言葉にできない胸の奥で そっと灯るものがある。 触れれば消えてしまいそうで、 離れれば遠ざかってしまいそうで、 ただ、そこに在るだけの気配。 名前もなく、 形もなく、 声にすれば崩れてしまうから、 私は黙ったまま抱きしめている。 夜の深さに似た静けさと、 春の風のようなあたたかさが 同時に息をしている場所で、 言葉にならないものだけが いちばん確かに 私を動かしている。眞白あげは
4/11/2026, 11:47:36 AM