きっと明日も
きっと明日も 同じ朝が来て
仕事に行って 日が暮れると信じて
今を生きて行く
手を振った日から 時がながれて
私だけ立ち止まったような気が時々してます
けれど 月日は着実に過ぎ
あなたの居ない その横で
あなたの知らない 出来事が積み重ねられ
私は あなたの歳を越えました
それでも どうしてこんなに涙がでるのでしょう あなたの知らない出来事が雪のように降り積もりました
私は 結婚して 子供が出来て 孫が生まれて
あなたよりも 白髪になり 少しは大人になった気でいるけど どうしてこんなに涙が出るのでしょう
あなたは いつものように手を振って
私は 振り返って背を向けて歩き出したけれど
別れなんていつ訪れるのか分からなかった
その日はいつ訪れるのか誰も知らなかった
平等に知らず 平等に訪れるその日だと知らされた日 冷たい10月の雨が降っていた
だから 今日を最後の日だと思って生きよう
そう思って生きてきた
今度は あの日のように手を振っている
あなたの元に駆け出して行けますか?
あの日の あの場所にタイムスリップしたら
あなたよりも 歳上になった私を手を振って
迎えてくれますか 信じています
いつか この道があなたの元に続き
あの日 手を振って私を送ってくれた
あなたに また会えると
そして
お疲れ様って言い合えると信じています
それから あなたの知らない私のことを
たくさんたくさん話したいの
あなたは 黙って頷いて笑って
「頑張ったな」って言ってくれるかな
「頑張れ 頑張れ」って 振り返ると何時も
居ないはずの あなたの声が聞こえていたけど
その時は 「頑張ったな」って言ってください
そう信じて あなたに向かって歩いて行きます
両手広げて 待っていてください
きっと明日もありますね
あなたに会える その日まで歩いて行きます
令和6年10月1日
心幸
10/1/2024, 8:48:40 AM