善悪
光はいつも
正しさの形をしているとは限らない。
影はいつも
罪の色をしているとは限らない。
誰かを救うために伸ばした手が、
別の誰かを傷つけることもある。
誰かを守るために閉じた心が、
自分自身を蝕むこともある。
善はときに、
静かに人を追い詰める。
悪はときに、
そっと人を解き放つ。
だから私は、
白と黒の境界に立ち、
揺れる心の温度を確かめる。
正しさよりも、
ただ「あなたを想う」という
ひとつの願いが、
私を選ばせる。
善でも悪でもなく、
そのあいだにある
名もない祈りのようなものが、
今日も胸の奥で灯っている。
眞白あげは
4/26/2026, 10:33:29 PM