『1000年先も』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
1000年先も人類は生きているのだろうか?
それとも絶滅しているのだろうか?
生きているのなら人類はもう地球にはいないだろう。
母から巣立つ子供のように宇宙への旅に出ていることだろう。
だが、それは、始まりである。
宇宙と言う無限に等しい世界に人類は挑むからである。
1000年先も人類は、その歩みを止めることなく進み続ける。
1000年一緒
春の匂いが街をおおう4月。
私はずっとスマホの画面に手を動かしていた。
「はぁー、蓮君に会いたいなー」
私の彼氏の蓮はカッコいい王子様のように完璧なのだ。
LINE
そんな音につられ私は画面に目を戻した。
「16時に噴水でまってる」
そんなことを書かれている画面に目を光らせ急いで準備した。
「おまたせー」
彼がいる噴水に手をふった。
彼のところに行くと彼は一言こう言った。
「別れよ」
その言葉に私は理解が追い付かなかった。
こんなに………こんなにも愛してるのに!
彼に血を顔につけて私は思う。
「フフ、これで1000年一緒にいられるね」
1000年先も
川辺に大きな岩があった。とても立派で、とても綺麗に汚れた岩。私はその岩に登ってみる。そしたら、色々な景色が見えた。仲良く水遊びしている人がいたり、キャンプしている二人が、笑顔で談笑をしていたり、自転車で川に突っ込んで、大笑いしている学生達がいたり、好き好き同士の、プロポーズだったり、失恋の、雨の日だったり。
私は、その岩が羨ましかった。
1000年先もあなたと一緒にいられたら…
先輩が私の手をとってくれた日、今でも鮮明に覚えています。学校の文化祭。先輩と過ごすのはこれが最初で最後だったんです。学級ステージも私は主人公の男役を演じました。髪も刈り上げて男の子にしてもイケメンで適していたからなんです。本当は先輩に見て欲しかった…内緒ですけど。あっという間に日は暮れ、中夜祭が幕を開けた。フォークダンス。それは学年の壁を隔てて仲良くなろうという魂胆から生まれた最高の行事なのである。
曲が流れ、全校の輪が動き出す。私は、無我夢中でその時を待った。緊張している私の手をとってくれたのは…先輩でした。先輩の手は冷たかった。それでも私の手を握ってくれました。でもそんな時間は束の間。先輩はすぐに去っていってしまった。私は2度目が来ることはないけれど、その2度目を必死に願った。ラストの曲。諦めかけたその時、もう一度あの感覚が蘇った。せ、先輩!私は後悔したくなかった。先輩の手をギュッと握りその感覚を必死に覚えた。先輩は優しく私の手を握り返してくれた。あぁ、今の私のパートナーは先輩なんだ。もう先輩と片時たりとも離れたくはないのに…
左手を見つめる度に思い出すあの感覚。いつか、本当に先輩が私の手をとる日が来たら…私は1000年先も先輩を愛することを誓います。
金曜日だというのに、時間の流れがこんなにも遅く感じるなんて。不公平ではないか。それでも5時間目は終わったし、あと1時間で部活もある。そしてようやく帰れる。
「なぁ、あいつらうるさいんだけど」
と自分の席を指さしながら話すのは幼馴染くんだった。確かに男子だらけだ。
「黙れって言えばいいじゃん」
それから彼は自分の席に戻った。はずだった。
「いなくならないんだけど」
「知らないよ。じゃあ他の場所にいれば?」
勘違いされたくないし、学校では親しくするつもりはないのに…彼は私の席の隣にしゃがんだ。言葉にしないけど態度で(じゃあ俺、ここにいるわ)と訴えてくる。…なんだこの可愛い未知の生物は!?さっきの直感クイズで「重いものは男性に持たせる」という意見にNoで答えて「男子よりも圧倒的に強い女子もいるから」だって。完全に私のことをバカにしやがってというイラつきは消えてしまった。この甘え上手な幼馴染くんにいつか1000年先も…って伝える日が来るのかな?それでも私は先輩しか見えないのに…
…君の事、どうしても嫌いになれない
強くなりたいと思ったのは
僕を傷付けたアイツ等を
傷付けたいと思ったからじゃなくて
僕の目の前で傷付いてる あの子や君を
この手で守りたいと 思ったからなんだ
自分一人さえ守る事もできなくて
誰かを守る事なんて 出来やしないのだと
思い知らされたあの日
あの頃より僕は君から見て 強くなれたのかな?
強がりでも 意地っ張りだと言われても
いつの間にか僕は 他の誰よりも
何より弱虫な 自分にだけは負けたくはないと
思うようになっていたよ
泣き虫だったあの頃の僕と 手を繋いで
淋しかった一人ぼっちの夜にサヨナラ
何も持たないで この手を軽くして
一人で戦っている方が
誰にも邪魔をされなくて 楽で良いよね?
だけど大切な物があって 守るべきものがある
今の僕はね?
きっと誰よりも強くなれるし
優しくもなれるからね
『軟体動物は1000年後にほくそ笑む』
恋人だってまわりに自慢したいけれど、現状、恋人未満のあの人と電話で話した日曜日。きっと1000年先の未来は軟体動物の世界になる説で大いに盛り上がる。
生活基盤は海の中、ふにゃふにゃむにむに暮らすのだ。そう考えると私達も時代を先取りしてふにゃふにゃむにむにしたくなり、夢の中海の中、ふたりしてにやにやにかにかとほくそ笑む。
ストーリー性のない文章になってしまいますが
俳優さん達はセリフに感情を込め見ている人達に同情を与えるのが凄く上手く私もついつい見入ってしまいます。
私たちは俳優さん達のように顔はわからないし
どのような表情をして書いているのかもわからない。
一見素敵な話でも筆者側は泣きながら書いているかもしれない。
読むまでは誰がどんな物語を書いているかわからない
とても勿体ない。
読むまではその本にどんな良さが詰まっているか分からない。
文字だけでこんなに相手を感動させることができる。
それは100年先も1000年先も変わらないだろう。
『1000年先も』
100年先のことだって
本当は何も語れない
私もあなたもいないんだって事しか
でも
また先の未来で
あなたに出逢い
お互いまた結ばれようとする
予感はしてる
1000年先も
多分変わらずに
めぐり逢っていきましょう
忘れたくない思い出
みんなきっとあるだろう
だって私もあるし
その思い出は、いつまで覚えているだろうか
私はこの先もずっーと覚えてきたい
この思い出 みんなが忘れてても
私だけでいいから覚えていきたい
この先もずっーとこの思い出を覚えていきたい
皆んなも大切にしたい思い出があるはずだ
その思い出を忘れないようにね
その思い出が悲しんじゃうから
大切にしようね
これからも覚えていけますように
【1000年先も】
(少し、怖いかもしれないです。苦手な方は閲覧注意です。)
私たちは、双子。
この村では、
前世でとても悪いことをした極悪人と
前世でとても不幸なことで亡くなった人と
2人で産まれてくるらしい。
…大昔の変な言い伝えだと思うけど。
噂が段々と大きくなって、変な言い伝えになったのだと私たちは思っていた。
でも、私の首には薄く痣があって。
妹は、よく体調が悪くなる。
私が色々と考えてることがわかったみたいで、ムスッとした顔をした妹が私に言う。
『たまたまだよ。あたしが体弱いのもおねぇに痣があるのも。あたしは信じないよ。おねぇは、こんな変な噂、信じるの?』
「いいえ。信じないわ。ごめんなさいね。」
小さな村の何も無い場所。
畑や田んぼ、シャッターだらけの商店街。
この小さな村に私たちは、居場所がなかった。
でも、酷い事件が起こっているらしい。
小さな村だから、噂や事件の内容なんてすぐに広まる。
……私たちは、あまり気にせずにこっそりと、村人に見つからないように私たちだけの秘密の場所に行く。
私たちは、古い神社の社に居た。
誰も来ない。誰も近寄らない。
ここが、ちょうど良かった。
それに、近くに森があって少ないかもしれないけど食料もある、川があって洗濯や妹の体調が悪くなったら布を濡らして額を冷やすことが出来る。
両親は、居ない。
だから、私たちが助け合って頑張らないと。
次の日、妹が体調悪くなった。
いつものように川に行って布を濡らすために、川に行って布を濡らしていた
その時、突然、後ろから押された。
村の、人たち。5人ぐらいいる。
「なんですか?妹が体調悪くて、急いでるので。」
〝待てよ〟〝お前が居なくなったら妹を助けてやるよ〟
〝片方だけなら良かったのに〟〝お前が極悪人だろ〟
色々と言われた。
ムカつくムカつくムカつく。
私は、急がないといけないのに……
「ただいま。」
『おねぇ!大丈夫?水浸しだよ。風邪ひいちゃう。』
「大丈夫よ。花、大丈夫?はやく寝ないと。」
そう言って、妹を寝かせて、私も妹の隣で寝た。
来世もその次もその次もずっとずっと一緒に居たい。
もし、来世も酷いことになっても、私がきっと守る。
「おやすみなさい。明日になったら、体調も良くなるわ。」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
あたしたちは、双子。
あのね、あたしは、おねぇが好き。
あたしだけを見てほしい。
あたしの事だけ考えてほしい。
あたしの傍にずっとずっと永遠に居てほしい。
だから、わざと変な噂を流して私たちに近寄らないようにした。
だから、わざと森に行って変なものを食べて体調不良になっておねぇを独り占めした。
だから、おねぇに酷いことを言う人を消した。
いいよね?おねぇなら許してくれるよね。
ねえ、おねぇ、ずっとずっと永遠に。
1000年先も、ずっとずっと一緒に居ようね。
おねぇ、大好きだよ。
また明日、おやすみ。
1000年先も、一緒にいようと
約束していた彼女が死んだ
僕は涙で海をつくり
泣き声は風となって大地を駆けた
もう2度と君に会うことはない
そう思いこんでいた僕の魂を
ポツンと1人で待っていたのは君だった
一緒にあの世にいけるなら、1000年先だって待つんだと
彼女は確かにそう言った
2つの魂よりそいながら消えていき、最後残るは静寂だった
第一章 四月中旬。桜のシーズンが終わりを迎えている頃。新学期が始まって今日でー週間になる。
1000年先も…
生きることは出来ないけれど、血筋はつながって生きつづいていてくれるだろうか。
「なんなのよ、ここは…」
私は森に迷って彷徨っていたはずだった。なのに気づいたら開けた場所に出ていた。
そこでは祭が開かれていた。
呆気に取られている私に声をかける人がいた。
「さては君、『迷い人』だね?ここでは君みたいな人がわんさかいるよ。その内お家へ帰してあげるから今はここで楽しんでいったら?」
突然の誘い。危険な気配を感じ、断り踵を返そうとしたところ、
「多分君一人では帰れないよ」
―――私は恐怖を感じた。ここを離れることは得策ではない。とりあえず従うしかないようだ。
「じゃあ、ここで少し楽しませてもらえませんかね…?」
「もちろん、さあ、『永い夜』の始まりだよ、ふふっ」
私は普通に楽しんでいた。この『永い夜』を。ああ、1000年先もこのままがいい。
いやもっと先もこのままで――
―――その後とある森で女性の遺体が発見されたという報道があった。
テーマ:1000年先も
「1000年先もずっと一緒にいようね」
そう誓い合ったのはちょうど一年前。最愛の妻の病状は更に悪化し、抵抗虚しく静かに息を引き取った。お気に入りのレストランに行った時も、天文台へ星を見に行った時も、妻は「これで最後ね」とよく悲しげに口にしたものだ。
妻は分かっていたのだ。己を蝕む病が徐々にその儚い生命の灯火をかき消そうとしている事に。なら、何故あの時「1000年先も」と口にしたのだ。1000年どころか、たった1年しか時間が無いと分かっていただろうに。
やるせない思いを胸に、重い足取りで病院の廊下を歩く。
「貴方宛にお手紙を授かっています。もしもの時は、彼に渡してくれと───」
看護師の方から受け取った紙は涙の跡に濡れていた。震える手でくしゃくしゃに折れた手紙を開く。
『1年先も、10年先も、100年先も、1000年先も私はずっと貴方と居たい。1000年かかってもいい。生まれ変わったその時に、また私は貴方に逢いに行く。だから"これで最後"なんて思わないで、貴方は次に進みなさい。今の人生を幸せに生きてね。PS 子供を産めなくてごめんなさい』
嗚呼、俺はなんて馬鹿なのだろう。"これで最後"と思っていたのは俺の方だったなんて。1000年もの間、君が追いかけ続けてくれるなら、俺は自信を持って先に進めるよ。
ただ、今は……今だけは。感傷に浸らせてくれないか。
暗くなった病院の窓から青白い月光が差し込んだ。額から流れる一条の光と共に、ただ静かに慟哭した。
1000年先も。
あなたがいなくても私がいなくても
ずっとずっと覚えていてね。
『1000年先も』
この世界は
色とりどりに美しい
ずっとこのまま
部屋の片隅で
とりとめもない話を
君と一緒にしたり
眠れないほど
愛を注いで
特別な夜を過ごしたり
手を繋いで
夜の街へ出掛けたり
100年先も
1000年先も
10000年先も
前世の記憶は消されない
必要な分だけ残される
大切な人とすぐにわかるように
あの時守れなかった約束を
今度は果たせるように
だから
さようならは言わないで
なんでもないフリして
また 会おう
旅路の果てに
あなたに届けたい
I Love…
新しい私に もう一度チャンスを…
『1000年先も』
小学生高学年くらいに君に対する考えが他の友だちと違うことに気が付いた。
中学の時、僕は勇気が無くてそれを
秘密にし続けていたら君の方から告白してくれて。
今、君は臆病な僕と一緒にいてくれている。
それだけで僕は幸せなのに、君は
「1000年先も、生まれ変わったとしても
私は君のことが大好きだと思う!」
なんて言ってくれるから。
また、君と出会えたことに思わず感謝してしまった。
私はツルが好きだ。Gruidaeなんて聞こうもんなら鼻血が出る。それくらい好きで、愛してる。
私の家のすぐ向かいには湖がある。日本から出てすぐ移住した先がその家で、当時は壮大さと寒さにずいぶん驚いたが、今では見慣れた光景になってしまった。
その湖にはツルが渡ってくる。そこで見たツルのなんと可愛いこと。ひと目見て、この子たちだ! と思った。その瞬間一羽のツルと目が合った。あのツルも、この人だ! と思ったのだろうか。
あの子とずっと一緒にいられるよう、私も1000年生きよう。たくさん研究して、たくさん生きられるようにしよう。1000年先も一緒にいられ、一緒のお墓に入れるように。
1000年先も
未来に期待はしては
いないから
でも…
近い未来はあなたが
そばにいてくれたら
それでいいの…
あなたの愛を感じられたら
…
と夢見てるの…