夜明け前
「木曽路はすべて山の中である…」夜明け前と言われるとこの有名な小説書き出しの一節と
共に女工哀史の「あゝ野麦峠」を思い出すのである。
夜明け前が一番暗い。
今では世界遺産などでもてはやされる紡績工場であるが、そりゃあやっぱり明治大正当たり前に口減らしに売られて行くのでしょう少女たちの歌の碑は今も木曽路をドライブすると目にします、本当のところはその頃を生きない私たちには分からないけど、強制的志願と時代の風を思えば命に差はなけれど生まれる場所身分には差が大きくあったとしか言えないそれが歴史というようなものに思える。
時代が成熟すればなんて、今のこの国に時代に生まれた幸運だけに過ぎないことを、偉そうに語るより、そんな時代に生きた人たちがくれたこの時代に感謝しなければならない。
今の時代を創ったのは過去の人たちです。
明治維新を成したのは江戸時代の人たち
明治大正浪漫文明開化外へ出て行ったのが明治大正の人たち、そして戦争をした。
敗戦から、地べたを這い24時間働いて何でもある豊かな国を創ったのが昭和の人たちです
貰ったものを自分たちの手柄のように言うな!
平成生まれが令和をつくる、どんな時代かは
令和の次の元号の子供たちが語る。
夜明け前が一番暗くて寒い。
令和6年9月13日
心幸
本気の恋
いつも本気の恋だと思っていたわ!
あれも、それも、これも…笑
馬鹿みたい笑って
馬鹿みたい泣いて
ただ、楽しかった
想い出は綺麗にしかならないしね
やがて、恋の季節が過ぎて
共に生きる愛を見つけると
本気は覚悟に変わり
妥協を覚えて許し合う
馬鹿みたいに笑って
馬鹿みたいに泣いた
ただ、馬鹿みたいだったから
今があり明日に繋がるんだ
昨日の私が今日の私を連れて来てくれた
過去があるから私は今ここにいる
今が輝いているなら
昨日の過去の自分が頑張ったから
過去に感謝
いくつかの本気の恋のひとつが
本気の愛に育ったはずだから
オールOK(笑)
喪失感とカレンダー
あなたの居ない日が増えて行きます
去年の今が10年も20年も前のことのように思います。
去年のあなたの思い出が砂のように手のひらから零れ落ちて初秋の匂いのする風に煽られて秋桜畑の上を飛んで行くようでした。
その、後をあなたの曾孫が一所懸命に歩いています。
喪失感とカレンダー
あなたの居ない日が増えて行きます
けれど、新しいあなたとの思い出は増えません。
だから、去年のあなたの細やかな日常を手のひらに掬い上げます秋の夕陽に風に揺られて「嗚呼ぁ」と深呼吸ひとつ喋るのが下手なあなたの
その、膝の上にあなたが曾孫を一生懸命に愛でていた。
喪失感とカレンダー
あなたの居なくなった日から
今日までを、なぞりながら
孫を抱いています
今、あなたを近く感じています
喪失感とカレンダー
しかし、他人にどうしろとは言わない
あなたがとても好きでした。
他人に、どうしろこうしろとか
何様だ、壺売りか?気持ち悪いってあなたなら
言うだろうな。
承認欲求なのかも知れませんお義父さん
自分の価値を誇りたい人ほど
他人様にアドバイスなんてしたくなるのかも
知れませんね(笑)
喪失感とカレンダー
心の中のあなたと会話してみました。
令和6年9月10.11日
心幸
世界に一つだけ
知らないということは、恐ろしいことだ、そしてまた幸せなことだ。
言葉も時代と共に変化して行くものだが「唯我独尊」というお釈迦様の有り難い言葉を取り違え独り歩きさせ平気で「自分が世界で最も優れているの意」なんて書いているものを目にして哀しくなる。
「天上天下唯我独尊」釈迦が生まれて7日目だかに歩き出し言ったとされる言葉は、自惚れの身勝手な意ではなく、「唯だ、我、独(ひとり)として尊し」だ、歪んでものを捉えない人であれば、これは、世界に唯ひとつだけの我という存在(命)は尊いと言っているのだと分かるだろう。「我も人なり、彼も人なり」であれば、我の命も彼の命も天上天下に唯ひとつきりの尊いものであると言っているのだと分かるだろう。
それをイキった漢字好きのヤンキーが「俺が天下とったる!」「この世で一番俺が強いんじゃあ~」と威勢よく旗印に掲げて走ったものだから「俺最強」「無敵」なんて使われ独り歩きし始め、それを真似した一部の屁理屈王たちが否定して使う時に使う様にしてしまいましたが、本来はお釈迦様の言葉であり、普通に学問を修めた一般人歳上の家族や上司様々な人の中で揉まれた人なら、独り善がりの自惚れの言葉ではないことは、字をじっくり読めば理解できます。
「天上天下唯我独尊」さらに勉強すれば、
「一人ひとりかけがいのない命であり、そのままで尊い」と唯一無二の存在であると言っていると分かります。そして、お釈迦様は、それと同時に「三界皆苦」と続けます。これは「人生は苦なり」という意味です。「三界の獄」とも言われ「人生は四苦八苦」となります。四苦八苦とは、生、老、病、死のことで命が平等に与えられたという意味を表します。
「天上天下唯我独尊」とは、一人ひとりが生きているままで尊い、苦しみながら、老いて、病にかかり、そして死ぬ、、そのままでいいんだという、世界に一つだけの平等に与えられた我唯ひとつきりの尊い命と言っています。
少しお釈迦様の言葉の本を紐解くと見つかる話ですので、日本人なら覚えておきたいですね。
令和6年9月9日
心幸
胸の鼓動
彼は生まれてはじめてのその早鐘を打つような胸の鼓動を恋であると気づきながら否定しその相手を下に見て賢り正義中毒のお硬い先生のように批判するくせに、つけまわしては嫌われていることも理解できずに愚かにも守ってやるよなんて思いあがっていた。それは推しアイドルでも追いかけるアダルトチルドレンのメガネ豚のように。
そして、独りカーテンに月あかりの差す部屋で
顔にはスマホのブルーライトをあてながら今夜も胸の鼓動に苦しんでいた。
メンタルヘルスか?
アダルトチルドレンメガネ豚はメンタルヘルス先生を訪ねた…はじめての胸の鼓動を持て余す。
「先生奴は悪魔なのか?僕を苦しめる」アダルトチルドレンメガネ豚は息を荒げてメンタルヘルス先生に問い掛けた。
「それは、恋だよ、利己的な」
「自分の思い通りにならないと苦しい、苦しめられていると錯覚する傷つけられていると誤解する、被害者妄想の恋だよ」メンタルヘルス先生は答えた。
アダルトチルドレンメガネ豚は、そうなのかと汗ばむ手を握り締めたが、どうにも胸が苦しい。
「先生、これは恋なのか?」
アダルトチルドレンメガネ豚の声はかすれていた、額には脂汗が滲んでいた。
メンタルヘルス先生はアダルトチルドレンメガネ豚の脈を取りながら、「いや、ちょっとまて、これは心筋梗塞の発作のようだ、君、救急車だ!」メンタルヘルス先生は看護師に救急車を呼ぶように指示をした。
胸の鼓動を、未知との遭遇の恋と思い違った
アダルトチルドレンメガネ豚は血の気の完全に引いた顔で倒れた。
胸の鼓動には、気をつけて、恋も心筋梗塞も
命とりになりかねません。
批判一切受けつけませんの毒舌ネタの回
令和6年9月8日