mia

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8/6/2024, 12:59:55 PM

地面に這いつくばって拾い上げたわずかな希望
倒れ込んだ僕を高く跳び上がったあなたの大きな影が覆った

その奥に一瞬だけ見えた吊るされた照明よりも
あなたの背中がずっとまぶしかった

撃ち落とされる寸前のわずかな希望を
瞬く間に未来へと貫いたあなたの強さ

振り返り、僕に手を差し伸べるあなた
その時の眼差しがまぶしかった

あなたは僕にとって最初からずっとまぶしい存在だ
だから目を細めて笑ってしまう

俺はあなたの前でなら汗だくになって
どれだけでも熱くなれる
これだけはわかっていてほしい
俺はもうあなたに焦がれている

8/3/2024, 11:44:44 AM

撫でられたところから
熱が伝わり身体中が火照っていく

彼が手を離すまで身を委ねていた

「会いに来てくれてありがとうね」

手が離れていくのと同時に
優しい声が聞こえて
ドッ、ドッ、ドッ、
鼓動が速まる

「いえ、、あの、少し居座ってもいいですか」

「あはは、居座るって、いいよ。というか居て」

どくん、とまた大きく胸が鳴る
広くて静かな部屋にバレてしまいそう

そうして彼は目を閉じた

話したいこともあるし
見つめ合いたいとも思うけど

そばに居ることを許されるどころか
願われてしまった

それだけでいいや

私も目を瞑ることにした


どちらかの目が覚めるまでに
なにかが彼に、私に、やってくるだろうか

できるだけ長くこの静寂を

8/2/2024, 12:48:06 PM

206、206、、、

これが、これから会う人の住む部屋番号だったらな

いやまあ今はそこが部屋番号に違いないんだけどさ

新しく建て替えられた大きな病院の中を
心の中でそんなことを呟きながら
スリッパで進んでいく

あ、あった、、

目の前に現れた目的の部屋番号に
誤魔化していたはずの鼓動の速さが襲い掛かる

一度だけ大きく深呼吸をして
大きな扉にコン、コン、とノックをする

返事無くても入ってきていいから、と
LINEで言われていたことを何度も脳内で再生し
失礼しまーす、、、と誰にも聞こえない小さな声で呟き
静かに扉を開けてそろりと部屋の中に入る

四人部屋だが、つい最近もう一人が居なくなって
この大きな部屋を独り占めしているらしい

一番奥のベッドに居る会いたい人へ近づく

すると上半身が起こされたベッドに身体を預けて
窓の外を見ているようだった

「...こんにちは......」

少し掠れてしまった声で呼び掛けると
ゆっくりと顔をこちらへ向けながら

「......会いたかったよ、」と言った


だれとまちがえてる?なんてどうでもよかった
ここで私が正直にならないでどうする

「わたしも、会いたかったです……」

泣きそうになるのを堪えながらそう呟くと
彼は私を手招きして呼び寄せる
それに倣うと頭を撫でられた

「間違ってないからね、俺」
「ちゃんと、会いたかったんだよ」

8/1/2024, 2:18:38 PM

ここで毎日の日記を書いている方と巡り会ってから
同じように毎日このくらいの時間にここへ訪れて
投稿されていれば、ちょっと楽しみに待ってた、
という心地で読み進めて
今日に一度しか送れない“もっと読みたいです”を贈る

きっと私と同じ人が沢山いると思う

その人のような日記は私にはきっと書けない
自分には無いものを持っていそうだから惹かれる

よくある話

7/31/2024, 12:06:03 PM

《だから、一人でいたい。》

私は恋愛不適合者だ。
自分のセクシュアリティと向き合った結果、
そう言うのが一番伝わるな、と思った。
その点を踏まえなくても、
私は結婚願望も無いし出産も子育てもしたくない。
だから当たり前のように恋愛の先に
それを描く人間が多い世界では
きっと私は恋愛不適合者。
それに、惚れやすいし冷めやすいし。
理想は高いし、惚れやすいし。チョロいし。

だからかっこいいな、とか良いなって思う人を
そうやって心の中で想いまくるだけでいい。
言葉にも態度にも出さずに、心の中と
自分だけの日記にだけ積もらせていく。

ただ、結婚に関しては
願望は無いけれど
よっぽどの人とめぐり逢えたなら
結婚するのもいいなあ、とは思う。
だれか一人との揺るがない絆。
それはすごく羨ましいと思う。

お母さん、ごめんね。
孫の顔、見せられないや。

誰かに親不孝だと言われても
私は私だけの一度きりの人生を存分に謳歌したいから、

だから、一人でいたい。

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