赤い金魚の柄の浴衣に赤い絞り模様の兵児帯、赤い鼻緒の下駄、父さんの紺色の浴衣黒い帯、母さんの白に藍色の百合の花の模様の浴衣に赤い帯、お揃いの赤い鼻緒の下駄。

君の背中、あなたたちの後ろ姿がはっきりと想い出せる。一番古くて鮮明な記憶。

輝いて光っている、美しい日々。
心の奥の額縁に何時も飾ってある、想い出の風景。

許される為に謝るな、簡単に許しを請うて謝るくらいならするな!よく考えて道を選びなさい。

失敗をおそれずに歩いて行きなさい、人生には勇気が必要だ、後から来た人に追い越されても、突きどばされても、自分の選んだ道に言い訳はせず踏みしめて、ひたすらに歩きなさい。そう約束した。

サヨナラは言わない。君の背中に、二人とも、いいえ皆にまた会えると信じているから。

待ちぼうけして、日が暮れても、この道は、あなた達の元へと続いていると信じているから、自分の道を踏みしめて進みます。

喜びの日も悲しい日も、何時も瞼を閉じればあの日が浮かぶから、花が咲き枯葉になって雪が降っても、また季節は流れ、私が落とした種も花が咲く。

私が生きた道を、決して傲らず怠らず君が大地を味わいゆっくりと踏みしめて歩いた道を、私も、私が決めた道をゆっくりと歩く。全てこの心が決め選んだ道をゆっくり味わいながら私のペースで、追い越して行く人なんかに気を取られずに、あ・る・く。

あなた達は知っていてくれると信じているから、大丈夫です。絶対に約束を守り完走します。

待っていてくださいね、きっとゴールでまた会いましょう。

さよならは言わないけれど、ひとつだけ伝えたい、かけがえない人生をありがとう。

最後に再会する

君の背中に…。


「年年歳歳 花相似たり
 年年歳歳 人不同 」   

後書き

この後
「君のことを、守りたい」なんて分かった様なこと言う男に何人出会ったろうね、「守ってやる」「俺を信じろ」「…たらいいね」のタラレバ人。そんなことを言う奴は、自分が気持ち良くなりたいだけの人。流行に振り回されて走ってる人たち。寄り添う〜優しくありたいって口先だけ口尖らせて言う自慰行為のロクデナシ野郎だ。そんなことが分かったころに「俺の子の母親になって欲しい」と言われて、誰かの為に生きることを覚えました。「君を守ってやる」「幸せにしてやる」「僕を信じろ」なんて寒くて気持ち悪い台詞ではなくて、「幸せになろう」そう言った人と共に生きる場所を見つけて、父さんと母さんみたいに自分が幸せにする、創造する場所を見つけましたとさ、めでたしめでたし。

自分が幸せになることが、誰かを幸せにする、はじめの一歩。


おしまいwww 


令和7年2月9日 

             心幸 

2/8/2025, 12:14:38 PM

遠く…

遠いねぇ…。
お前さんと私の間は、ものすごく遠いwww。まあ、遠くて幸いなのだけどね。(これ、心の距離なwww そんな説明いるところが、とてつもなく遠くなのよwww)

本日の前説は、ここから。
今時、時代錯誤も甚だしいよ、どこの引き篭もりの独居老人か、高学歴ニートかと思ちゃいますよ、お前さん方www この二人その世間との隔たり具合が実は、よく似ていて同志と呼べるのではないかと思う今日このごろ。この時代に、人の生まれや性別を知りたがるとんだコンプライアンス違反野郎で、外では働けまいwww まあ、人を見た目で判断は、人間性って顔や仕草に出るから、あるかも知れないが、それに囚われ過ぎたりするのはナンセンス。シャイな人慣れしていない箱入りさんは人の目を見て話すのが苦手だし、俯き加減になるし、伏し目がちにもなる。人を疑ってかかる時や嫌っている時や攻撃性のある時は、誰だって人を睨むし目つきがキツイくなる。心が擦れっ枯らしは向かってくるような目をしている。

慎重になる時は、じっと人を見つめる。慌てている時は目がよくおよぐ、別に嘘や隠し事がなくても、落ち着かない時も誰だってある。嘘や隠し事、騙してやろうとする時、メンタル患えば瞬きをしないイッちゃってる時の目だ。ゆっくり瞬きをする時は落ち着いている時で、瞬きが早い時は緊張している時…ざっと上げても見た目から得られる情報は沢山あるが、全てその時々で、その人の全てがそれで分かると思うのは思い上がりである。

生まれなんてやつも、環境変わればいくらでも変わるし、お里はなかなか知れやしない、むしろ、何にも知らないお嬢ちゃんお坊ちゃんの方が下衆い。1000万を端金と鼻で平気で笑う下品さを持っているwww 性別なんてものは歳と共に境界越えて、おじいちゃんなんだか、おばあちゃんなんだか分からなくなることの方が自然であるwww もっとも言えることは、他人様のそういうことを邪推して、あれやこれやと下手な探偵みたいなことをすることこそが、一番下品な人間のすることであったりするwww


「思えば遠くへ来たもんだ」 作詞 武田鉄矢

思えば遠くへ来たもんだ
振り向くたびに故郷は
遠くなる気がします

思えば遠くへ来たもんだ
この先何処までゆくのやら…


残念ながら、彼女は海辺の育ち。
深い山里を知らない。

内海の、穏やかな海を見て育ったから
太平洋や日本海が怖い。

静かで穏やかな海を渡る風を感じることが
出来る場所が好き。

だから、この街は悪くない…
思えば遠くに来たもんだ、故郷離れて40年
たまに、華麗な海が恋しくなるけど、ここの海は綺麗なとは、言い難いけど、内海で波が静かな海だから悪くはない。


遠くに喧しいネオンが映る海は、少し悲しくて、遠い昔が恋しくなる…遠く遠くどこまでも遠く青一面の静かな湖面を思わせるような海に浮かぶ筏、静かに高く空を行く鳶の鳴き声と船の音。船は静かな水面を切るように、遠く高い空と遠く青い海が重なる彼方に向けて進んで行く、あの懐かしい遠い海。


それでも、やっぱり海が好きで、彼女は、悲しい色の喧しいネオンが映る海を見ては、遠くに故郷の海を想うのだ。


遠く…。

別に、隠しちゃねぇつうの(爆)
でも、嘘つきだから嘘かも知んないねぇwww

令和7年2月8日 

               心幸   






2/7/2025, 10:46:31 AM

誰も知らない秘密

「キモ!星の王様にでもなったつもり?www   お生憎様まにあってますからwww」彼女はそう言ってラブ・レターを突き返した。「だいたい私は図書館が好きだけど、相手は図書館になんか来ないような人が好きだし、校庭を走っている陸上部タイプが好きなのよwww 悪いけど完全なアウトボールよ」なんと、酷い言葉だwww けれど、拒絶の言葉は、これくらいハッキリ相手に伝えないと、相手の誠に失礼なのであると彼女は信じている。拒絶の意思表示はキッパリと抉るくらい酷いやつを自分が悪者になる覚悟で言う。振る時はフルスイングで傷つける覚悟をすること。相手が早く愛想を尽かして次に行けるように、それが彼女のルール。

誰も知らない秘密。

「キモ、結局友達や親やクラスメートが悪い奴なんだよねぇ、遠回しにそう言ってるよねぇ、そして自分は傷を負って引き籠もった、か弱き被害者ですって、あらゆる罵倒を浴びて私は口を噤んだなんて、噤んでないじゃん、そうやって今も尚後生大事に酷い言葉抱えて、傷つけられた想い抱えて、そいつの為に苦しんでんじゃん、それ、逆に愛?www 執念深いストーカー気質丸出しってやつwww 相手に言えないだけの面と向かって言えないだけの悪口を私に向かって、言ってるじゃない。ねぇ、それで奥ゆかしいさんのつもり?全くただの甘えよwww」彼女は、そう言って目の前にいる女の敵を買って出た。

「これだけ言われたら言い返すのがルールよ、自分だけ良い子ぶるから卑怯だって言われるのよ。だって結局、陰で悪口言って呪っていたら陰湿でしょ、あなたの方が」

味方も敵も近くにいるわけです。誰でも外に出れば7人の敵が居るのです、生きることは戦いです。何時も誰かの陰に隠れてそこから石投げて守られているのなら、傷つくことも傷つけることもないでしょうが、外に出れば傷つけることも傷つくこともありますからお互い様なんですよ。 
自分だけ被害者って思考が彼女は苦手だ、そういう思考が私刑を生むんだと考えている。それが、彼女の生きる掟。

誰も知らない秘密…秘密は言ったらおしまいと言ったら、それはお題へのアンチテーゼ?永遠の花束なんてない、隠すくらいなら燃やしてしまえばと同じ思考で、厨ニ的で書くの意味ねぇじゃーんの、お話になりませんねwwwです。

こうみえてわりと真面目かもね♪ サボらないサボらない♪ それが一番の誰も知らない秘密かもねwww。




令和7年2月7日       

              心幸 



2/6/2025, 1:54:59 PM

静かな夜明け

本日の前説。

お主は、ほんに無頼で我儘な奴じゃ和尚は小僧に言った。本当に何処へ行っても何を見ても自分主役で困ったものだ。お前に嫌われても誰も困らんことを覚えておけ、だいたいこっちが嫌いな奴はあっちもお前を嫌っていることを知っておけ、だから離れて行くんじゃ、それをお前は自分主役で見て裏切られた!と言って、態々覚えて恨み言を並べる。それはな、お前が自分勝手に、その人に被せた面の皮が剥がれただけで、嘘でも裏切りでもなくもうひとつの真実なんじゃよ、お前が信じて創っていたその人の顔と、違う顔が見えただけで、嘘でも裏切りでもないと心得よ。そうして、仮に自分の信じた一面と違う一面が見えただけで、心が離れてしまう様なのは、共にそれだけの縁であったということだ。それを何時までも後生大事に根に持って被害者ぶるのはよせ、自分の値打ちを下げるだけだということに気づけ。嫌い恨んで恨み言を言ってるうちは、その者との縁を断ち切れず、自分の方がその切れた縁にしがみついているだけであると気づけ、そう言って和尚は「源氏物語」の六条御息所の章「夕顔」巻のを指し示した。源氏物語は、日本最古のハーレクィン・ロマンスであるが、人の縁を描いた書でもある。

一方アメリカでは、アメリカ人男性のheartを鷲掴みにして離さないのが「ゴッドファーザー」である、ゴッドファーザーは傑作のビジネス書である、「味方は近くにいる、敵はもっと近くにいる」「ソニーはことをはじめる(戦いをはじめる)いい場所を見つけておけ」生き馬の目を抜くビジネスの世界は「go to the mattresses」なのであるwww 長く読み継がれ語り継がれる愛されるものには、それなりの意味があものだ。自分に合うか合わないか、正しいか正しくないかは、置いておいて、手にとってみるのも悪くないのである。

静かな夜明け 

夜明け前が一番、静かでそして寒い。
凍てつくような、静寂が支配する白く空が明け来る、静かな夜明け。

「木曽路はすべて山の中にある…」という有名過ぎる書き出しで始まる島崎藤村の偉大なる書は、中山道の宿場馬籠宿で17代続いた庄屋に生まれ育った半蔵が、伝統を重んじる国学に心酔し江戸に赴き、その大家である平田鉄胤の門下に入る。半蔵は王政復古の実現を信じて奔走する。しかし、現実は西洋文化にかぶれた文明開化と、政府による民への圧迫は激しさを増し慎ましく静かに生きようとする市井の人々を戦争という時代の津波に飲み込もうとしていた。

姓を与えられても、国家の戦争の道具でしかない地位無き人々。これならば幕藩体制の徳川の世の方が、彼等は静かに生きることが出来たのではあるまいか?と半蔵の精神は大きく揺らぎ、明治天皇行幸で通りかかった時には扇子に国家を憂う短歌をしたため、直訴しようとして処罰され身内の半蔵への目は冷たくなる一方であった。それでも当の半蔵は麗しく気高き我儘な我が理想とそれを求める正義感と叶わぬ現実との板挟みに喘ぎ、江戸に行くもまたもや処罰され、故郷に連れ戻され隠宅で隠居生活をおくる羽目になる。やがて自分の現実と理想やりたいことと出来ること、あまりにも高過ぎ潔癖過ぎる理想的自己陶酔に、ついには狂乱放火事件を起こし、父の手により座敷牢に入れられてしまう。やがて半蔵は次第に衰弱し、56年のその生涯を閉じる。国学を志し高き志しと正義感に燃え、守ろうとした木曽の海を知らぬ住民たちに疎まれ身内父親にさえ疎まれながら生涯を終えた、志し高きエリート半蔵。その死を悼むのは、書生ただ一人であった。その終わりは、始まりと同じように静かな夜明けであった。

夜明け前が一番、静かで冷たい。

って読書感想文を中二の頃書いてコンクールで賞を頂き、地元新聞に掲載され勘違いしたのは、遠い昔のお伽噺のような出来事でした。その新聞が大事そうに仕舞われていたのを見つけたのは、祖母の遺品整理実家の仏壇仕舞いをしている時に、仏壇の奥の引き出しから見つけたのでした。言葉では言い表せない柔で深い愛情に、つつまれた出来事だった。


夜明け前の静けさ。



作者 島崎藤村 「夜明け前」の感想文一部抜粋。


令和7年2月7日 

                心幸      











2/5/2025, 3:44:05 PM

heart to heart  

「心と心」  作 心幸

「頭悪いよね、永遠なんてないものに花束なんて、意味分かんない😀」14歳の真冬は唇を尖らせて、そう嘯いた。そんな、真冬の髪をポンポンと叩くように撫でて祖母の春恵さんは笑った。そうして、春まだ浅い弥生3月の窓から望める小高い山の麓にある墓地を指差した。そして、こう言った「あそこに見える山桜もうすぐ、また今年も満開になる、あの山桜いつ頃から、あの墓を見下ろすように立っているか知ってるかい?」祖母の問いかけに、真冬は「知らないけど、私が生まれた頃にはあったよね」と言った。春恵さんは笑顔でこう答えた、「そうさ、ばあちゃんも知らなかったよ、もう、あそこにこの村の墓地が出来た、頃から有るらしいよ。毎年毎年、春には満開になって、お墓に花吹雪が舞って一面桜の花びらが敷き詰められるのさ、今年も相変わらず、その春が、もうすぐやって来るよ」「それが、どうしたのよ、おばあちゃん、そんなこと当たり前じゃん」真冬が祖母の顔を見つめると春恵さんの目は少し強い光を持ち孫娘真冬の目を見つめた、その優しいけど強い光に真冬は黙って春恵さんの言葉を悪戯心で意地悪く遮ったことを恥ずかしく思い春恵さんの話に耳を傾けた。

春恵さんは、語りはじめた。
「ばあちゃんは、子供だった頃、あのお墓を見下ろす山桜の下に石ころを埋めたことがあってね、何故かって言うとね、ばあちゃんのお父さん、お前さんの曽祖父が戦争に行って白い箱に入って帰った日の夜、ばあちゃんは、その白い箱の中をこっそり覗いたんだよ、そしたらねぇ、小さい小さい石ころが入っていたのさ、なぜだか、ばあちゃんはそれがね無性に悲しくて悔しくて、でもばあちゃんは、悲しくなる理由も悔しくなる理由も、その時は分からなくて、ただ涙が止まらなくてね、そしてまだばあちゃんの父さんが戦争に行く前のお盆に、家族でご先祖様をお見送りに行った帰り道、父さんに手を引かれて聞いた話を思い出したのさ。あの墓場は、かれこれ500年はあの場所にあって、あの山桜は、それより前からあそこにあって毎年毎年桜の花をつけ、ご先祖様の寝ている頭の上を舞い花の絨毯を作るんだ、凄いだろ、父さんもいつかあの墓場に寝る時には酒持って孫連れて参りに来てくれよ、待ってるからな、いつまでもいつまでも…」そんな話をした…。それから少女春恵さんは、石ころをその山桜が一番近くに見える墓地の隅に埋めたそうだ。そして、嫁いで子供が生まれて、その子の手を引いて、山桜の麓の春恵さんの父さんが眠る、お墓に、お酒を持ってお参りに行ったんだ、「父さん、孫連れて来ましたよ」ってね。

「真冬、勘違いしちゃいけないよ、変わらないものが、そこにあるから変わって行けるんだよ、森羅万象変わらないものが諸行無常を見守っているんだよ、荒城の月って詩はねそなことを歌っているんだよ」

春恵さんは続けた、「真冬、なんでお前は真冬って名前か知ってるかい?」「えぇ、大寒の頃に生まれたからでしょ、お母さんが言ってた」「そうだね、曽じいさんの名前知ってるかい?」「知らないよ」「夏生、夏生まれだから夏生なんだよ、いい加減なもんさ、昔は子供が多いからねぇ、名前も適当で、でもその親から貰った名前に意味を持たせるために、父さんは季節の名前を子供たちにつけた。そして、ばあちゃんも娘には季節の名前がつけたくて、お前の母さんに秋穂って名前をつけて、お前の母さんは、お前に真冬って名前をつけた。季節は、何百年何千年同じ様に巡って、真冬は春に繋がりまた花が満開に咲くんだよ、そうして、私たちはその花を眺めて愛で愛しいひとに花束をつくり贈り、酒を飲み移りゆくものの儚さに諸行無常を感じ取るのさ、森羅万象変わらずに有るものが諸行無常を感じ取る心と心を教えてくれるんだよ…お前さんには、まだ難しい話だったかねぇ」春恵さんはそう言って微笑んで、真冬の尖らせた九官鳥みたいな口先に飴玉を突っ込んで、何処かへ消えた。
春浅い午後の日差しが新しい芽が芽吹く仕度に忙しそうにしている姿が春の木立にキラキラと光って見えた。

この話は、フィクションです。

因みに、短編は原稿用紙10枚から文字数で言うと4000字から、この話は短編にもなりませんwww ショート・ショートならいけるのかな?原稿用紙1枚から、そう呼んで良いらしいからwww 「heart to heart」中二なら検索しないでもニュアンスで分かりたい言葉ではあるね、心と心の、この会話も春恵さんは中二の孫でもこの子なら分かると思ったのさ、心と心の会話ってそんなもの、今、分からなくても覚えていて、いつか思い出してくれれば、そう思って春恵さんは話したのかも知れない。孫とばあちゃんの目に見える時間は、そう長くないから。

追記
おばあちゃんの子の孫だったら、それ、おばあちゃんから見て曾孫だわなwww 繋がりの勉強は英語の勉強と同じくらい大事、納得。
おやすみ〜👋🤣




令和7年2月5日 


              心幸

                   






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