『1000年先も』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
1000年先、って「1000年後」と同じ意味なのに「先と後」で反対語なの、すごいな。先って言う方が、なんかポジティブな印象になる。こう、1000年向こうまでの年表があるとしてさ、「1000年後」だと、主観の人は没してる感じがある。でも「1000年先」だと、「現在」からピッと出た光る矢印が、ギューーーーンと飛んで、1000年向こうの地点に着地するイメージが湧く。このとき主観は、光る矢印の先っちょにある感覚。明るい未来のイメージだ。
結局は
残るのなんて
何もない
残そとせねば
1000年先も
- 何してるの?
呼びかけに驚いて、私は端末も閉じないまま声の方を振り向いた。いたのは、話したこともない同級生。
- 文字、たくさんだね。
彼女は無遠慮に私の手元をのぞき込む。
たしか彼女とは国が違うから、文字は読めないのだ。翻訳をあてられる前に、私は端末を閉じた。
- あ、ごめん。
彼女は自分したことに気がついたようで、バツが悪そうに一歩離れた。
- みんなVRを見てるのに、あなただけ何かしてたから。
ちょっと気になって。彼女はもごもごと言い訳を言いつのる。
教室を見渡すと他の生徒は自分の席でゴーグルを付け、一様に薄ら笑いを浮かべている。はたから見ると少し不気味だ。
人はたくさんいるのに、話しているのは私達だけで、その妙な連帯感に私は口を滑らせた。
- 小説?
彼女は初めて聞いたみたいに目をパチパチさせた。
授業で習ったことだってあったはずなのに。
彼女は古い記憶を取り戻すために、こめかみのあたりをコツコツ叩いて、視線をさまよわせる。
- 1000年ぐらい前の文学? 文字情報なんだ……。
出てきた言葉をそのままつぶやくと、彼女は私に向かって微笑んだ。
- 好きなの?
ばく然とした問いに首を縦に振る。私が反応したことに彼女は瞳を輝かせた。
- 小説ってどんなものなの?
文字でお話を作るの。
- どんなときが楽しい?
頭の中でお話を考えてるときかな。
- VRや立体映像にはしないの?
彼女のその質問に私は少し言葉に詰まる。授業で習ったこともあるし、1000年前には難しかったVRも立体映像も作ろうと思えば今は簡単にできる。
でも、私は小説を書く。どうして。
私は悩みながら、少しずつ言葉にした。
「好きな小説があるの。人生の辛いときに出会って、その小説が私を救ってくれたの」
頬に熱が上ってくる。自分の夢。小さな夢。話すのは、とても恥ずかしい。でも、それに気づかないふりをして、私は続けた。
「私もそういうものを作りたいの」
彼女は笑わなかった。ただ驚いたように口元に手をあてて、相変わらず輝く瞳で
- 素敵
とそうこぼした。
背中合わせ 心強いバディ 夢見てる
1000年先も 共に闘う
1000年先も幸せであることは
確かに大切で重要だと思う。
だけど、私にとっては些細で
明日の星座占いの結果の方が
大切なように思えてしまうのです。
今日は二人で星を見にきている。少し肌寒い、高い山。ここには月より明るい光はなく、星と月明かりが俺たちを照らす。空には豪華な星々が大袈裟に光る。神様が輝く星々の入った瓶を夜空に大胆にこぼしてしまったように見える。冷えた夜風が頬を優しく撫でる。
「綺麗だね。セイヤ」
春の陽のような、冷たい今の空気に似合わない温かく柔らかい声。
「うん、綺麗だ」
言葉は白い息となってひんやりとした空気に溶けていく。
「僕らって変なのかな」
突拍子のない言葉に呆気にとられる。
「どうしてそんなこと思うんだ?」
俺がチハヤの方を見ていると、チハヤも星空から視線を外し、俺の目を見る。星々に照らされる。明灰色の瞳には満点の星空が反射している。
「外で堂々と手を繋げないんだ。周りと違うことが怖くて」
今にも泣き出しそうな震えを帯びた潤んだ声。
「今繋げばいい」
俺はそう言ってチハヤの、凍えた細く関節が赤くなった手に手を重ねた。チハヤの目線が一瞬手に落ちる。恥ずかしそうに目をぱちぱちさせる。
「ここには俺とチハヤ。二人しかいない」
チハヤは耳を赤くして恥ずかしそうに顔を伏せると、俺の指の間に自分の指を滑り込ませ、手を絡める。相変わらずチハヤの手は冷たいが、どこか温かい。
「…ずるいよ」
赤みを帯びた顔で眉間に皺を寄せ恥ずかしそうに、むすっとし、下唇を噛む。俺はそんなチハヤをうっとりとした目で見つめていた。
「セイヤは急にいなくなるから、不安だよ。いつか本当にいなくなっちゃいそう」
チハヤの手にぎゅっと力が入る。先ほどとは打って変わり表情が深く沈んだ。
空いた手をチハヤの腰に回し強引に引き寄せる。目を瞑り軽く唇を押し当てるとチハヤの体がびくっと跳ねた。瞑っていた目を開け、唇を離した。
「俺はいなくなったりしない。ずっと、チハヤと一緒にいる」
チハヤは目を丸くして瞬く間に火が出るほど頬を赤く輝かせる。腰に回した腕にまでチハヤの激しいどくどくと鼓動が伝わる。
「…う、な、なんでそんな余裕そうなの」
チハヤは狼狽え、絡めた手を引こうとした。俺はチハヤの手首を掴む。
「離れるな」
チハヤの手首を掴んだまま自分の胸に押し当てる。
「余裕なんて、はなからない」
心臓の脈打つ音が腕を伝いチハヤに届く。
熱っぽい空気が2人の間に充満する。
「ずっと、一緒にいてくれるの?」
チハヤは不安そうな声でおそるおそる尋ねる。
「当たり前だろ。1000年先も、一緒にいる。一緒にいてくれ」
「約束ね」
そう言って互いに小指を絡め、1000年後にも同じ星を同じ人と見れることを願った。
満点の星空は変わることなく2人を心地よい光で照らしていた。星々の下、もう1度唇を合わせた。
──1000年先も一緒にいたい
1000年先も残ってるといいが。
そこは私たちの腕を信じようよ。
それを見ることすら出来ないがな。
まあね~。
がんばってくれよ、と観測機の外装をコンと叩いた。
次の次の次……の世代に、お前の記録を見せてやってくれ。
俺たちの夢を。
『1000年先も』
人から仙人となるための修行を重ね神通力を授かった。同じように仙人となった仲間がいたのだが、ある日突然にこう言った。
「好きな女ができたんだ」
色欲を制して気に変じることは基礎的な修行のため、それを解放することは人に戻ることを意味する。
「これまでの修行が意味を為さなくなるぞ。本当にそれで良いのか」
「それでもいいさ。俺にとってはこれから先のことに本当の意味がある」
そうして人に戻った彼は思いを寄せていた女と夫婦となり子を成し、老いていった。足腰が弱りきり床に伏せがちとなった彼が小声で私を呼ぶ。別れた頃と見た目の変わらない私を見て、彼は少し笑った。
「俺の選んだ意味がお前には解ったか?」
「いいや、正直わからない」
「だろうな」
お前は昔からそういうやつだった、としわがれた声が言う。
「だから、頼みがある」
「なんだ」
「お前が俺の意味を解するまで、俺の血筋を見守ってほしい」
そんなことをしてなんの意味がある、と言おうとしたが、彼の最期の頼みだということを察して黙って頷いた。
「……もう少し長く生きたければ、私なら力をやれる」
「いいや、必要ない」
「玉蝉は要るか?」
「いらない。人として死にたいんだ」
そのようなやり取りをした数日のちに、彼は息を引き取った。
彼のことをうまく解ってやれないままに彼の血筋の見守りが始まる。彼の子は旅先で出会った女に惚れて頼み込んで婿入りした。彼の孫は流行り病に倒れて幼くして亡くなった。そのきょうだいは悲しみを胸に医者になった。医者の子は親に嫌気が差して悪たれになったが、連れ添いに子が出来たとわかると更生して真面目に働いた。連綿と、彼の息吹は途切れず続いていく。百年後にも、千年を越えても。
私が長く仙人として生きることと、彼が人として生き、人を残したことは、同義だったのかもしれない。彼はそれを教えようとしてくれたのだろうか。知らず涙が落ちた。
「私は、まだまだ未熟だな」
ようやく解ったか、と空耳が聞こえる。
この先も修行を重ね、そして人の営みを見届けよう。人の手に負えない厄災が迫るならば、仙人の矜持に賭けて守り尽くそう。彼に恥じない生き方を見せるために。
1000年先も
ねぇ それなんて呪い?
変わらないものなんてないのに
在るってそういうこと
1000年先も
私は人と話すのが苦手だ。どう話せばいいかもわからない。だれも話を聞いてくれない 。
けどっそんな中あなたは最後までちゃんと話を聞いてくれた。私の本当の気持ちも、
あなたは全て聞いてくれた。だからか、安心して自分の気持ちをスラスラ話せた。
「そうだったんだ。」「凄いねっ」「また話明日っ」
あなたは私の欲しい言葉を全てくれた。あなたは私にとって生きる意味だ。
あなたには幸せになって欲しい。
もし、時が来ても私はあなたを忘れない、
忘れたくない。また会いたい。
だから願う
「1000年先もまた出会えますように。」
「例えばさ、ここに花を植えたとしてさ」
「うん」
「芽を出して咲けたとして、でもそれって1年もせずに枯れちゃうわけじゃん」
「そうだね」
「わたしはそれが寂しいなぁって思うのよ」
「まぁ、全く同じ花はもう咲かないもんね」
「それでね、1000年経ってもその花が枯れずに咲いていて、君とも一緒にいられたら良いのになんて思って」
「んー、ずっとあなたといられるならそれも良いかも」
「だけど1000年先の今日になったらきっとまた同じことを言っちゃうよ」
「むしろあなたがそんなに私と一緒にいたいと思ってくれて嬉しいけどね」
「…そっか」
「そうだよ。…でも、もう暗くなるし、そろそろ帰ろっか」
「……うん」
「大丈夫だよ。1000年先は隣にいられなくても、明日はいられるから」
「…うん。また、明日」
「ん、また明日ね」
(1000年先も)
1000年先も、なんて、現実的じゃないよ。
代わりに明日を約束し続けて、結局は同じ願いだって気付かないまま正当化していよう。
千年先まで生き続けたいかと問われたら答えはNOであるが、千年先を見たいかと問われれば、それはYESだ。百年もかからずスマートフォンが "当たり前" になる世界である。千年も経ったら今度はなにが "当たり前" になっているのだろう。もしかしたらAIと結婚する世界になっているかもしれない。実際すでにボーカロイドと結婚した人だっているのだ、AIに『人権』が問われるようになる世界もきっとそう遠くない。
変化は怖いようで、とてもおもしろいものだ。少なくとも退屈はしない。人工知能と人間が手を組んだら一体どこまでいけるのだろうか。さて、新しい世界に向けてなにを楽しんでしまおう。
: 1000年先も
『1000年先も』
明日、どんな未来が待ち受けてるのかは誰にも分からない。良いこともあれば悪いことが起こるかもしれない。幸せなことがあれば悲しいことが起こることも。
それでも俺は100年先も、1000年先もお前と一緒に生きていたい。お前の隣にいたい。
______やまとゆう
お題:1000年先も
1000年先も何を抱えとけって言うの。
そんなに長い間何かを思ったり考えたりしたくないよ。
短いから儚い、終わりのないものなんて美しくない。精々数十年が消費期限でちょうどいい。
そんなに永くいらない。重くて吐いてしまうよ。
無限を描く水銀性ヒートパイプその長さは、何重にも連なり厚さ100mmの防弾耐熱耐震硝子の容器に隔離され核融合された熱で文字通り無限のエネルギーを紡ぎ出す。この先のエネルギー問題を解決するかの様に人類が到達出来る最高峰のエネルギーは、1000年先ですら安泰へと近付いたのかも知れない。
2024/2.4ツバメ
1年先のことはわからないけれど、1000年先も変わらず愛を探しています。
人間の本質は今も昔も変わらないんだ
どの時代を生きてきても結局同じだった
長く生き過ぎたボクは少し疲れていて
見えなくなった星を探して、そろそろ旅に出かけよう
思い返してみると
いくら技術や経済が発展しても意味がなかった
本当の豊かさの意味を伝え続けていかないと
人は自分を守ろうとして傷付け合うことしかしない
1000年前の人もそうだったように
人は愛を伝え、繋げるためにいる
1000年先のボクたちを想って出来ることがあるんだ
それに気付いている人たちこそボクの探す星
あなたを想っているよ
心配しているよ
あなたに会いたい
あなたの話が聞きたいんだ
あなたの笑顔が見たい
辛い時もどんな時だって側にいたい
ボクはあなたが大好きなんだ
『1000年先も』
親愛なるあなたへ
この手紙をあなたが読み終える頃、私はこの世にいないでしょう。
さて、誕生日おめでとう。私がいなくっても、みんな祝ってくれるでしょう。
泣かないでね、魔族のあなたに恋した私が悪いの。
懐かしいなぁ。あなたと逢った日。偶然魔界に入り込んだ私にも優しく接してくれたよね。
魔族総出で結婚式とかもやったっけ。ドレス似合ってるって言ってくれて嬉しかったよ。
名残惜しいけど、そろそろ逝くね。
1000年先も、あなたが笑っていられますよーに。
1000年前に書かれた物語が、今も残り、時代を越えて読むことが出来るように、現代の作品も1000年先まで残り、未来に生きる人達に読まれるのだろうか。
だとしたら、どの作品が?
伊坂幸太郎とか、東野圭吾とか、1000年後の未来人はどう感じるんだろう。
そもそも、その頃には殺人事件なんてものが無くなってたりして。
平安時代の書物が、その時代を感じさせるものであるように、テレビとかスマホとかパソコンでさえも、「何それ?」って思われるような世界なのかな。
そしたら、紙の本なんて存在しなくて、物語はどう読まれるんだろう。
例えば、装置の付いた帽子をかぶったら、頭の中に物語が文字で流れてくるとか。
Audibleが進化したらそうなるかも。
物語が残るとして、いや、言葉が残るとして、自分がこうして書いた拙い文章を、誰かが目にすることはあるのだろうか。
データとして記録されていて、Web上にアップロードもされてる。
小さな偶然が重なって、1000年先もデータがどこかに残ってて、誰かがまるで古文書を読むように「何だこりゃ?」って思う日が来るかも。
そしたら、1000年先の未来に、自分の思いがほんの少しでも伝わったってことになる。
いや、1000年先とは言わず、100年後だっていい。
🖤は貰えないけど、それは少し夢があるな。
下手な鉄砲も数打ちゃ当たるって言うし、たくさん書きまくってたら、どれかは...いや、やめとこう。
今の自分の気持ちを文字にして、今読んでくれる人がいるなら伝えたい。ただ、それだけだ。
1000年先の倫理観なんてまるで想像出来ないし、共感してもらえる人が少しでもいる世界で書いてたい。
🖤のパワーは凄いんだな。
書こうって思える原動力になる。
まあ、逆に言えば、自分のいない世界で何のリアクションも無く読まれていたとしても、それはやっぱり楽しくない。
紫式部も清少納言も、欲しかったのは1000年後の賞賛じゃないんだろうな。
バースデー🎂の為に、色々用意してたから
喜んでくれた友達がhappy birthday🎂🍰🍰
お祝いムードだった🚢🏰🏰
#コーンご飯🌽🍚🌽