『I LOVE...』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
歪んでも、汚れていても
それもまた「愛」なのだ。
それが違うとだなんて、誰が言えるのだろうか?
愛から始まる4文字の言葉
愛しい君に贈る言葉
愛をていねいに紡ぐ練習
愛を綴る字を書く練習
I LOVE...
最後に観たドラマの主題歌だったかな。
あんなに一途に人を想えたら、想い合えたら、幸せなのかな。そのドラマの続編みたいなものは、忙しくなって観られなくなってしまった。
僕の全てはあの頃からあの子に捧げてしまったから。
髭男さんは後でゆっくり聴きたいなと想っている。マツコさんの番組でお話しているのを聴いて、より一層、そう想った。
I LOVE...
続く言葉を素直に言えたら…、なんて。
「愛」が何なのかも定まらない僕には、まだまだ出来そうもない。
好きなお菓子
・クッキー
・ビスケット
・ミスドのハニーディップ
・ハリボー ゴールデンベア
・固くて卵の味が濃い、カラメルが苦いプリン
・ベリーパイ
焼き目が愛らしいもの、お茶やコーヒーによく合うもの、甘すぎないものが好き。
/ I LOVE...
お題『I love…』
10円拾った。
コンビニの駐車場に落ちていた。
「1円を笑う者は1円に泣く」なんて言葉が頭を過ぎり、コンビニへ届けるか、一瞬だけ迷った。
10円を届けたら、奇異の目で見られるだろうな…
すぐさま届ける意思はなくなった。
そう、わたしは『アイラブ良い人』なのだ。
良い人でありたい人間であるが、根がひねくれているから、どうにも演技から抜け出せない。
良い人でありたい時点で良い人ではないのだろう。
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編集にて追加
お題『I love…』についてのおまけ
まずお題を見た瞬間『I ❤N.Y』のTシャツしか浮かばなかった。お土産程度のloveとしか読み取れなかったのだ。
この感覚のズレを補足しておく。
わたしは
「アイラブこのアプリ」である。
わたしは、物書きを目指すつもりもないし、そんな目標を掲げるほどの文才がないのも自覚している。
けれど、ただただ無性に文字を打っていたい欲求がひどく、このアプリと出会った。
また、気ままに文字を打つのみではなく、他の人の作品も読めるのも、とても気に入っている。
良い刺激にもなるし、何よりも楽しい。
と、またまた「文字打つ病」になったので、野暮ではあるが、書きたしてしまうことにした。
「いつか、誰かの楽しみになれるような文字を打てるようになれたら…」そんな淡い夢をもらえているので、この場を借りて感謝をしたい。こんな素敵なアプリをありがとう。
不意に、あの曲聴きたい!ってなったことありません?私たまになるんですけど曲名覚えてないことが多いんです。
以前、曲名も歌手もわからない、洋楽で歌詞は「I love you」のワンフレーズしか覚えてない、サビのメロディーはほんの少しだけ覚えてる、みたいな状況の時があって。
探すのめちゃくちゃ苦労しました。
Googleに何時間も質問して、漸く正解にたどり着いた時の達成感ときたらもう。探していた曲は
「Nothing's Gonna Change My Love for You」
でした。結構古い曲。
中学の時の英語の先生が、授業を始める前に洋楽を聴かせてくれる人だったんですよ。その先生に影響されて、いろいろな洋楽を新旧問わず聴きまくっていた時期があって。その時に出会った曲です。
毎日の暮らしの営みの中にも艱難辛苦は尽きず、難儀することからは逃れられない。しかしながら、それは決してただ自身を責め立てるためにあるものでもない。雨や雪、嵐や吹雪。雷の鳴り止まぬ時もあれば、蒸し返すような時もある。強く照り返す日照りの暑い時もある。自然や植物はこれらの如何に困難な状況の中にあっても、その環境に順応して成長を止めることなく成長を続ける。ひとは、暮らしの中で他人の悪意を真っ直ぐ受けることが往々にしてある。面と向かい悪口を言われ、己の知らぬところで陰口を叩かれる。立場の差や身分の差などによって、圧力をもって一方的に押しのけられることもある。意見を排除され思想を否定され、人格さえも否定され尊厳を踏みにじられることもある。
救いようのない絶望の中に、希望へ続く一筋の細い細い糸を見出すことさえ出来たなら瞬く間に明転するだろう。どこまでも何時までも照らし続ける眩い日差しが、今まさに苦難に伏せていた自分を掬いあげるだろう。雨に打たれ嵐に吹かれ、雪が舞い雷が鳴り響く地獄のような大地に緑豊かな自然が蘇るだろう。目の前には青々とした世界が広がり、生き物たちの声に包まれ命を感じるだろう。足元など気にしなくとも、強く足を踏み出して歩くことの出来る虹色の道が明るい明日へ導いてくれるだろう。
人生の中で意図せず、或いは誰かの力によって険しい谷底へ突き落とされることは誰にでもある。手を差し伸べてくれる人はおらず、叫び声を上げようとも決して耳を傾けてくれる人はいない。虚しく通り過ぎ目の前を去っていく人の流れに、声を上げ救いを求めようとも聞こえていないか声が届かないのか誰も振り返ることすらしない。悲しみや寂しさに暮れ、気がつけば誰でもなく憎んでいる。人を憎むでも世を憎むでもない、「いま」という時そのものを憎む。そうすることで己を守ろうとするのは、本能ともいえるだろうか。悲しいかな、守ろうとすればするほど谷底はぬかるむ。藻掻くほど呑み込まれ、益々苦しくなっていき声も更に届かなくなる。
神仏に身を委ね、救いを求める人や導きを求める人は多い。しかし、重要なのは己の力でヒントを得ることだろう。私の家系は「日蓮宗」を信仰している、いやいや心から信仰しているのは家族の中では私だけだ。日蓮宗のお経のなかに「還著於本人」という教えがあるが、これは「還って本人に著きなん」というもの。わかり易く言えば、「己のしたことは、いつか巡り巡って還ってくる」というもの。
日頃から人に親切にしているひとは、同じように誰かの親切を受けている。人に悪意を持って接していれば、同じようにいつか巡り巡って悪意に晒される。善行を積めば、些細な幸せに気がつくことが出来て豊かな暮らしを見出すことが出来る。悪行を積めば、不自由や不便ばかりと悪意をもって不平不満をばかりを叫び、些細な幸せに気がつけない。仏教の教えとは、暮らしの中でいかにヒントを得るか。いかにきっかけを掴み、自分の出来るかといったものである。深く考えてしまいがちだが、実はそうでは無い。長いと思える人生も、いつどこで果てるともしれない命。そんな儚く尊いものを前にして、悩みや苦難など大したことではない。下を向いている暇を、いかに有効に使うかは自分次第。とりあえず周りを見てみよう、そこにヒントやきっかけが転がっているが、心を落ち着かせ目を凝らせばハッキリと見えてくる。その後のことは自分で決めればいい。どうしたいどうしていきたいのか、自分で掴み取った財産の使い道は心静かに吟味してみるといい。
私は人生のどん底に堕ちたが、それは人の悪意によるものがきっかけだった。しかし、不甲斐ない自分自身にもその原因はあった。救いを求めて声をかけても一蹴され、ひとを恨み憎んだ。そんな時に、そんな自分がいかに稚拙で情けのない人間なんだと。未熟で他力本願な人間なんだと気が付いた。落ち着いて窮地を脱する方法を考えて、実際に行動に移すまではあっという間だった。その瞬間、私は山々を見下ろすことの出来るほどに雄大な山の頂きで美しい景色を眺めることができたのだ。
考え方など人それぞれだ。私の言葉を鼻で笑う者もあるだろうし、なるほどそうかと手を打つものもあるだろう。それでいい、それでいいのだ。それが人間だ、それでこそ人間だ。
私は、こんな自分のことを愛しているのだ。
「I LOVE...」
未だこの肉袋が冷めきらぬのは
きっと左手の4グラムのせい
お題「I LOVE...」
物語というものは、愛の描写は付きものである。
家族愛、友愛、親愛、性愛、愛憎……愛にはさまざまな種類があり、物語には何かしらの愛が関わっているだろう。
だが現実ではあまりそういうのは意識しないものだ。なぜなら、物語とは違って、現実の『愛』は文字にも言葉にもされず可視化できないから。
あったってなくたって、気にならないものなのである。
だが僕は今日唐突に、そんな愛のやり取りの中心になってしまった感覚に陥ったのであった。
はじまりは今日の朝のこと。
起きた時、何か違和感があったが、気のせいだと朝ごはんを食べにリビングに行くと、父がニコニコと僕を出迎えた。
いつもは忙しいからと、僕が起きる前に仕事に行ってしまうのに。
驚いていると、父がお弁当袋を僕に差し出してきた。
「今朝、お母さんと作ったんだ。力作だぞ」
恥ずかしそうに笑って母を見やる父。母も嬉しそうに笑みを返している。
なんだこの光景は。
いつもはもっと父と母の雰囲気は殺伐としている。
なんなら昨日の夜だって、父が浮気をしているのではと口論になっていたはずだ。
一晩で何があったのか。子としてはあまり想像したくなかったので、ありがたく弁当を受け取って、僕は父を見送った。
気持ちの悪い仲良し夫婦ごっこを記憶から追いやるように、僕は急いで家を出た。
通学路の途中ではよく部活の先輩と出会う。
いつもは遅刻気味の時間帯で、一緒に走りながら学校に向かう。だが今日は僕が家を急いで出てきたので、きっと先輩には会わないだろう。
そう思っていると、いつも先輩と会う場所に先輩が立っていた。
こんな早い時間になんで……?
「あれ!? 早くない!?」
先輩が声をあげるが、それはこちらのセリフだ。
「先輩も早いっすね」
僕が返すと、先輩は目をうろうろと彷徨わせる。
そのあと、照れたように笑った。
「いつもは君を待ってるからさ、この時間には居るんだよ」
「なんで待ってるんすか? 遅刻ギリギリになるのに」
「君と……一緒に登校したいんだよ」
恥ずかしそうに笑う先輩。
こんな顔見たことない。そもそも先輩は別に僕を気に入ってる素振りを見せたこともない。
なんなら、遅刻気味で赤点もギリギリな僕のことをめちゃくちゃ馬鹿にしてくる。先輩は頭は良いのだ。
そんな先輩が、まるで僕に好意があるかのような素振りをする。
気持ち悪い。なんなんだ今日は。
「えっと……僕今日は別ルートで行くんで……またあとで」
「えっ」
僕は先輩に背を向けた。全力で走る。少し離れたコンビニに着いて振り返ると、もう先輩の姿はなかった。
学校について、教室に向かう。
気味の悪いことが立て続けに起きているので、朝なのに僕はげっそりとしていた。
今日は睡眠学習の日だな……。
ため息をつきながら教室に入る。
僕は地味めな生徒だ。僕に興味を示す人たちも部活の人に限られる。
だからドアを開けた時に、部活のやつら以外から視線を集めることなどなかったのだが。
ドアを開けた瞬間、教室内のすべての目が僕に集中した。
えっ、何。
何か声をかけられるわけでもなく、ただ見られている。クラスの女の子たちが僕を見ながらヒソヒソと話している。男子も僕を見ながら笑っている。
もしかして僕はいじめられるのか……?
心配になりながら自分の席に向かう。
すると、同じ部活の田所が、僕に肩を回してきた。
「はよー、山野。英語の宿題やったー?」
「僕がやってるとでも思ったか」
「だよなー、ほら、見せてやるよ」
机にノートが広げられる。
田所を見ると、照れくさそうに笑っていた。
「おまえ、今日先生に当てられる日だろ? だからそこはちゃんと調べておいたぜ」
「なんで……?」
「おまえが困るのを見るのも面白いけど、今日はちゃんと答えて先生を驚かすおまえが見たかったんだよ」
僕が自信満々に先生に「わかりません!」と言うと一番に喜んでいた田所が、僕に課題を見せてくれる。
なんかおかしい。なんで僕に優しいんだ。
「田所……どうしたんだ?」
「は? なにが?」
「いや……いつもだったら僕が苦しむ様を見て喜ぶのにって……」
「うっせーな、ただの気まぐれだよ」
田所はむすっとする。とりあえず親切は親切として受け取ることにした。
今日はなんかみんな気味が悪い。
僕は吐きそうになっていた。
今日は先生もクラスメイトもなぜか優しかった。
まるで僕がクラスの人気者にでもなったかのように、部活以外の人も僕に話しかけ、なんなら別クラスの人が僕に会いにきて。
何が起きているのかわからなかった。
何か悪いことが起きる前触れなのではと思った。
怖くて、気持ち悪くて、部活があるにも関わらず、僕は授業が終わるとすぐに学校を後にした。
家にも帰りたくなく、鞄を持ったまま町をふらつく。
さっき気づいたことだが、知らない人もなぜか僕にすごく親切にしてくれるので、僕はあえて人気のない場所を選んで移動していた。
なんなんだ、今日は。
気持ち悪いくらいに僕に都合のいい一日を振り返り、吐き気を催す。
昨日まで、たしかにこんな日々を夢見ていた。
もっと両親が仲良くしててほしい。
先輩が僕に気があればいいのに。
田所が僕を馬鹿にしなければ仲良くなれそうなのに。
みんながもう少し僕に興味をもってくれれば、楽しいだろうに。
それが急に現実のものになってしまった。
こんなに気持ちの悪いものだとは思わなかった。
なんでこうなったんだろう。
僕は泣き出したくなっていた。愛が気持ち悪く感じるなんて、思いもしなかった。
『みんなに愛してほしいって言ってたのは君だろう?』
背後から声が聞こえた。
真っ黒なコートに、フードで顔を隠している。高い声は聞き覚えのあるような気がした。
だが、思い出せない。この人は誰だろう。けど、会ったことはあるはず。
言いしれぬ不安が押し寄せる。僕の様子など気にせず、相手は話を続ける。
『せっかく、みんなの愛を君に向けてあげたのに、君はそれを拒否するのかい?』
「おまえが……やったのか……?」
『昨日の君の要望にお応えして、ね』
やれやれ、と首をふるフード。考えるより先に僕はそのコートにしがみついた。
「戻してくれ! もうこんな気持ち悪いのは嫌だ」
『いいけど……代償はいただくよ?』
「代償……?」
『昨日、君は何かを愛する気持ちを失ったんだ。今度は何を失う?』
だから僕は向けられる愛が気持ち悪くなったのだろうか。
周りを元に戻したところで、それがなければ結局この気持ち悪さは消えないのだろうか。
全身から力がぬけて、フードの前にへたり込んだ。
そんな僕をよそに、そいつは『またボクが決めちゃおうかな』と笑っている。
『じゃあ、君の『嫌い』を代償に、元に戻してあげようかな?』
「嫌い……?」
『『I love』を失って、『I hate』も失って。次はどんな一日になるんだろうね?』
いってらっしゃーい。
少年のようなあどけない声が聞こえた。急に意識が遠のく。
目を開くと、部屋の天井が見えた。
なんか変な感じがする。体調不良とは違う、違和感。
そういえば昨日もそんなこと思ったな。気のせいか。
僕はいつものように、ごはんを食べにリビングに向かった。
今日も、不思議な一日が始まった。
おわり。
新雪の上に指で書いたI love…
でも、その先は書けなかった。
だってあの娘は親友の…
会うときはいつもあいつと一緒。
ちょっとした気遣いや優しさがかえってつらい。
あいつは良いヤツだけど
卒業してから徐々にふたりから距離を置いた。
あれから…何年かした冬。
思いがけない彼女との再会。
聞きにくいあいつとのその後。
彼女は唐突につぶやいた。
彼とはダメだった。仕事の転勤で遠距離。
寂しさに耐えられなかった。
今さら虫が良いって言われるけど
本当はあなたのことがずっと。
白い散歩道で、俺の頭が真っ白になる。
その気持ちは俺も
新雪に指で書くI love…
今ならその先が書ける。
私の彼に対する愛情を表現するならどれがしっくりくるのだろう?
「好き、大好き、愛してる…」
突然の愛の告白に目を瞬かせながら彼は私の髪を撫でた。私と視線を合わせたまま、髪を掬い上げキスを落として、彼の愛情が言葉にしなくても触れた先から流れ込んでくるようだった。
「そんなに言われると照れてしまうよ。もっと言ってくれる?」
「どの言葉もしっくりきてないけど」
気持ちいっぱい言葉に詰めているはずが、いざ声にだすとなんか足りない。そもそもこの想いをピタリと当てはめることはできる?言葉ではなく彼みたいに態度で伝えようか。
「俺は君が言ってくれるならどんな愛の言葉でも嬉しいよ。君は?好き、大好き、愛している。どれがいいんだい?」
「全部好き」
間髪いれずに答えていた。
彼から与えられるものはなんだって。彼は言葉や態度以外にもありとあらゆる方法で愛を伝えてくれるから、私だって返したいと思ったの。
「なら同じじゃないか。気持ちがこもっていればそれでいいんだよ」
「照れてるようにも見えないのに?」
私は恥ずかしく頬が熱くてなっているのに、この人はずっとニコニコして照れてる要素がひとつも見えない。…ちょっと悔しい。
「そんなに照れさせたい?なら、ココに君からの愛が欲しいな」
自分の唇を指差して彼は器用にウィンクをした。「まぁ、その後受け取った以上の愛を返すけど」付け加えられた言葉にちょっと危険な雰囲気があるものの、彼が喜んでくれるならそれでいいかと唇に、想いを
ありったけの『I love 』youをのせて
「I LOVE…」
愛を軽く語るな
それには重りを
付けなければならない
I Love …
I Love me っていえるようになりたい
最近、食べすぎたのか運動不足なのか太ってしまった。
でも、しっかりダイエットを始めた。
だから、もっと痩せて、綺麗になって
I Love me
と言えたらいいな
毒密
甘い 甘い密に
誘われ
酔い 焦がれた
甘い 甘い密に
魅した
喉が 焼かれた
それは禁じられた 甘い密
貴方は
どちらの密を求ますか?
快楽の密の後は…
猛毒の密の先は…
さあ… 選んで…?
貴方が望む世界が
始まるから…
(届かないIloveと三年IloveとこれからのIlove)
三年生の春、桜の木のしたで私はふられた。
どうして?貴方をこんなにも愛していたのに。
どんだけ愛のの言葉を嘆いても届くことはなかった。
それから私は恋をすることがなくなった。いや、"出来なくなったのだ”。
どれだけこくられても私の心には届かなかった。
そんなある秋の放課後、私は同級生の一人、玲に告白された。
私はふった。
でも、次の日もまた次の日も私に告白をし続けた。
「どうして私にいつも告白するの?」
彼はこう答える。
「君に三年間片思いし続けてたから諦めたくなくて………僕は川満さんの心の優しさにひかれたから……」
頬をリンゴのように赤くする玲を目の前に私は何かが届いたような気がした。
私はこの時分かってしまった。
"これから始まるIloveがある”と
この感情が何か知ったのは
あなたがいなくなってからでした。
ずっと隣にいると思ってて油断して居たんだ。
俺を見上げる彼女はもう居ない。
「大きくなったら結婚しようね」
こんな会話をした時から俺は好きだったんだ。
俺は彼女と同じ道を同じペースで歩いてると思ったら
彼女は随分前に居た。
I Love...
君に伝えられなくなったこの言葉
I think of you in my heart
俺は心の中で君を想うよ
─────『I Love...』
カーテンの外
曇り空と冷たい風
僕の隣はふたつ縛りの彼女の席
そっと彼女を見守るのが僕の幸せだった
放課後忘れ物を取りに教室を覗くと
見たくない現実と直面した
彼女が知らない男の子と話している
咄嗟に扉の後ろにしゃがんでしまった
僕じゃだめなんだろうな
何やら楽しげな声が聞こえてくる
僕はそっと立ち上がりスカートの埃を払い
ため息をついた
【I LOVE……】
私が欲しいのはlikeじゃなくてLoveなんだけど
「私も愛してるの、なんて言うと思った!?」
背中に強い衝撃が走り、視界が急に回る。なにもできないまま、憎悪で支配された表情の「恋人」が、見上げた先に君臨していた。
「家族をめちゃくちゃにした男に私が本気で惚れるとでも思ってた? あるわけないじゃない!」
未だに働かない頭の片隅で、必死に封じ込めた記憶が頭をもたげる。まさか、彼女は……?
「ようやく思い出したみたいね……最後の最後まで憎ませてくれて、ありがたいわ」
身体を起こしたくとも肩口にヒールの先をねじ込まれて叶わず、声もショックが大きすぎて出せない。
あのときは本当に馬鹿だった。若気の至りではすまされない。でも正面から向き合う勇気が持てなくて、一番取ってはならない方法で無理やり終わらせてしまった。――自分だけの、中では。
「怖い? でも安心して、愛しの私がちゃあんと幕引きしてあげる」
気味が悪いほどの柔らかな笑みを浮かべると口内になにかを突っ込んできた。
まさか。
「それ」に歯が当たってがちがちと耳障りな音が響く。彼女から表情が消えたのも、全身まで及んだ震えを増長させていた。
本気なんだ。
言い訳も命乞いの暇も与えてくれないほど、本気で。
「本気で愛した女の手で地獄に落ちるだけ、幸せだと思いなさい?」
二人で笑い合った日々が脳裏を駆け巡る。全部、偽物の笑顔だった。自分だけがみじめに踊り続けていたんだ。
「それじゃあね。死ぬほど愛おしい、死神さん」
お題:I LOVE...
I Love…
あなたの笑顔を見たとき
あなたの優しさを知ったとき
あなたのあたたかさに包まれたとき
あなたの厳しさを垣間見たとき
あなたが妬いてくれたとき
あなたと喧嘩したとき
あなたとふたり泣いたとき
あなたと出逢ったあの瞬間から
私は今でもあなたを…
これからもあなたを…
永遠にあなたを…