生きる意味
生きる意味は、
朝の光のように
誰に告げられるでもなく
そっと差し込んでくるものだ。
大きな夢がなくてもいい。
胸を張れる理由がなくてもいい。
今日、ひとつ息をして、
ひとつ選んで、
ひとつ手放した。
それだけで、世界は確かに動いた。
誰かに必要とされる日もあれば、
誰にも触れられずに終わる日もある。
けれど、
静かな夜の底で思い返すとき、
どんな一日にも
小さな灯がひとつ残っている。
生きる意味は、
探して見つかるものではなく、
歩いたあとに
そっと足跡の形で現れる。
だから私は今日も、
理由のないままに歩き出す。
意味はあとからついてくると
知っているから。
眞白あげは
善悪
光はいつも
正しさの形をしているとは限らない。
影はいつも
罪の色をしているとは限らない。
誰かを救うために伸ばした手が、
別の誰かを傷つけることもある。
誰かを守るために閉じた心が、
自分自身を蝕むこともある。
善はときに、
静かに人を追い詰める。
悪はときに、
そっと人を解き放つ。
だから私は、
白と黒の境界に立ち、
揺れる心の温度を確かめる。
正しさよりも、
ただ「あなたを想う」という
ひとつの願いが、
私を選ばせる。
善でも悪でもなく、
そのあいだにある
名もない祈りのようなものが、
今日も胸の奥で灯っている。
眞白あげは
流れ星に願いを
夜空を横切る
ひとすじの光は
言葉よりも速く
心の奥へ落ちていく
消えてしまう前に
そっと願いを託した
誰にも触れられない
小さな祈りのかけら
もしも届くのなら
あの光の向こうで
静かに揺れている
未来の扉を開いてほしい
叶うかどうかより
願ったという事実が
胸の奥であたたかく
灯り続けるから
流れ星よ
どうかこの夜を越えて
私の想いを
ひとつだけ運んでいってほしい
眞白あげは
ルール
静かに線を引くもの
誰かの声ではなく
心の奥でひそやかに灯る灯台
越えてはならない境界は
他人のためだけにあるのではなく
自分を守るためにこそ存在する
守られることで自由になり
縛られることで形を得る
矛盾のようでいて
世界はその均衡で立っている
破れば痛みを知り
守れば孤独を知る
それでも人は
自分だけのルールを胸に抱き
今日を選び取っていく
最後に残るのは
誰かが決めた掟ではなく
静かに積み重ねてきた
自分だけの“生き方”という名のルール
眞白あげは
今日の心模様
今朝の心は
薄い霧のように
かたちを決めずに漂っている。
触れればほどけてしまいそうで
けれど
そっと見つめれば
静かな温度だけは確かにある。
昨日の続きでもなく
明日の予感でもなく
ただ
今日という一日のために
淡く息づく色。
無理に晴れようとせず
曇りを恐れもせず
この曖昧さごと
胸に抱いて歩き出す。
そんな心でいる自分を
少しだけ
やさしく許してみる。
眞白あげは