『Kiss』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
きす、…って。
なんとも難しいお題だ。なんせ僕に色恋の感
情は皆無に等しい。自分自身をどちらの性別で
もないと位置づけ、誰かに恋愛感情を抱いたこ
となどない。
でもきっと、〝好きな人〟とするKissは僕を
あたたかい気持ちにさせるのだろうか。
* Kiss No.15
君と…
駅から少しの駐車場で
僕と…
駅からしばらく歩いたファミマ
楽しそうな君が…
駅から少しの博物館で
僕が知らない笑顔で…
サービスエリアのパーキングで
君と…君と…
ねぇ…
ねぇねぇ…
して…
「Kiss」
忘れないよ。
あなたとのkiss。
鱚はキスしたら帰す
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頬がほんのり赤く染まる
君の瞳が僕を誘う
瞳が消えて唇が触れ合う。
何度も何度も。
好きと言う言葉より強烈な好き。
今日も君が愛おしい。
僕はいつも君の頬が赤く染まるのを待っている。
甘酸っぱいストロベリーのようなドキドキした気持ちの中で、あなたの、チョコレートのような甘いkissは、わたしの中に眠っていた愛を目覚めさせてくれる。
【Kiss】
愛する人へのキス
家族へのキス
飼い犬へのキス
この世界は沢山のキスで溢れている。
『kiss』
初めてのキスは貴方がいい
まだ 会ったこともない貴方に
恋した私
貴方と"初めて"をするために
とっておいたの
だからね
貴方と目を合わせられたとき
とっておきの
キスをちょうだいね
Kiss
永遠の眠りから目覚めさせてくれたKiss
魔女の呪いを解いてくれたKiss
そして永遠の誓いのKiss
もうあなたしか愛することが出来ない
これは新たな呪いのKiss…?
300字小説
カエルの王子様
むかしむかし、あるところに美しい王子様がいました。王子様はとても女好きで子供の頃から婚約したお姫様がいるにも関わらず、貴族から庶民まで、あらゆる娘を好きになっては、また違う娘を好きになるということを繰り返してました。ある日、娘の一人が魔女に頼み、王子様をカエルに変えてしまいました。反省した王子様は愛するお姫様のKissで元の姿に戻りました。めでたしめでたし。
殊勝な態度を取ったのはほんの数年だけ。いつの間にか彼から違う香水が漂うようになり、寝室も別にされ、何日も外泊するようになった。
「やはり屑は屑だったようだね。で、今度は本物のカエルに変えて良いんだね」
「はい」
にっと笑う魔女にお姫様は頷いた。
お題「Kiss」
1日1日大切にできているか自分では分からない。友達を大切にできているのか。家族を大切にできているのか。どうでもいいと思っている時の方が多い気がする。面倒くさがりだし…。どうしていいか分からないし。
【Kiss】
グリルパルツァーの詩をなぞり
口唇で君に触れる
言葉にできない想いを込めて
口唇で君に触れる
夢でKISS KISS KISSKISS KISS KISS
Shangri-Laって名曲だよねー
お酒飲みながら聴きたいな
#Kiss
Kiss
Your kiss is amazingly sweet
I felt loneliness
Kiss
愛だの恋だのが歌詞に入っている曲はあまり好きではない
でも最近君とキスをしてから、そういう曲が好きになった
「Kiss」
「Kiss:キス」よりも、
「口づけ」「接吻」という言葉のが
なんとなくドキッとするのは何故だろう?
「キスした」と書かれているものより、
「口づけた」の方が重めに感じる。
同じ意味でも、ドキッとするしないって
大きい違いだから言葉は面白い。
肌寒い冬の朝、
いつも通りにアラームが時を告げる。
とうぜん
寒いので布団から出たくはない。
そこに
ふとんの中から
黒くてふわふわの愛おしい存在が顔を出し、わたしの頬に冷たい鼻先でkissをする。
さあ
起きますか。
いや
冷たいkissをした子は、ふたたび布団の中に潜り込んでいる。
苦笑いをしつつも、
まだぬくもりがある毛布で包み、ベッドから起き上がる。
ふふふ、
夜は熱い抱擁とkiss(頬ずり)の嵐よ。
…布団の中の愛娘が、身震いして更に丸くなったような気がする。
(Chu ♡)
耳元で軽いリップ音が鼓膜を揺らす。触れた熱は一瞬で離れて、微かに残る感覚と鼻腔をくすぐる香りだけが これまで幾度も繰り返された行為が現実であると訴えていた。
そう。それは幾度も繰り返された行為。感謝と親愛を伝えるためだけの特別ではない行動。
「ありがと、遥。大好き」
「どういたしまして。何度も言うけど、ここは日本だから」
本当に何度このやり取りを繰り返したことであろうか。いい加減慣れてきて表情と声色だけは平然を装っているが、内心は未だにどぎまぎしていて鼓動も通常の比ではない。
目の前のこいつは帰国子女であり感情表現の基準がそちらによっている。嬉しければ抱きついて、感激すれば抱きしめて、感謝すれば頬に口付けをする。そういう生き物である。
それが悪いとは言わない。言わないけれどまぁ 心臓には悪いし嫉妬もする。それがどんなに無意味な感情だとわかっていても 心はコントロールできないから。
「そんな簡単に触れちゃダメだよ」
ーーーーーーーーー
(Chu ♡)
感激したふりをして口元すれすれに唇を触れさせる。こういう時帰国子女だという自分の経歴に感謝する。けれど、
「ありがと、遥。大好き」
「どういたしまして。何度も言うけど、ここは日本だから」
(君以外にはしてないのにな)
帰国子女が誰彼構わずスキンシップするみたいな勘違いが起きていることだけは不満だ。だいたい親愛のキスは頬か額にしかしないし、基本は家族にしかしないものなのに。
「そんな簡単に触れちゃダメだよ」だなんて。
(君は酷い人だね)
テーマ : «Kiss »
貴方の体温を感じる。温かくて力強くて太陽のよう。
それに比べて、私は今とても冷たいの。
寒くて、寒くて、目を開けることすらもうできない。
貴方の温もりだけが、まだ生きていることを教えてくれる。
最期に伝えたい言葉は決まってた。
ずっとずっと前から。決まっていたの。
今がその時。神様、感謝します。
そう思える時間をくれたことに。
伝えられる時間をくれたことに。
愛してる
その言葉は温もりに吸われて消えた。
忘れない
その温もりと貴方の贈りもの
2024/02/04_Kiss
――触れるだけ
そう言ったのに、酷い人
満ちては欠ける、月とさよなら
/お題「Kiss」より