20歳』の作文集

Open App

20歳』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

1/10/2026, 6:23:56 PM

20歳


新年が明けてしばらく経ち、いつも通りの休日。
近くの市民会館を通ると、綺麗な衣装がたくさん、目を引いた。

振袖、袴、スーツ、ドレス
楽しそうな声で溢れている。

「いいな、早く20歳になりたい」
「なんで?別にスーツやドレス、着物だって今でも、いつでも着れるよ」
「そうなんだけど〜」

その後も、会場へ向かう新成人を見ながら、あれがかわいい、これがかっこいい、とつぶやくのをはいはい、と軽く返事しながら聞いていた。

「20歳かぁ、お酒飲めるようになるのが1番楽しみかも」
 なんとなく呟いた。

「えー?なんで?」
「⋯お店で美味しいお酒、飲んでみたくない?」
「確かに!ワインとか、日本酒とか」
「そうそう」

君の顔が真っ赤になっているところが見てみたいから、
なんて言ったら怒るんだろうなぁ。

「楽しみだね」
「そうだね」

20歳は特別だ。大人になって、きっと世界も、可能性も広がる。
2人で見える景色も、もっと広がればいいな。


なんて思ってしまった。

1/10/2026, 6:21:47 PM

20歳になったとき、
大人になったと思った。

でも、大人ってどんな入り口なのかも
わからなかった。

大人の責任なんて、これっぽっちも
考えず、親を困らせたりした。

好きな人と会いたい時に後先考えずに会って。

まだ、20歳は子供と大人の境目で
いろいろ上手くいかなくて、もがいてた。
そういう時期があって良かったと今は思う。

今から、20歳を迎える人に幸あれ。

1/10/2026, 6:18:22 PM

二十歳を迎えた四十余年前、僕はどう感じ何を想ったのか、すっかり忘れてしまっている。あの頃日記は付けてたっけ?どうせ赤面するような事書き連ねてるんだろな。早く処分してしまわないと。

1/10/2026, 5:58:40 PM

0:00分になったと同時にコンビニで買った缶ビール
美味しいもんだと思ってたけど、なんだか苦いし美味しくないし、こんなの何がいいんだろう?なんで美味しそうに飲めるんだろう、これが大人の味ってやつなのかなぁ...って思ったっけ
今じゃ冷えたビールに塩気の強い枝豆、ジャーキーにナッツ、なんなら定番の冷奴 どれもこれもビールに合うし何より喉越しがたまらない ビールは味より喉越しを楽しむもんだったんだなぁって 今頃気づいちゃったな

1/10/2026, 5:54:24 PM

お題:20歳








・スガシカオ「19才」
・池袋で浪人
・高校時代は暗黒
・大学入って最初の誕生日
・成人式には行ってない
・ちゃんと20才になってから煙草を買った。ダサい?しばらくは吸っても肺に入れ方がわからず「こんなもんか…?」と思っていた。椎名林檎「罪と罰」に出てきたからセブンスター。友人に「ヤンキーが吸う煙草」と指摘される。
・煙草を吸う人が何に影響を受けて吸い始めたか?
・まだ美容室が苦手で髪がすごい長さになっていた。いまもだいぶ苦手だけど比じゃなかった。風貌が気持ち悪かった。
・服を自分で買ってなかった。
・その頃周りにいた人。サークルの人。女性と付き合ったことはまだない。21才の夏から後輩と付き合い始める。付き合い始めてもまだ服を自分で買ってなかった。
・振り返るとだいぶ幼かった。30過ぎた今がやっと20歳くらいの感覚がある。
・逆に、いま20歳くらいの人のことを特に「大人」とは感じられない。直感的に「子供」と見なしてしまう。
・何かを自分で決めた回数が人を大人にする?

・「20才の頃何してた?」特集。POPEYE?
・有名人の20才の頃のエピソードを聞いて子供たちはヒントを得、大人は自らの過去を顧みる。
・モラトリアム
・10代から活躍している人にとっては重みが違う?たとえば女性アイドルにとっては老いの始まり?
・「1/2成人式」ってなんだったん?親への感謝を強制するノリが嫌だった。
・20才は振り返られて未来の自分語りの具にされる。
・大人計画。松尾スズキ『大人失格』。成人式でもらえる紙袋の中身。
・ずっと大人にならない(なれない)人、早く大人にならなければいけなかった人。
・大人とは?
・大人の〇〇/子供の〇〇
例)大人のお菓子:萩の月、ヨックモック、
子供のお菓子:ねるねるねるね、ポテチ、
・大人がしないこと
クソリプ、警察にイキる、転売目的の買い占め、湯船でおしっこ、違法アップロードの漫画/動画、サンプル動画で済ませる、10円1円単位まで割り勘する、意味もなくダッシュ、ドリンクバーを席に戻る前に飲む、ファンタを飲む、服に空いた穴をアップリケで塞ぐ、マジックテープ、花の蜜を吸う、倍速視聴、店員にイキる、とんがりコーンを指にはめる、ミスチル地蔵、差別、自分の銅像を建てる、指についたお菓子の粉を舐める、アルプス一万尺、現金払い、物々交換、体育座り(威厳がなくなる)、

1/10/2026, 5:45:28 PM

成人式は嘘をついて行かなかった。
行きたい気持ちと行きたく無い気持ちでいっぱい。
今の私を見せたくないとか会いたくないとかじゃない。それでも成人式には行けなかった。
理由は今でも分からない。後悔がある訳でもない。
ただ成人式は行かなかった。揺るがない事実。
この事実ともう一つ揺るがないことがある。
それはあの日、嘘をついてまで行かなかった自分が大人となってしまったことだ。小さい頃から重ねた嘘にまた変わらず一つ嘘を重ねてしまった。悔しい。
だからこそ、嘘をついた事実をここに遺したい。

1/10/2026, 5:44:29 PM

春は不安で

夏は青く輝いて

秋は楽しく燃えて

冬は勇気をだして

多分もう戻れない

20歳僕は今日大人になった。

1/10/2026, 5:36:27 PM

昨日雪が降ったから期待したのに、カーテンをしめているうちに雲は晴れてしまったらしい。今日も寒い。ただ寒い。洗濯物を干し終わった手がかじかんでいる。
「はー」
 ユキとルビンさんはこたつとソファでそれぞれごろごろと眠っている。大人は酒を飲めてずるい。はやく大人になりたい。床に転がっている缶と瓶をそれぞれゴミ袋に放り込んで口を縛った。
 はやく大人になりたい。
「飼い殺し……」
 昨日、うとうとまどろみながらふたりの話を聞いた。おれが起きてるってことは、たぶんルビンさんは気づいていただろう。ユキはどうかな、でもおれがいるところで話をするってことは、俺に聞かれてもいい話だろう。
 このままじゃ、いけないんだろうか。
 自由に働いて、自由に生きる。そう言われても、べつにやりたいことなんてない。今まで通り、自分とユキの服を洗って、掃除をして、料理を作って、本を読んでゲームをして。それじゃいけないんだろうか。でもたしかに、ルビンさんのいる協会は吸血鬼みたいなのを保護する団体らしいから、ルビンさんと(おそらく)同じ人間のおれが、協会に保護されているみたいなこの状態はおかしいのかもしれない。
 昨日行ったスーパーのことを思い出す。それから、よく行く図書館。そういうところには必ず誰かが働いている。ルビンさんだってそうだし、たまに聞こえる石焼き芋の車も、働いている人。この世はもしかして、みんな働いているのか? そう考えたら、健康なおれがなんにもせずに、ユキの近くに居座っているのはおかしいのかもしれない。
「……」
 ユキの近く。
 おれは生まれてこのかた、ユキの近くから離れた記憶がない。昔、一度だけ協会に預けられたらしいが、ユキいわく「お前にあってなさ過ぎた」から引き取りなおしたと聞いている。おれは何にも覚えてないけれど、つまりその、おれは、ここ以外を知らない。雪の降らない冬を知らない。夏しかない場所を知らない。砂漠を、氷の山を、温かい海を知らない。
 ……ダメなんだろうか、知らないままでは。
 ずっとこの町のこの部屋で過ごしている吸血鬼のことを思う。日光に当たったら灰になるという吸血鬼の本を「んなわけないだろ」と言って笑った日のことを。
 俺がいるせいで、ユキは出られる外に出ないのだろうか。
 だとしたら、おれはユキから離れ、自由に生きてどこでも行くべき、なんだろうか。
 まとめ終わった瓶と缶の袋を縛り、もう一度ベランダに出る。飲み過ぎだ。次の瓶と缶の日には袋がもう一つ増えているかもしれない。ベランダの手すりの向こうに目をやった瞬間、強い風が吹いて思わず目を閉じた。冷えた耳が痛む。干した洗濯物がはためいて、柔軟剤が風に溶けて香った。
 風がおさまって、ゆっくり目を開ける。何かの鳥が一羽、遠くの空へ迷いなく飛んでいくのが見えた。

1/10/2026, 5:34:08 PM

→青春。

古本屋で『二十歳の原点』というタイトルに惹かれて手に取った。20歳の時だった。
このアプリを使っている方々には釈迦に説法だろうけれど、河野悦子さんの手記である。
学生運動が盛んだった時期に大学生活を送っていた彼女の日常は、平々凡々な私の大学生活とは全く違っていた。
ジャングルみたいだと思った。刺激に満ちていて、暗い叢に毒蛇が潜んでいそうで、変に湿度が高くて、世界の音は大きいはずなのに、やけにはっきり自分の心臓の鼓動が聴こえる、そんなイメージを抱いた。
ページをめくるたびに、「あかんて! そっちに行ったらあかんて!」と心の中で彼女に声をかけ続けた。
しかし残念ながら、彼女は自分の生を自分で終わらせてしまった。
読み終わったのは、阪急電車の中。
呆然として、とても寂しい気持ちになったことを、今でも覚えている。


テーマ; 20歳

1/10/2026, 5:13:51 PM

今日も朝から晩までバイトだ

店長には本当にシフト入れていいの?
なんて聞かれたが
別になんでもない普通の日だし、
なんて考えながら外を見る

たまたま綺麗な振袖を着た女の子が通っていく

『はぁ、嫌なものを見たな、』

やがて休憩をもらい
タバコ咥えながら携帯を取り出す

インスタのストーリーは
久々の再会を喜ぶ女子達や
一張羅でバチバチに決めた野郎どもばかりだ

別に行きたかったわけでもないが
なんとなく心にわだかまりが残る

バイトも終わり
外はすっかり暗くなっている

めっちゃくちゃ疲れたわけでもないのに
タバコを吸う気すら起きない

あれから3年たった
いまだにカレンダーを見ると
なんとなくモヤモヤした気分になる

俺はこのままずっとこのモヤモヤを抱えていくんだろうか

1/10/2026, 5:10:32 PM

年齢は背番号くらいにしか思ってない

たいせつなのは魂年齢。

1/10/2026, 5:07:16 PM

20歳

2022年
2002年生まれの私が、20歳になった年。
あれから4年も近くになる

20歳というとお酒が飲めて、タバコが吸えて、大人になる感覚がする。

子供の頃に見てた20歳は、物凄く大人に感じてたけれども今、23歳になって見て分かる20歳、まだまだ、子供だ。

高校卒業後は、大学へ行かず、社会人になった私は、20歳の時には、もう学生は、卒業して大人無はずなのに、子供に感じていた。

20歳になってから、10代の頃は、視野が狭くわがままな自分だった。10代の後悔が今も消えない。

20代になり、考え方も変わり、昔よりは、わがままでは無くなったのかなと思う。

20歳以上になると好きな事が出来て、10代の頃よりも楽しい気がする。

時が経つことたまに寂しいけれども、悔いのないように、過ごしていきたい。

1/10/2026, 5:06:06 PM

成人式は出なかった。
そして出なくても何ら不都合なことは起きなかった。
人生なんてそんなもの、と何かを悟った。

そう、だいたいのことは「そんなもの」で済む。
20歳なんて、人生100年時代で言えばたったの五分の一。健康であればその五倍も生きることになる。

だから少し力を抜いて、生きることをあまり重く考え過ぎないことも大切だと思うよ。


END



「20歳」

1/10/2026, 4:51:59 PM

20歳

もう死んでやる!と言った彼女は青色の振袖

俺将来有望だし、お前らなんかより金持ちになるからと言った彼は無駄に派手な袴

私たち結婚するんだと言った2人は来なかった



人生そんなもんなんだなと若いながらに悟った
学生時代の悩みなんてないように過ごす20歳たちの背中を見て
脳内で大きな切り傷を付ける妄想をする
台無しになってしまえと思った
思って、しまった

1/10/2026, 4:31:44 PM

20歳のころ、いい加減コーヒーぐらい飲めるようになりなさい、と呆れたように母に言われた。
飲めるわよと言い返すと、あなたが飲めるのはお砂糖がたっぷりはいった甘ーいものか、ミルクや何かで豆の味をごまかしたお子様向けのものでしょ。そんなのコーヒーじゃないわ。
混じり気なく苦いものを、当たり前に飲み干せるようになりなさい。もう大人になったんだから。分かる? 
赤い唇で、映画のように母は言う。美しいひとだった。豊かな髪に膨らんだ胸部、くびれた腰、誰もが彼女を往年の映画女優のようだと言った。
わたしが幼いころに夫と離婚した彼女は女手ひとつで、わたしを育ててくれた。愛情深く育ててくれたと思う。毎晩、わたしの髪にヘアオイルを塗ると白いヘアブラシで丁寧に梳いてくれた。朝にはその日の服をいっしょに選び、日焼け止めとリップクリームを忘れないでと口うるさく告げては、汚い言葉を使うのはよしなさいと嗜められた。
おとなは、みんなわたしを褒めた。礼儀正しい子だとか食べ方が綺麗たとかいつもきちんと身なりを整えていて偉いわね、と。その度に、誇らしい気持ちになった。
思春期には窮屈でたまらなかったが、周囲の態度は母からわたしに対する愛情の大きさも感じさせた。どこかくすぐったくてあったかくて、時々おなかの中に冷たい風が吹いてくるそんな感じがした。いつかわたしが大学を出て社会人になっても、母とはずっと会えると思っていた。お母さん、歳をとったね。失礼ね、まだじゅうぶん若いわよ。また、そんなこと言って。もうおばあちゃんなんだから。
そんな会話がいつまでもできると。物理的な距離が出来てもなにも変わらないと、そう思っていた。
母が失踪したのは、卒業を控えた22歳のときだった。夏の終わり、夕立が降ったあとの晴れた夜空を見ながら、お母さん遅いなと考えていた。朝になっても帰ってこなかった。昼過ぎになってようやく母の勤めている会社から連絡あり、母がここ数日無断欠勤が続いたかと思うと、急に電話一本で会社を辞めると言ってきたらしい。どういうことかと聞かれたが、尋ねたいのはわたしのほうだった。
最初は気分転換で数日で帰ってくると思っていた。10日が過ぎるとパニック状態になって、親戚中に電話をかけまくった。そんなわたしを支えてくれたのは幼い頃に別れた父だった。親戚から事情を聞いてすぐに駆けつけてくれたのだ。父にはすでに別の家庭があったが、それでもわたしのそばにいて励ましてくれた。
父がいてくれたおかげで大学を卒業して就職することもできた。2歳違いの義理の妹とも義理の母とも仲良くなれた。いつでも泊まりにきてと言われたときは本当に嬉しかった。お互いの誕生日にはプレゼントを贈り合うし、年に5回は必ず会う。もうひとつの家族だった。
それでもわたしは母を探していた。
親戚に電話をしては連絡がなかったかと聞き、母の知り合いを訪ねては何か知らないかと訪ね、休日はほとんどそれに費やされた。友人関係は希薄になり、母との思い出を反芻しては眠りにつく。そんなことを繰り返していた秋のある日だった。
強い雨の降る夕方前、わたしは疲れ切って大通りから一本外れた静かな歩道を歩いていた。別の県に住む母の高校時代の友人を訪ねたが何の成果もなく空振りに終わった。電車を乗り継いで他県に行ったことも母の友人が優しいひとでお茶でも飲まないと誘ってくれたことも土砂降りの雨も冷えた体もなにもかもわたしを疲弊させた。わたしは本当に疲れ切っていた。
だからだろう、軽やかなドアベルの音に気づいてそちらを見たのは。そこには喫茶店があった。入り口から中年の男性がふたり傘をさして歩いていった。雨の中、会話をしながらとても楽しそうに。木製のドア、白いレースのカーテンに覆われた厚いガラス窓、オレンジ色の瓦屋根。チェーン店のような騒がしさはなく、落ち着いた古いランプのような雰囲気が漂っていた。
ここなら静かに休める。そう思って、店のドアを潜った。店内にはいった途端、濃いコーヒーの香りがした。
「いらっしゃいませ。何名様でしょうか?」
母とは違う地味な女性が優しく接客してくれた。ひとりだと告げると窓際の席に案内してくれて、メニュー表と熱いおしぼりをだしてくれた。
「ご注文がお決まりに」
声を遮って、わたしは尋ねた。
「ここはコーヒーが有名なんですか?」
店内に漂う香りと客のほとんどがコーヒーを飲んでいるように思えた。メニュー表にはたくさんの飲み物が載っているのに、誰もがコーヒーカップを持っている。
「ええ、そうなんですよ。有名といっても知るひとぞ知るっていう感じなんですけどね。店主の淹れるコーヒーがとびきり苦いもので、それがいいっておっしゃってくれるお客様が多いんですよ。変わってるでしょう?」
コーヒーぐらい飲めるようになりなさい。母の言葉を思いだした。
「じゃあコーヒーをひとつ。ホットでお願いします」
「かしこまりました。ミルクや砂糖はどうします? ホイップクリームをおつけすることもできますよ」
「いえ、ブラックでお願いします」
女性は頷くと、店の奥に消えていった。
木製のテーブルを見つめながら、母のことを考えていた。ここ最近ずっと考えていることを。
お母さん、あなたはわたしをとても大切にしてくれたけれど、ほんとうにわたしのことを愛していた? 嫌いだったんじゃないの? 愛してたのは演技で、本当はわたしのことうっとうしかったんじゃない?
記憶と感情でそうだと思い込むことは出来ても、答えのない問いだった。
「お待たせしました。熱いので気をつけてくださいね」
置かれたコーヒーはぼってりとした分厚い白色のカップにはいっていた。思ったよりも量が多い。普通の店の2倍はありそうだ。
カップを手に取る。ずっしりとした重みが指に伝わってコーヒーの香りがより強くなる。滑らかな陶器は口当たりがよかった。けれどコーヒーを一口飲むと咽せるかと思った。熱いと思うと強烈な苦味が広がって酸味も感じた。
こぼさないように苦労してカップをソーサーに戻して、どうしようかと考えた。わたしは今だにコーヒーに砂糖やミルクをいれてるのだ。とてもじゃないけれど、ブラックなんて飲めやしない。このまま勘定してしまおうか。そう考えたら、言葉が浮かんできた。
混じり気なく苦いものを飲み干せるようになりなさい。母の言葉だった。
コーヒーカップを手に取る。口をつけて、味わうようにゆっくりと飲み込んでいく。苦い。目を閉じてしまう。
一息ついて、カップを置く。まだ半分ぐらい残ってる。
定期的に振り込まれる預金通帳、25の誕生日以降、それは止まった。
コーヒを飲む。少し冷めたからか酸味が強くなっていた。さっきよりも飲み込むのが辛い。それでも飲み続ける。
お母さん、あなたは夫に捨てられたのに、わたしを捨てたのね。そうじゃないと思いたくてお金を振り込んでいたのかもしれないけど、わたしがひとり立ちできるまで待っていたのかもしれないけど、やっぱりあなたはこどもを捨てたのよ。
あとふたくちかひとくち、カップを軽く感じる。喉が痛くて、胸と喉に熱くて重いかたまりがある。わたしはこれを砕いて飲み干したい。
息をついて、カップを戻した。カップの底の丸い縁にほんの少しだけ水滴のようなコーヒーがまだ残っていた。
わたしはベルを鳴らして、勘定をお願いした。
その日から、わたしは母を探すことをやめた。

1/10/2026, 4:29:46 PM

【20歳】

我武者羅に仕事して
恋して

根拠のない自信に溢れてた時期かなぁ
大変だったけど楽しかった記憶が残ってる

仕事終わってから気を抜くと即落ちしそうな状態で
ただただ気合だけで運転して彼に会いに行ってた

あっ…でも…
今もあんま変わってないかも笑

少し余裕ができて
選択できるようになったかな

相変わらず突き進んじゃうんだけど
それもらしくて嫌いじゃない

1/10/2026, 4:05:54 PM

大人はみんな
大人のフリした子どもなんだ。
歳を重ねても
今と昔じゃあ
変わらないような気がして、
今が昔になるのか
昔が今なのか、
曖昧になるくらい微々たる差。
死ぬのが怖いんじゃない。
年齢が上がるごとに
その年齢に相応しい
大人とやらのフリを
強制されるのが怖いんだ。
自分と同じ年齢の人は
みんな
大人みたいで大人のフリが上手。
悩み事を抱えながら
酒で自分に誤魔化して、
泣きながら会社に行ったり、
外が恐ろしくて
家から出られなかったり。
20歳ってのは
社会からしたら
まだまだひよっこだしさ、
これから!って
期待もされる1年だろうけど
苦しくなったら
大人のフリなんか
辞めちまえばいい。
好きなことを好きなだけして、
好きな物に囲まれて、
幸せになっちゃえばいい。
たとえ一時的な幸福感だとしても
それは大人のフリをした子どもに
必要なことだから。
"Good Midnight!"
今日もいい真夜中。
涙が溢れても
上を向くから強いんだなぁ、
大人のフリした子どもってのは。

1/10/2026, 4:03:49 PM

健忘録8

あなたと
気持ちの距離が出来始めたときに
あなたとの関係をリセット出来ていたら
もっと違う未来があったのかな
あの頃あなたに言いたかった言葉達
ちゃんと伝えられたら
あなたの笑顔を奪わなくて済んだのかな

生まれ変わって出会えたら
今度は恋人として私と付き合ってね
あなたを独り占めしたいから
私を好きになってくれた嬉しいな
今までありがとう
あなたが大好きだから
今日で全部リセットしよう
メールも出来ない
会えないのなら
もうリセットするしかないよね
もう会えないって事だよね
私の想いを受け入れてくれてありがとう
本当に幸せでした
付き合ってくれてありがとう

最後のお願い
手を繋いで欲しいです

バイバイ

ちゃんと伝えたかったな
あなたは結局
別れるって話しが嫌なのと
私にもう会いたくなくて
曖昧なまま話す時間を作ってはくれなかった

だから私は今も中途半端なまま
どこかであなたを忘れられずにいる
あなたは
これが一番いいと思ったのかもしれないけど
私には一番残酷な終わり方だった

でもあなたが
苦しい時間が終わって
ほっとして
別れて良かった
そう思ってくれたなら
あなたを苦しみから解放できて
良かったって思う事にするよ
これが私に出来る
最後の愛だったんだって思えるから

1/10/2026, 4:01:17 PM

20歳

20歳になって変わることといえば、飲酒と喫煙、公営ギャンブルができるようになることが挙げられる。他にも養子縁組とか、大型・中型自動車免許の取得というやつもあるらしいが、その辺のことは難しくて私にはよくわからない。
最早18歳という節目の方が、変化が大きいような気がする。成人という肩書とか、選挙権とか、契約のあれこれとか。
飲酒も喫煙もギャンブルも、手を出すと人生に大きな悪影響、というイメージがある。だから、それらにすごく興味のある人にとって嬉しいことではあるが、自分にとっては関係ないような気がする。わからない。実際は興味が出てそれらに手を出すかもしれないし、怖いから一切やらないかもしれない。その選択肢が生まれることは、案外20歳になんらかの影響を与えるかも。
ちょっと前までは「ずっと子供のままが良いな」って思っていたけど、最近は「大人も結構楽しそうだな」と思う。大人になっても、童心は忘れなくて良いし、大人になったからといっていきなり難しいことを求められることはなさそう、と気づいたからだ。
小学生から中学生、中学生から高校生というように進学するときも不安は大きかった。中学生になると部活が厳しいよ、とか、勉強が難しくなるよ、とか。高校では生活のリズムがかなり変わるよ、とか、やっぱり勉強が難しくなるよ、とか、色々噂を聞いて怯えていた。しかし進学してみるとどうってことはなくて、変化するものについてはちゃんと説明があって、慣れる期間があって、難しくなる勉強も、それまでの勉強と地続きだった。だから意外と、大人も難しくないんじゃないかな、と思う。

1/10/2026, 3:52:51 PM

「成人おめでとう、鈴木!」
「ありがとう。齋藤こそ…って言いたいけどあんた早生まれだもんな。」
「そうなんだよ!俺だけ成人式後の打ち上げで酒飲めねーんだよ!」
「別に飲んだってバレないだろ。」
「…気分の問題だよ、気分。悪いことって分かってるからさ、なんか嫌な気分になっちまう。」

齋藤とは小学校の入学式の日、席が前後だった時から交流が始まった。さいとうとすずきは五十音順の席だとかなり近くなのだ。
齋藤は昔から真面目な奴だった。クラスメイトが嫌がってサボったトイレ掃除は進んでやっていたし、誰も手を挙げないクラス委員にも積極的に参加していた。
クラスみんなが使っていた他人の家の敷地を通る近道だって、齋藤は1度も通らなかった。

「齋藤ってさ、なんでそんな真面目なの?」

つい口から溢れた問いに、齋藤は少し困ったように答えた。

「さっきも言っただろ?悪いことをすると嫌な気分になるんだ。真面目で居るって楽だぜ?」
「…それだけ?」
「それだけ。」

きっと彼は20歳になるまで酒を飲まないのだろう。
それはなんだか…なんだか、とても素敵な事のように感じた。

Next