奇跡をもう一度
そんなに何度も奇跡が起きたら奇跡じゃないじゃない あなたならそう言って笑うだろう
たった一度の奇跡を望むなら
そんなの分かりきっているけれど
それは 順番通りに訪れるはずの軌道で
その 歴史が今の私に繋がったのだから
まだ 若いあなたが守ろうとしたものが
私の 今だから奇跡は必然
奇跡をもう一度 望むならあなたの様に
生きて行くだけだと分かった
二度と重ならないあなたとわたしの時間
そんなの分かりきっているけれど
それは 順番通りに訪れた別れなのだから
その 別れが今の私を創った
まだ 世の中のことを何も知らなかった
私の 軌跡が始まったのだった
人生は二度とはない 二度あればと
奇跡をもう一度と望んでも無駄 望むなら
始まった軌道を 私は繋げるだけあなたに再会する道は きっとそこにある
それは この命を繋げて行く中で
もう一度 あなたは生まれ 私は生まれる
この 輪廻の中で何度も巡り合う
あなたと出会う 奇跡をもう一度
奇跡は必然
奇跡は積み重ね
奇跡は証
奇跡を望むなら
否定ばかり 批判ばかり
粗探して 文句ばかり言っていないで
受け止めて
感謝して生きることだ
こんな狭いネットの中で
視聴者代表の国民代表の多数派代表のと騒ぐのは馬鹿げている
100年も経たぬうちに正義も社会常識も変わる そんな無情のなかにいる
より多くの敵を殺す 殺しきることが正義
個人の自己実現よりも命よりも大切な国家という時代は ほんの80年前にこの国に存在した
それでも そこに生きた人々は
家族を恋人を愛し 奇跡を望み生きた
だから 私は今ここに生きることが出来ている
あなたが守ろうとしたものを 守ろうと思います
100年も経たぬうちに変わってしまうもののなかに 変わらないあなたのくれた真を守りたいと思います
奇跡をもう一度
もう一度 あなたに出会うために
そう 思いながら
祖母の古い古い
アルバムを閉じた
令和6年10月2日
心幸
たそがれ
今は夏 そばにあなたの匂い
幸せな夢におぼれていたけれど
夕立が 白い稲妻つれて
悲しみ色の日暮にして行った
しびれた指 すべり落ちた
珈琲カップ 砕け散って
私はただ あなたの目を
言葉もなく 見つめるだけ
さだめという悪戯に
引き裂かれそうなこの愛
今は冬 そばにあなたはいない
石畳 白く粉雪が舞い踊る
引き裂かれ 愛のカケラになって
それでも胸で熱さをなくさない
凍える手で広げて読む
手紙の文字が赤く燃えて
私はもう あなたの背に
もたれかかる夢を見てる
さだめという悪戯に
引き裂かれそうなこの愛
今は秋がはじまったところ
白い稲妻が連れて行った
悲しみの只中で 夕立にうたれた
アスファルトは蜃気楼でもあげているのか?
やがて 枯れ葉が舞って
マラソン人が過ぎる公園のベンチで
止まる私を誘うのか?
そして 粉雪舞う冬になり
人混みに紛れても
二人が同じ空を眺めていれば
同じ風に吹かれて 似たように凍えるのか
心まで白く染められたなら
二人の孤独を分け合えたのか
二人の孤独を包んで空に還すことが出来たのか
胸の中でざわめく
同じ痛みを感じ合えているなら
変わり続けてく
街並みのように
もとには戻れない二人だけれど
ただ季節は流れ
もし再び出会って
瞳を探り合っても
隔てた時を埋める
すべは何ひとつなくても
手放した恋は今が幸せと感じる
ことが出来て あなたの幸せも祈れ
やっと本当のサヨナラ出来る
時は優しいと たそがれに微笑む女がいた
いろんな詩を繋げて物語を作ってみた
詩人はいつも文学者であり哲学者である
私には
座右の銘といえる歌詞が3つある
歩きだそう明日の日に 振り返るにはまだ若い
吹きすさぶ北風に 飛ばされぬよう 飛ばぬよう
凍えた両手に息を吹きかけ
生きることが辛いとか 苦しいだとか言う前に
野に育つ花ならば 力の限り生きてやれ
果てしない大空と 広い大地のその中で
幸せは自分で決めて自分を信じ自分の腕で掴むよう
涙の数だけ強くなれるよ
アスファルトに咲く花のように
明日は来るよどんな時も
信じられぬと嘆き否定するよりも
信じて傷つく方がいい
求めないで優しさなんか
臆病ものの言い訳だから
悲しみこらえて 微笑むよりも
涙かれるまで 泣く方がいい
人は悲しみが 多いほど
人には 優しく出来るのだから
微笑むのは 泣いてから
優しさは 求めないで与えるもの
泣きもしないで 微笑む人は嘘つきで
寄り添ってとか優しくありたいとか優しさを求める人は臆病者だ
詩人たちは 言いました
使った詩
たそがれマイ・ラブ 作詞 阿久悠
恋人よ 作詞 五輪真弓
粉雪 作詞 藤巻亮太
シングル・アゲイン 作詞 竹内まりや
大空と大地の中で 作詞 松山千春
TOMORROW 作詞 岡本真夜 真名杏樹
贈る言葉 作詞 武田鉄矢
昭和歌謡曲にはドラマがある
令和6年10月1日
心幸
きっと明日も
きっと明日も 同じ朝が来て
仕事に行って 日が暮れると信じて
今を生きて行く
手を振った日から 時がながれて
私だけ立ち止まったような気が時々してます
けれど 月日は着実に過ぎ
あなたの居ない その横で
あなたの知らない 出来事が積み重ねられ
私は あなたの歳を越えました
それでも どうしてこんなに涙がでるのでしょう あなたの知らない出来事が雪のように降り積もりました
私は 結婚して 子供が出来て 孫が生まれて
あなたよりも 白髪になり 少しは大人になった気でいるけど どうしてこんなに涙が出るのでしょう
あなたは いつものように手を振って
私は 振り返って背を向けて歩き出したけれど
別れなんていつ訪れるのか分からなかった
その日はいつ訪れるのか誰も知らなかった
平等に知らず 平等に訪れるその日だと知らされた日 冷たい10月の雨が降っていた
だから 今日を最後の日だと思って生きよう
そう思って生きてきた
今度は あの日のように手を振っている
あなたの元に駆け出して行けますか?
あの日の あの場所にタイムスリップしたら
あなたよりも 歳上になった私を手を振って
迎えてくれますか 信じています
いつか この道があなたの元に続き
あの日 手を振って私を送ってくれた
あなたに また会えると
そして
お疲れ様って言い合えると信じています
それから あなたの知らない私のことを
たくさんたくさん話したいの
あなたは 黙って頷いて笑って
「頑張ったな」って言ってくれるかな
「頑張れ 頑張れ」って 振り返ると何時も
居ないはずの あなたの声が聞こえていたけど
その時は 「頑張ったな」って言ってください
そう信じて あなたに向かって歩いて行きます
両手広げて 待っていてください
きっと明日もありますね
あなたに会える その日まで歩いて行きます
令和6年10月1日
心幸
静寂に包まれた部屋
君が窓辺に 挿した薔薇を
もう どれくらい眺めていただろう
朝日のなか 静寂に包まれた部屋
薔薇は色褪せ 二度と愛は戻らないと
知ったよ
やり直そうと 言える勇気があれば
良かったのか 伏せられた写真立て
忘れられたマニュキュアボトル
何も変わらない部屋が静寂に包まれて
泣いている
想い出は早く消せばいいのか
それが 最後のつぐないなら
嫌いになるほど そこに居てくれ
嫌いなものにしがみついて
醜い醜態晒している
愛情と憎しみは背中合わせ
何処にも行けずにそこにへばりつく
格好悪さと身勝手さと独り善がり
いちにさんし みんな笑っちまう
ほど 夢中
いちばん 気持ち悪い
根腐れピエロが そこにいる
誰か あのドアを閉じてやれよ
もう 使うことのない二つの鍵を手のひらに
長い日々への終止符を待っている
それは 長かろうが短かろうが
誰かに決められるものではない
ましてや 正解なんて
そんなものない
それが愛というもの
愛情不足になるなら
この静寂に包まれた部屋で
気が済むまで 悲しみと向き合うのも
悪くない
静寂に包まれた部屋で
令和6年9月29日
心幸
別れ際に
夕暮れ迫る街角
喫茶店の一番奥の席
四人向かい合わせの席に三人
向かい合わせの女二人に男一人
男側の女のそう細くもなく白くもない薬指に光る指輪がもう一人の女を弾いていた
一輪挿しの花瓶に
赤い薔薇が挿されていて
三人を見下ろすように飾られていた
その薔薇を見るように
視線を外す女の頬につたう一筋の涙が夕陽に光り拭う指に指輪が映える
艶のない唇とコーヒーカップが震えてる
男が見つめるのも話しかけるのも
その地味な女(ひと)
ブランド品と化粧で彩った
女には目もくれない
すっかりカタはついている
男なんてそんなもの
一枚の紙切れの関係は
薄いようで薄くない
夫婦の間には
深くて黒い河がある
今夜も舟を出す
CHANEL No.5
赤い唇に高いヒール
派手な女は席を立つ
別れ際吐くように 「やってられないわ…」
「はい、カットー!」
ドラマよドラマ(笑)
それはドラマ
正しく生きれないからドラマ
ドラマの中に入って殴り飛ばしたい?
馬鹿言ってんじゃないの!
ドラマチックに間違いが起きるからドラマ
絶体絶命の人間模様があるから
人生は面白い
もし 仮にそれがリアルでも
その虚構に嘘と現実の間に
人間模様を観るから
面白い 善男善女の話なら
お前が日常で
退屈そうにやってる暮らし
言ってる愚痴と変わらないからつまらないんだよ(笑)
監督は別れ際メガホンを叩きながら
そう 言って笑った
エンタメを観る時くらい虚構を生きてみろ
「よーい スタート」
令和6年9月28日
心幸