夜明け前
「木曽路はすべて山の中である…」夜明け前と言われるとこの有名な小説書き出しの一節と
共に女工哀史の「あゝ野麦峠」を思い出すのである。
夜明け前が一番暗い。
今では世界遺産などでもてはやされる紡績工場であるが、そりゃあやっぱり明治大正当たり前に口減らしに売られて行くのでしょう少女たちの歌の碑は今も木曽路をドライブすると目にします、本当のところはその頃を生きない私たちには分からないけど、強制的志願と時代の風を思えば命に差はなけれど生まれる場所身分には差が大きくあったとしか言えないそれが歴史というようなものに思える。
時代が成熟すればなんて、今のこの国に時代に生まれた幸運だけに過ぎないことを、偉そうに語るより、そんな時代に生きた人たちがくれたこの時代に感謝しなければならない。
今の時代を創ったのは過去の人たちです。
明治維新を成したのは江戸時代の人たち
明治大正浪漫文明開化外へ出て行ったのが明治大正の人たち、そして戦争をした。
敗戦から、地べたを這い24時間働いて何でもある豊かな国を創ったのが昭和の人たちです
貰ったものを自分たちの手柄のように言うな!
平成生まれが令和をつくる、どんな時代かは
令和の次の元号の子供たちが語る。
夜明け前が一番暗くて寒い。
令和6年9月13日
心幸
9/13/2024, 2:16:17 PM