『10年後の私から届いた手紙』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
10年前の私はきっと何事も楽しめているでしょう。
あなたは今から無事中学受験に合格することができ、
念願の部活動を始めます。
勉強と部活に追われる日々は大変ですが、
充実した毎日であります。
突然あなたは身体と心を壊す日が来ます。
その日から外に出ることができなくなります。
ですが、恐れずに居てください。
その日から2年間希望を捨てないでください。
早まらないでください。
どう足掻いてもあなたは生きるしかなくなります。
2年後、あなたは新しい学校に入学します。
何故かギャルに好かれます。
仲の良い人ができて、楽しい毎日を過ごせます。
やりたいことも見つかります。
そして今私は獣医を諦めて別の道に進めるよう努力しています。きっと10年前のあなたの想像もつかないような道に進んでいる気がします。
リアルだけではありません。
ネットでも周りに優しい人がたくさんいます。
たくさん色んな人と話せるようになります。
救われる日が近いような気もします。
10年後のあなたはたくさん傷ついて、
何事も楽しめているあなたを
とても羨ましく思います。
羨ましいですが、10年後もあなたなりに様々なことを
楽しんでいます。
どうか、希望を捨てずに前を見てしっかりと自分の道を進んでください。雨が降った時は雨宿りをしながら、分かれ道があった時は迷いながら、時々寄り道も忘れずに。
10年後待っていますよ。
まさか年金貰う年が後7年とは
驚きだよね。50過ぎたら早いって
聞いていたけど 本当だね。
今を大切に過ごして行こう・・
10年後の私から届いた手紙…
そこには
結婚しててもしてなくても
そこは10年後のお楽しみにしといてほしいから
言わないけど
これだけは絶対言っとく!
お金と時間の使い方は上手くなっといてね!
とだけ書いてあった。
なんだか楽しみなよぉな怖いよぉな…(笑)
頑張るっきゃないか(汗)
10年後、どんな私になってるんだろぉ…
激太りだけは嫌だな(笑)
なんて想像してたら笑けた。
こんにちは。、、今さっき、好きな人に告白してきたよ。10年分の気持ちを、込めて、言ってきた。結果は、、頑張れ、自分!かな、、、うん、敢えては教えないよ。だから、今から10年、自分磨き頑張ってね。きっと、良いことが、待っているから。くれぐれも、他の人に目移りなんかしちゃ、ダメだからね!!以上、10年後の私へ!頑張れ!
あなたはずっと唯一と言う言葉に胸を躍らせてます。
10年後の私から届いた手紙
10年前の私へ
シングルマザーで育てた息子がちょうど結婚して父親になった年だったね。
初孫が可愛くて仕方ないって感じだったけど今では孫も5人だよ。息子もお嫁ちゃんも頑張ってる。不登校の引きこもりだったあの子がちゃんと父親してるんだから大したもんだよ。
自分のこれからが、こんなにも変わるなんて想像もしてなかったはず。でも、大丈夫、ちゃんと前を向いて歩いてるから。
信じられないかもしれないけど、亡くした私の大切な人を子どものDNAから複製させるなんていう凡人にはよくわからない科学も進歩して、近い将来、想像できないことが実現するなんてことがあるとか無いとか言われてて、世の中賑わしてるよ。
急にそんな難しい話されても信じられないだろうけど、まぁ、なにはともあれ皆んな自分の足でしっかり生きてるから安心してください。
10年後の私は孫に揉みくちゃにされながら元気にやってます。
山あり谷ありなこともあるけど、心配しないで歩いて来てくださいね。
10年後の私より。
死を願った、十年前の私へ。
その絶望は、まだ絶望じゃない。
この先に、唖然とする暇すら与えられない絶望が待っている。
生きた心地なんかしない。
不条理が、荒波として常に襲ってくる。
いつの間にか足をさらわれて、状況も飲み込めないまま、海の中。
呼吸なんてできやしない。
現在の辛さは、未来の辛さと比べると優しかったりする。
だから、絶望するなら、宇宙を想え。
過去にも未来にも現在にも目を向けず、ただただ、宇宙の広さを想像しろ。
人間の悩みがちっぽけだって、よくわかるから。
……なんとか、十年後までは生きているけど。
自殺しようとしなければ、もっと華々しい青春を送れたんだよ、あなたは。
〝いま〟という瞬間を、もっと大切に。
惨めでも、醜くても良い。
足掻いて、藻掻いて、苦しんで。
未来の「私」の為に、精一杯生きて。
「私」を救えるのは、「私」だけなのだから。
必死に生きている、十年後の私より。
やっと山頂。
ここへ来るの何度目?
小さな祠の前であたしは倒れ込んだ。祠には、いつものように小さな手紙が置いてある。あたしは起き上がると、手紙を手に取って、そっと開いた。
十年前のあたしへ。
あたしは焼走りの登山道から下山します。
一刻も早く出口を見つけて。
十年後のあたしからだ。
あたしは大手ゼネコン・大空組の新入社員。岩手山時空トンネル建設現場に配属された。トンネルが完成すれは、4.3光年離れたアルファ・ケンタウリ星系まで、車でたったの30分。夢のある仕事。毎日が新鮮だった。
ある日、現場で大事故が発生した。大規模時空崩壊で、岩手山一帯は閉鎖時空に落ち込んだ。あたしは事故に巻き込まれ、この時空に閉じ込められた。
あたしは出口を探した。ここは空間がぐちゃぐちゃで、山頂と思えば麓、麓と思えば山頂という具合。さまよっていたあたしは、例の手紙を見つけた。
ここは時間もぐちゃぐちゃらしい。十年後のあたしと今のあたしが同時に存在している。これはとてもヤバい。十年後のあたしと今のあたしが出会ったら、パラドックスが発生して両方消えてしまう。以来、あたしたちは置き手紙をして、お互い出会わないように連絡を取り合っているのだ。
十年後のあたしへ。
あたしは鬼ヶ城の登山道から下山します。
出口が見つかることを祈ります。
あたしは置き手紙をして十年後のあたしとは反対の方向に進んだ。
「助けてーっ!」
切り立った岩の山道。女の子が一人、片手で崖にぶらさがり、今にも落ちそうになっている。他にも閉じ込められた人間がいる。助けなきゃ。
「がんばって!今行くから!」
あたしは力の限り叫んだ。女の子はあたしに気づいた。
「来ないでーっ!」
女の子の叫びはスルーした。あたしは女の子に駆け寄ると、その腕を掴んだ。
「もう少し!がんばれっ!」
あたしは女の子を引っ張り上げた。
次の瞬間、あたしは愕然とした。
女の子は十年前のあたしだった。女の子の服はあたしと同じ作業服。どういうこと?
「とうとう出会っちゃったね。あたしたち。」
女の子は言った。
「ここは時間がぐちゃぐちゃ。あたしの時間は逆行して、若返ったの。」
そう言い残して女の子は消えた。
そんな、あの子が十年後のあたしだなんて。
女の子に触れたあたしの両手が消え始めた。
【10年後の私から届いた手紙】
coming soon !
おい、安心しろ
大丈夫!!
今、不安な事あるんだろ
でも大丈夫!!
なんとかなるから。
10年後も失敗、挫折とか沢山ある
でも、10年前のお前の経験があるから越えた壁も沢山ある
「意外とたくましいぞ俺!!」
10年後の私から届いた手紙
そうだね、そのとおりだよね
書いてあることは納得のいくものだった
いまの私が考えること、行うこと、言葉にすることが
これから先の私の未来をかたち作っていくんだね
だからできるだけワクワクすることを想像し、心地よい状態を妄想したり体感し、自分にも相手にも愛をもって思いやった行動をすること
かと言ってネガティブな事もはゼロに出来ないから、
なんか知らんけど最終的には上手くいくよねってことにして、なるべく楽しむことに決めた!
今日のところはこれで良しとします
『10年後の私から届いた手紙』
真っ白な封筒に入った"10年後の私から届いた手紙"には、何も書かれていなかった。
ただ真っ白い封筒に、真っ白い便箋が入っていただけだった。
真っ白いそれらには一切の汚れも、色もなく、まるで「お前には何も無い」とでも言っているみたいだった。
今私が10年前の自分に向けて手紙を書くとしたら。
中途半端な気持ちになる前に、死んでしまいなさいと伝えたい。死にたくないけど生きたくない。そんな気持ちになる前に、と。
何故未来の私は何も書かなかったのだろうか。何も書かないのであれば、そもそも手紙なんて出さなければ良いのに。
その時はどれだけ考えても答えは分からなかったけれど、今なら分かる。
未来はいくらでも変えられる、自由な世界なんだ。
未来は真っ白い封筒や便箋と同じで、好きに色を付けることが出来る。好きなことを書くことが出来る。好きな形に切ることが出来る。好きな写真を貼ることが出来る。
そう、行動さえすれば何だって出来るんだ。
今度は私が手紙を書くことになったんだ。また10年後、手紙を書くことになるかもしれないね。その時の私はどんなことを書くんだろう。考えてもよく分からないけど、まぁいいか。
今の私は真っ白なんだ。やりたいことも探し中だし、叶えたい夢も考え中。
だからさ、あなたが色を付けてよ。真っ白な私を、鮮やかに彩って。思い出を書き込んで。幸せを刻み込んで。
だってさ、未来はこんなにも真っ白なんだもの。
《親愛なる私へ》
そんな書き出しで始まる手紙。
5日前から届くこの手紙の正体を知ったのは、昨日の事だった。
「自分からの手紙?」
「都市伝説みたいなものだよ。2月10日から17日の1週間だけ、誰かの未来と過去が交差して、手紙でやり取りが出来るようになるの。」
「やり取りができるって、具体的には?」
「具体的には分からないけど、いつの間にか手紙が届いてるんだって。で、自分も手紙を書いて置いておくといつの間にかそれが消えてて…みたいな?」
親友の話を聞いて、確かに、と思った。
確かに私に届いた手紙もいつの間にかポツリと置かれていた。消印もなく、宛先もない、真っ白なただの封筒に入って。
《親愛なる私へ
この手紙が届いているだろうか。
もし届いていたら返事をください》
2月10日。私は返事を書かなかった。
《親愛なる私へ
書いた手紙が私の部屋から消えてるから、多分届いていると思う。
もし届いてたら返事をください》
2月11日。私は返事を書かなかった。
《親愛なる私へ
未来の話とか気にならない?
私は25歳のアナタで、どんな大人になるとか、そういうの。
気になったら返事をください》
2月12日。私は返事を書かなかった。
《親愛なる私へ
未来を教えるのはズルい気がするし、それを餌に返事をもらおうとしてた私がズルい気がしました。ごめんなさい。
良ければ返事をください》
2月13日。私は返事を書かなかった。
《親愛なる私へ
今日のこっちはいい天気だよ。
体調はどう?私はめちゃくちゃ元気にしてるよ
調子良ければ返事をください》
2月14日。私は返事を書かなかった。
《親愛なる私へ
ご飯は食べてる?好き嫌いしないで沢山食べて沢山寝てる?
センセイの言うことを聞いて、いい子にしてる?
今日何食べたか教えて欲しいから返事をください》
《アナタは誰ですか?》
2月15日。私は返事を書いた。
《親愛なる私へ
お返事ありがとう!でも質問の意味が分からなかったな。
私は私だよ。
なんでそんなことを聞いたか教えて欲しいから返事をください》
《10年後。私は多分生きてないのに手紙が来るとは思えません。
アナタは誰ですか?》
2月16日。私は返事を書いた。
《親愛なる私へ
今日で最後の手紙になります。
この手紙にアナタが返事をすることは出来ないだろうから一方通行になってしまうね。
10年後、アナタは生きてます。病気は治って、みんなと楽しく学校に通って、卒業して、社会に出て、素敵な恋人も作って、楽しく幸せに過ごします。
アナタの病気は治ります。だから諦めないでください。
返事はいりません》
2月17日。最後の手紙が届いた。
《親愛なる親友へ
返事が要らないと言われましたが、返事を書きました。
ずっと私のフリをして手紙を送り続けてくれてありがとう。
辛い検査や苦しい病気で生きることを諦めていた私を元気づけるために、手紙を届けてくれたこと、本当に感謝しています。
アナタが話してくれた未来を信じて、私は今日も生きようと思います。
またいつかの未来で会いましょう》
2月17日。最期の手紙を書いた。
まだ生きていますか
生きていたいですか
そう信じていいよね
元気ですかーあーっ!
いくぞーっ
1、2、3、だぁーっ!
違うわーってかあε=(ノ・∀・)ツ
しかも、お題は
10年後の私から届いた手紙じゃあーってかあε=(ノ・∀・)ツ
おつかれえっす もう上がりすか、ちがうっすか
俺は今から未来支部行ってくるっす ういーす
颯爽とバイクでかけていく後輩を見送ったあと、俺は反対方向を向いてエンジンをきる。
巨大な重力の波に吸い込まれるように、歪んだ光の経路へと入っていくと、そのままブオンと外へ放り出された。
うえぇきっもちわるっ
時空を通過する時の、全身がひしゃげたような感覚は未だに慣れない。時給が悪かったら絶対やんねえこのバイト。
懐かしい通りをバイクでかけながら、各家のポストへ投函していく。
次でラスト、ね。今までよりも大きく、この時代にしては珍しいコンクリの家に着く。玄関前に人影が見えて、とっさに深く帽子をかぶった。
ねえ、お兄さんってもしかして ...
投函後、俺はすぐバイクにまたがってかけ出した。
遠くから、やっぱり!お前だろ!早くこの時代から出てけー!!!と叫ばれた。
またあの気持ち悪い空間を抜けたあと、心臓が激しく鼓動していて、しばらくヘッドライトにもたれかかった。
先輩大丈夫すか 具合悪いすか
なんかヒア汗かいてません?今日は帰った方がいいすよ おつかれえっす ういーす
着替える気力もなくベッドに仰向けになる。しばらくして、外からブオンと音がしたので、ポストを見に行った。差し出しは西暦に日付、時間帯まで事細かに書かれていた。〝今すぐ〟の急ぎの用か?
ビリビリと雑に封筒を開けて、曲げられた紙を見た瞬間、思いっきり破り捨てた。
金貸して
.10年後の私から届いた手紙
毎日子どもたちに囲まれて幸せですか?仕事が始まったら忙しくて子どもたちと向き合える時間が少なくなるから、今の時期を大切にしたほうがいいよ。子どもたちは大きくなって身長もあなたより高くなっているよ。みんな思ったより反抗期にはならず、兄弟はそこそこ仲良しだよ。
ダイエットしておいて良かったね。これからも続けたらいいよ。身体が軽くなるし健康診断の結果も良くなるからね。
今取り組もうとしていることや、やりたいと思ってることはけして無駄にはなっていないよ。そうやって自分に向き合える時間が貴重だってことを今後感じられるようになるからね。
色々悩んだってちっぽけなことだし、なるようにしかならないから前向きに楽しく過ごしていってね。
彼女に
彩瀬まるの【新しい星】は
渡しましたか
伝えたい気持ちは最後のほう
嘘吐きと罵られても
僕は
これを選ぶよ
お題:10年後の私から届いた手紙
10年後の僕から手紙が届くとしたらそれは
「とにかく勉強しろ」だろうな
僕の学力は終わってるからね笑
…笑ってる場合じゃないね
はぁ、10年後の為に勉強するか
勉強の事だけ心配するなんて本当僕らしいな
〖10年後の私から届いた手紙〗
10年後の私から手紙が届いた。
消印が10年後なのである。
何とも奇妙なことだ。とても信じられるものではない。
しかし、手紙には見たことのない新100円玉や
10年後の日付の雑誌(まだあるんだ!)の切り抜き、
まだ存在しないお店のレシートなど、
証拠がこれでもかというほど添付されていた。
流石。私の性格を熟知している。
少しどきどきしながら手紙を開いた。
何があったのだろう。余程重大な出来事が起こったのだろうか。
しかし、文章は他愛のないものだった。
最近揚げ物がつらいから今のうちに食べておけとか、
そんなことばかりである。
未来に何が起こるかなどさっぱり分からなかった。
怪訝な顔で読み進めていくと、
手紙の最後に、私の筆跡でこう記されていた。
「これはタイムリープのテストである。
10年後まで大切に保管しておいて欲しい。」
なるほど。私が人生のネタバレをするはずがないと思っていたが、そういうことか。
私は、その手紙を大切にしまいこんだ。
たったひとつのネタバレ、
タイムリープの開発に胸を踊らせながら、
私はまた未だ来ぬ時へ行くのである。