眞白あげは

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4/11/2026, 11:47:36 AM

言葉にできない

胸の奥で
そっと灯るものがある。

触れれば消えてしまいそうで、
離れれば遠ざかってしまいそうで、
ただ、そこに在るだけの気配。

名前もなく、
形もなく、
声にすれば崩れてしまうから、
私は黙ったまま抱きしめている。

夜の深さに似た静けさと、
春の風のようなあたたかさが
同時に息をしている場所で、

言葉にならないものだけが
いちばん確かに
私を動かしている。


眞白あげは

4/10/2026, 12:28:28 PM

春爛漫

ひらひらと
風にほどける花びらが
道の上に、そっと光を落とす。

淡い桃色は
誰の心にも触れずに
ただ、季節の呼吸だけを映している。

足もとに積もる花影は
過ぎていく時間のやわらかな証で、
触れれば消えてしまう儚さを
そっと抱きしめているよう。

空を見上げれば
枝先は満ち、
もうこれ以上咲けないほどに
春があふれていた。

その真ん中で
胸の奥の小さな願いが
ひとつ、またひとつ
静かに芽を出していく。

春爛漫。
世界が微笑むようにひらけて、
心の奥のまだ名もない想いまで
そっと照らしてくれる季節。


眞白あげは

4/9/2026, 11:28:15 AM

誰よりも、ずっと

誰よりも、ずっと
あなたの影を見つめてきた。
光の中でも
曇り空の下でも
変わらずそこにある輪郭を。

触れられない距離のまま
それでも離れなかったのは
名前より先に
心が覚えてしまったから。

季節がいくつ巡っても
思い出が薄れていく日が来ても
ひとつだけ
揺らがないものがある。

誰よりも、ずっと
あなたを想っていた時間が
私の中で
静かに息をしている。


眞白あげは

4/9/2026, 11:27:12 AM

今日の心模様

今日は
胸の奥に 薄い雲がかかって
その向こうで
小さな光が ゆっくり瞬いている。

晴れきるでもなく
雨に沈むでもなく
ただ
静かに揺れているような
そんな心模様。

言葉にすれば壊れてしまいそうで
けれど
そっと見つめれば
確かにそこにある温度。

今日の私は
この曖昧さごと抱きしめて
夜の風に
そっと預けてみる。


眞白あげは

4/8/2026, 6:15:22 AM

沈む夕日

赤く滲んだ空の端で
今日という日がそっと息をひそめる。

言葉にしなかった想いだけが
光の名残をまとって揺れていた。

帰り道の影は長く伸び
触れれば崩れそうなほど脆くて、
それでも確かに、ここにある。

沈んでいく太陽は
終わりではなく、静かな約束。
また明日、違う色で
私を照らすための。


眞白あげは

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