たそがれ
今は夏 そばにあなたの匂い
幸せな夢におぼれていたけれど
夕立が 白い稲妻つれて
悲しみ色の日暮にして行った
しびれた指 すべり落ちた
珈琲カップ 砕け散って
私はただ あなたの目を
言葉もなく 見つめるだけ
さだめという悪戯に
引き裂かれそうなこの愛
今は冬 そばにあなたはいない
石畳 白く粉雪が舞い踊る
引き裂かれ 愛のカケラになって
それでも胸で熱さをなくさない
凍える手で広げて読む
手紙の文字が赤く燃えて
私はもう あなたの背に
もたれかかる夢を見てる
さだめという悪戯に
引き裂かれそうなこの愛
今は秋がはじまったところ
白い稲妻が連れて行った
悲しみの只中で 夕立にうたれた
アスファルトは蜃気楼でもあげているのか?
やがて 枯れ葉が舞って
マラソン人が過ぎる公園のベンチで
止まる私を誘うのか?
そして 粉雪舞う冬になり
人混みに紛れても
二人が同じ空を眺めていれば
同じ風に吹かれて 似たように凍えるのか
心まで白く染められたなら
二人の孤独を分け合えたのか
二人の孤独を包んで空に還すことが出来たのか
胸の中でざわめく
同じ痛みを感じ合えているなら
変わり続けてく
街並みのように
もとには戻れない二人だけれど
ただ季節は流れ
もし再び出会って
瞳を探り合っても
隔てた時を埋める
すべは何ひとつなくても
手放した恋は今が幸せと感じる
ことが出来て あなたの幸せも祈れ
やっと本当のサヨナラ出来る
時は優しいと たそがれに微笑む女がいた
いろんな詩を繋げて物語を作ってみた
詩人はいつも文学者であり哲学者である
私には
座右の銘といえる歌詞が3つある
歩きだそう明日の日に 振り返るにはまだ若い
吹きすさぶ北風に 飛ばされぬよう 飛ばぬよう
凍えた両手に息を吹きかけ
生きることが辛いとか 苦しいだとか言う前に
野に育つ花ならば 力の限り生きてやれ
果てしない大空と 広い大地のその中で
幸せは自分で決めて自分を信じ自分の腕で掴むよう
涙の数だけ強くなれるよ
アスファルトに咲く花のように
明日は来るよどんな時も
信じられぬと嘆き否定するよりも
信じて傷つく方がいい
求めないで優しさなんか
臆病ものの言い訳だから
悲しみこらえて 微笑むよりも
涙かれるまで 泣く方がいい
人は悲しみが 多いほど
人には 優しく出来るのだから
微笑むのは 泣いてから
優しさは 求めないで与えるもの
泣きもしないで 微笑む人は嘘つきで
寄り添ってとか優しくありたいとか優しさを求める人は臆病者だ
詩人たちは 言いました
使った詩
たそがれマイ・ラブ 作詞 阿久悠
恋人よ 作詞 五輪真弓
粉雪 作詞 藤巻亮太
シングル・アゲイン 作詞 竹内まりや
大空と大地の中で 作詞 松山千春
TOMORROW 作詞 岡本真夜 真名杏樹
贈る言葉 作詞 武田鉄矢
昭和歌謡曲にはドラマがある
令和6年10月1日
心幸
10/1/2024, 12:23:04 PM