小雪

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7/3/2024, 1:10:33 PM

「ああ、やっと着いた、この道の先に、、、。」

はぁ、はぁ、はぁ、
何だったんだろう、あの夢、疲れた、
なんかとてもリアルな夢だった。
あの道の先に何があったんだろう。

僕は授業中もずっと頭に離れなかった。
あの夢の続きを知りたい。
あの道の先に何があるんだろう。と頭から離れない。
別に気にすることでもないのだが、どうしても大切な気がして頭から離れやしない。
そう思いながら商店街を歩いた。
ふと気がつくと夢の中のあの道。に居た。
僕はその時驚きもせずただあの道の先へと歩いていった。
この道の先には1軒の家があった。
周りには花畑が広がっていてとても美しかった。
そしてその家の窓には美しい金髪で真っ白な肌の女の子がいた。
とても美しかった。まるで森の妖精のよう。
10歳くらいだろうか。
僕より少し年下だった。
その子は窓からずっと遠くの景色を見ていた。
その美しい少女はこちらに気づいていつの間にか僕の目の前に姿を現していた。
どこか懐かしみのある雰囲気をした顔立ちだった。
そして僕に一言言った。

「この道の先にたどり着けたのなら貴方はもう…」

7/2/2024, 1:23:07 PM

日差しが眩しい。
君が眩しい。
君のおかげで今日も生きようと思う。
その柔らかな日差しの君の笑顔で。

僕は太陽が嫌いだ。
眩しいし暑いしめまいがする。
でも彼女が太陽が好き。と言ってから
僕も好きなった。
太陽も、君も、

僕と君との出会いは日差しのおかげだ。
あの日は日差しが強い日だった。
僕は日差しが強くてめまいがした。
その時保健室まで連れて行ってくれて看病してくれた優しい人が彼女だった。
僕はその時日差しが強くて顔が見えなかった。
翌日僕はお礼を言いに彼女を探すと彼女の方から声をかけてくれた。
思っていたよりずっと美人で白い肌と焦げ茶色の髪、そう、まるで天使のようだった。
僕はその時から彼女に惚れてしまっていた。

日差しのように強い心を持つ彼女。
でも涙もろいところとかも好きだった。
全てが好きだった。
それから日差しが強い日はあの日を思い出して
嬉しくなってしまう。

7/1/2024, 11:41:16 AM

窓越しに見えるのはいつも君だった。
団地が向かい側の喋ったこともない君。
でも僕は彼女の黒く長い髪に真っ白な肌。
そしてどこか悲しそうな瞳。
そんな君を毎日眺めていた。

そしていつからか、彼女の姿が見えなくなった。
そして代わりに窓越しに見えるのは綺麗な、彼女のような真っ白の百合が飾られていた。

近所のおばさん達の話を聞くと、
彼女は難病を患っていて3日前に亡くなったそうだ。

その時、僕の窓越しから見える小さな恋は散った。

6/30/2024, 12:07:41 PM

時は20××年。

ある宗教に、皆それぞれ少しずつ色が違う糸を身近なものに着け持ち歩くと幸運が訪れるという教えがあった。
この宗教は政府の人が信じていたためたちまち世間に広がりいつしか日本の半数以上の人がこの宗教に入った。

それから、85年後。
あるただの一般高校の話だが、
ある女子生徒が男子生徒に告白し、
そのまま付き合った恋人がいた。
しかもその2人はその宗教に入っており、
糸は同じ色だったらしい。
同じ色なのはありえないことだが、
色々なことが重なり同じになったという。
これは運命だ。
そう運命の赤い糸。
この話から、赤い糸は運命の赤い糸と連想される単語になるのでした。

6/28/2024, 10:08:04 AM

「あーあ。夏楽しみだな。
夏祭りに、海、肝試しとかもしてみたいなぁ。」

蘭は嘘つき。いつも嘘をついてる。
彼女は余命2ヶ月、もう今は春だ。
夏には命尽きる。
でも彼女は、気にしないように周り。いや、自分に暗示をかけている。
私は蘭の親友。大親友。
私は、私だけには、本音を言って一緒に悲しみたかった。でも蘭は無理してる。
私は情けない。
もう夏なんて来なくていい。


「夏が嫌い。」

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