黄桜

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6/13/2024, 8:07:21 AM

「私、○○ちゃんって苦手。」

「俺、○○のことワンチャン狙ってんだよね。」

「わたし的には、あいつら潰し合ってくれたら
○○のライバル減って超ラッキーだわ〜」

人間の感情というのは、客観的な視点から見れば意外とわかりやすい。よく漫画とかで三角関係に途中まで気づかないキャラが出てくると思うが、あれは単純にそれに対して割く興味が無くて気づいてないだけだ。

「授業何分からー?」

「30」

「ありがとう」

好き嫌いって感情は、時に元あった関係を壊すきっかけにもなる。最近、この教室でも彼氏を寝盗られた女子が居たが寝盗った側の女子は○○君が好きだからその気持ちには嘘をつけないからしょうがないじゃないと言い訳三昧だった。ちなみに、寝盗り寝盗られ女子は元々親友関係にあったようで、親友なんて肩書きは当てにならないということを私はこの件で学習することができた。

「お前ら、席つけー今日は先週配ったプリント回収
するから各自授業終わりに出してから教室出るように。」

「○○ちゃん、プリント終わってる〜?終わってたら、
写さして?」

「ん、いいよー」

こうしてまた好き嫌いって感情が芽生えては消滅していくのだろうなと思いながら、私はただの名前を知っているクラスメイトに自分のプリントを手渡した。


好き嫌いは、本当に必要か。

お終い






6/7/2024, 8:18:17 AM

最悪だと思う状況は何だと思いますか。私は、今のところ最悪と思ったのは一度だけです。
その一度は、一家心中手前までいった時の事です。今だから言えるが、一歩間違えたら死ぬ状況が1ヶ月も続いていて苦しいと思う事しかできませんでした。
皆さんの、最悪は何ですか?
友人が亡くなったこと、知り合いが逮捕されたこと、親が自分の事を忘れてしまったこと、自分が余命宣告されたこと、不味い料理を当ててしまったこと、高速道路で渋滞に巻き込まれたこと、ここには書かれない最悪が貴方たちの中にあることでしょう。
今一度、一緒に自分を見つめ直すのも最悪を乗り越えるのに必要なことだと私は思います。

最悪の先にある自分を見てみたい。

お終い

5/22/2024, 1:55:18 PM

恋をする時は、人が弱っているところに漬け込むのが1番上手くいく方法だとネットに書かれているのを見た。私は、そういうものなんだと思いながらも、一方で気持ち悪いと感じていた。
まさか、自分がその局面に立たされると思わなかった。私は誰ともトラブルにならないように人と接してきたつもりだった。
しかし、私の行動を好意から来るものだと勘違いした人間が数多くいた。私は、幼い頃から母親を言いつけを守って誰にでも平等であるように徹してきた。
それは、私にとっては当たり前のもので今更変えるべきことでは無かった。
それなのに、どうしてアイツは私に近づくことができると思っているのだろうか。君が好きな私は、私が外で生きるために作ったものだ。
本当の私の姿を見せるほど気を許した訳では無いのに、プライベートの過ごし方などをズケズケと聞いてくる、また明日と私に夢を見ているアイツが私にとってはストレスでしかない。

また明日なんて言葉、アイツから聞きたくない。

お終い

追記 君と出逢ってと繋がっています。

5/22/2024, 2:13:09 AM

透明なものというのは、一時の流行りと共に去った印象が強い。いつ頃かは忘れてしまったが、透明なコカコーラとか何でも透明にしていたような気がする。
あなた達は、透明な飲み物というと何を真っ先に思い浮かべた?
私は、透明な飲み物というとヨーグリーナを思い出す。季節によって限定の味が出るのを少し楽しみにしているのだが、嫌な思い出も詰まっている分、昔ほど純粋に美味しいと喜べなくなってしまった。
やっぱり、不純物が混じると味って変わるのだろうか。

飲み物は透明、記憶は濁っている。

お終い

5/21/2024, 6:40:24 AM

画面の向こうにいるあの人はどんな姿をしているのだろう。きっとこのイラストのように、イケメンで高身長で勿論声も性格もいい素敵な人に違いないわ。
だが、現実というものは残酷であり私が溺れていた夢にはヒビが入った。画面の向こう側のあの人は、私の理想とはかけはなれたものだった。

「嘘つき、嘘つき嘘つき!」

理想のあなたじゃない、あなたなんて私いらない。
そんな偽物いらない、私は画面の向こうのあなたを信じてる。ねえ、目の前のあなたは嘘よね。
ちゃんと、確かめてあげる。あなたが本当のあなたになれるように私が助けてあげる。
決意を固めて、部屋のチャイムを鳴らした。

「はーい。」

ガチャリと金属音をたてて開いた扉の先は、やはりあの人ではなかった。

「裏切り者が!」

私は手に持っていたナイフをそいつに突き刺しってやった。


理想のあなた以外は、いらない。

お終い

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