私は遅く歩く。
君が歩き出すのを待つために。
友達と適当に話をしながら、
それとなく君のことを待っている。
私は遅く歩く。
今駆け出したら丸わかりだから。
友達と話を続けながら、
それとなく君のことを目で追う。
私は速く歩く。
君はいつも私達をおいていくから。
友達も君のことを見ているけど、
私とは見ている色が違う。
私は少し駆け出す。
君の背中を追って。
笑いながらふざけながら、
それとなくいつも君の背中だけを追う。
『君の背中を追って』
「書く習慣っていうアプリやってる人おいで!!!!」
っていうオプチャの管理人です!
とっても眠たいです!
皆さんはもう11時とかに寝ましょう!!
私の家には庭があった。
母は庭の手入れとかは嫌いだったから、
私が5歳のときだったか、砂利で埋めた。
ふと思い立って実家に帰っては、
ぼんやりとその庭を眺めた。
孤独感に囚われた心を、
あの人のことでいっぱいにできるように。
私の家の庭には花がなかった。
だから私は花でいっぱいの庭をいつも想像した。
空想の庭で、
空想の花を摘む。
少しきついピンク色をした花を顔の前に持ち上げる。
花占いを、嫌いから始める人はあまりいない。
もれなく私も好きから始めた。
空想の花の、
空想の花びらを取っていく。
嫌い、か。
コスモスでは恋は実らない。
そんなことは知っていたのに、
私の庭にはコスモスが見える。
『好き、嫌い、』
「書く習慣っていうアプリやってる人おいで!!!!」
っていうオプチャの管理人でーす!
私は靴を履いて、外に出ようとした
先程まで泣いていたのが嘘かのように前を向く
外はなんだか暗かった
厚い雲が、私の行く末を邪魔するように見えた
もう目は乾いていたから
問題なく歩き出すことができた
私は必死に歩いていたから
君も出てきたことに気づいていなかった
雨の香りがするね、と声をかけてくるものだから
真正面から君を見てしまった
あぁ、雨ね。
傘持ってきたかな。
適当な会話は場を柔らかくする
君はなんだか早歩きで行ってしまった
私の涙の跡は
君には少し早すぎたのか
『雨の香り、涙の跡』
昨日の晩は雨が強く降った。
いや、今日の朝だろうか。
友達と電話を繋いで、適当に言葉を落としていくと、
三時間ほどを暗闇に溶かすことになる。
友達の持っている思い出っていうのは大体明るくて、
私の持っている思い出は、少し冷たかった。
隣の芝がなんとか、くらいの違いではなかった。
昨日は雷がうるさかったが、今朝はやけに静かだった。
多分昨日のこの時間も同じようだったのだろうが、
私にはやけに冷たく感じた。
猫背で、いつも下を向いて歩く私。
凛としていて、それでいてよく笑う友達。
今も、きっと友達は前を見て歩いている。
ふと、空を見上げる余裕まであるだろう。
私は今日も駅まで俯いて歩き、
水たまりに映る空をかろうじて見下す。
『水たまりに映る空』
小説チックにしちゃった!!
「書く習慣っていうアプリやってる人おいで!!!!」
っていうオプチャの管理人です!
誰でもおいでね!!!
私はいつでもにこにこ話した。
誰の前でも、にこにこ話した。
あなたの前では一層増して、
にこにこ、笑った。
元気を体現するように生きてきた私は、
今更あなたの前で弱みを見せる
なんてことはできなかった。
暇だから、といって駅までついてきてくれるあなたは、
きっとにこにこしてる私じゃなくて、
私の隣のあの子がいいんだ。
多分、私でもあの子でもないのは、分かっている。
知らないうちに、嫉妬が私を埋め尽くす。
明日もきっと、私はにこにこする。
あの人にも、この人にも。
自分を偽って、
あなたを騙している、ひどい罪悪感が、
あかい空をそっと包みこんでいく。
『そっと包みこんで』