1つだけ』の作文集

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1つだけ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

4/3/2024, 2:55:36 PM

言いたいことはひとつだけ?
ひとつもないわ。

会いたい人は何処にいる?
…いない。

ここから何処へ行きたいの?
何処にも行きたくない、行かない!!

言いたいことはひとつだけ?
ひとつもないって言ってるでしょう!

ないないない…とひとつだけ。
君はずーっと、繰り返す。

…そんなふうに言わ・ない・で。

…結局ここにも、ない、がある…

4/3/2024, 2:52:55 PM

1つだけ



1つだけ願いが叶うとしたら、みんなは何を願う?



仕事で大成したい。
夢を成就したい。
健康でいたい。
お金が欲しい。
綺麗になりたい。
恋人が欲しい。


たくさんの願いがあって、どれも選べないよね。
そんな欲張りな私は……


『努力したことが必ず報われるように』かな。
これなら無敵じゃない?

ステキな私になれますように。

4/3/2024, 2:50:43 PM

深夜2時。真っ暗な部屋にスタンドライトの明かりだけが灯る。その横には比較的シックなデザインであるデスクに頂垂れて座っている男性。


艶のいい黒髪。
長髪、とまではいかないが、全体的に長く、特に襟足が伸びているのが特徴的。

いわゆる、"ウルフカット”である。

デスクにはPCの他に、紙やら鉛筆やらがデスクの底を見えなくするくらい乱雑し、散らかっていた。

「はあ...........」


この家には誰もいないのであろう

物音ひとつもせず、彼の重く深いため息だけが部屋中に響いた。


僕はミュージシャンという職業柄、曲作りをしていて、今は制作の佳境に入っている。

「もう、時間もないのに.....全然いいフレーズが浮かはない.......。」


デモの提出期限は明明後日の午前9時。


今日で僕がデモの仕上げまで作らないと恐らく間に合わないであろう。

この後、2人にはできあがった音源を元に、曲のアレンジを考えてもらわないといけないからだ。




ふと、目の前のスマホが気になって画面を開くと、インスタや公式LINEの通知がどっさり溜まっていた。

その中に、

「あ、え、あっ......」



𓏸𓏸から着信とLINEが5件ほど入っていた。

どうやらこの通知が来たのは2日前のようだった。


💬『大丈夫、?無理しすぎないでね。 』


「あっ.......。」


僕の中に溜まっていたいろんな感情がこの𓏸𓏸からのLINEで少し軽くなった気がして、

気がついたら涙が止まらなかった。




涙を拭きながら𓏸𓏸に電話をかけるとすぐに出てくれた。


📞...あ、うん、大丈夫。


📞...LINE、ありがとう、うん、

📞...うん


📞...僕、頑張ってるよね、?


📞...えへへ笑、、じゃぁ、今日は一つだけわがまま言っていい、?



一つだけ、一つだけでいい、

僕にご褒美を、ちょうだい、?

4/3/2024, 2:46:13 PM

1つだけ
もしも1つだけ願いが叶うなら…あなたの隣にずっと寄り添って居たい…あなたに出逢って、初めて、家族以外の異性を意識した…今はまだ、片想いが始まったばかりだけど、いつか、あなたに振り向いて欲しい…大人の恋をしたい…あなたと、永遠に繫がっていたいから…

4/3/2024, 2:45:16 PM

一つだけ

たった一つだけの人生
人生の種類は人の数だけ存在する
俺は俺だけのたった一つの人生を大事にしよう
普段、生きていると他人と比較し劣等感や自信をなくすことがある。
そんな時でも自分の人生を大切にすることを
忘れないようにしたい

4/3/2024, 2:43:58 PM

一つだけ

一つだけでいいから教えてください。

私が今好きな人は、私の事をどう思っていますか。

こんな質問でも、今の私には人生を左右するほど大切な事なのです。

会いたいよ。今すぐに。

なんとも思っていなかったらどうしようね。

その時は、慰めてください。

もし好きでいてくれてたら、

いっしょに喜んでやってください。

4/3/2024, 2:43:15 PM

「1つだけ」
僕は今、「1つだけ」と聞いて「世界に一つしかないもの」が思い浮かんだ。
世界に一つしかないものってなんだろう。
それにはどれだけの価値があるのだろう。
実際にそういうものを見た事は無いし、そもそもよく知らないし。
でも、少し興味がある。
世界に一つしかないものを持っていたら、それを持っている人は自分だけ。同じものを持っている人はいない。
気になった、少し欲しいと思った。
そんな大事なものを持つことができるような人間になりたいと僕は思う。

4/3/2024, 2:43:07 PM

たった一つだけ願いを叶えていい。
そんなことを急に言われた。

高校の仲が良いわけでもないクラスメイト。無口なやつで、入学当初から誰かと喋ってるとこを見たことなかった。

成績もそこそこで中の中って言い方は変だけど、平凡だった。

でも、たった一つ、変なところがあった。
シャーペン、教科書、消しゴム。
必ず何か文房具なり何なりを忘れてくる。
弁当すらないこともある。

しかもそれを誰にも言いやしない。
教科書を忘れたって、さも当然かのように読み上げろと言われたところを暗唱して、ノートを取る。

ペンがなくても、握り拳を作って、書くみたいに動作する。

アイツには何が見えてるのか、ちゃんちゃらわからない。馬鹿な連中が揶揄いで物を盗んだり、弁当取ったりしてたけど、表情一つ変えやしなかった。

いつしか不気味だ不気味だと噂になって、本当に誰一人声もかけなくなった。

俺はアイツに声をかけるようになった。
純粋に興味があったからだ。シャーペン貸したり、からかいを止めたりしてやった。

でもアイツは感謝の言葉ひとつ言わず、ニタニタ笑うだけだ。

ある日、アイツに突然呼び出された。
驚いた。正直、遊びに誘ったり、提案をしてくるような奴じゃないと思ってた。

恐る恐る屋上に行くと、アイツはこう言った。”僕は神様なんだ。君は僕に親切してくれた愛深い人間。たった一つ、願いを叶えてあげる”

あまりに唐突だったもんだから、思考が止まった。で、人間ってほらマジでよくわからないこと言われると脊髄反射で答えちゃうだろ。で、それで出した答えが。
“消えてくれ”って言っちゃったのさ。

いや、だって、そんな気味の悪い神様嫌だろ。ニタニタ笑ってさ、人を試すようにしたつもりなのか知らないけど、無意味にもの忘れてさ。

普通に迷惑だし、怖いだろ。
アイツはわかったって言った後、本当にその日から来なくなったんだよ。

そしたら、起きた時にびっくりしたの。
何も見えないの。マジで何も見えないの。
ほら、昔の偉い哲学者が言ってた名言あるじゃん、我思うゆえに我ありって。

そんな感じ。我以外どっか行っちゃったみたいだけどね

『たった一つ』

4/3/2024, 2:43:02 PM

1つだけ

1つだけ
願い事が叶うなら
この心の闇を全部
取り除いてください
そうしたらきっと皆
僕から離れないでいてくれる
そうしたらきっともう
傷つくことがなくなる
もしそれがだめなのなら、
せめて君だけは
僕とずっと一緒にいてよ

4/3/2024, 2:42:05 PM

無人島に1つだけ持っていくとしたら何を持っていく?という質問…

あれいらない気がするんだけど…




テーマ:1つだけ

4/3/2024, 2:41:57 PM

1つだけ

1つだけ
あなたに言えない事があります。
喧嘩してもいつも最後は
あなたの望むようにしてきたのは、
あなたを好きだから、とか
あなたが大切だから、じゃないの。

ただ、私の意見であなたの生き方を
変える事が怖いのです。
あなたが私のために何かを我慢する結果に
なるのが嫌なのです。

あなたは自分の決めた事で、
私の生き方が変わってしまう、なんて
思った事はありますか?

1つだけ、
聞いてみたい事かもしれない。

4/3/2024, 2:39:39 PM

1つだけ願いが叶うとしたら何を叶えてもらいたいか。

職場の同期との飲み会も終盤、現実的な自分にはとても難題に思える話題で盛り上がっていた。

同期たちは口々に「使っても減らん財布が欲しい」「健康な身体一択やな…」「可愛い嫁さん」「俺は優しい嫁がいい」「ドラえもんがほしい」「それはもうチートやん」などと想像以上の盛り上がりをみせていた。

目立たぬよう笑いながらその場をやり過ごし、二次会は遠慮して帰宅する。

「ただいまぁ」

キングサイズのベッドの端っこで腹ばいになりながら漫画を読んでいる男が「おーおかえりぃ。なんや早かったなぁ」と笑う。

「シャワー浴びてくるわ」

「おん」


何も浮かばなかった願いだが、あの男ならなんと答えるだろうか。
自分には願いが浮かばないので、代わりにあの男の願いが叶えばいい、そんなことを思いながら急いでシャワーを済ませた。


「飲み会、楽しくなかったんか?」

ベッドに広げていた漫画は片付けられ、コーヒーを淹れて待っていてくれたようだ。

「いや?楽しかったで。ちょっと最後の話題に乗れんかったなと思って」

「…なんの話題やったん?」


…なんか神妙な顔しとるな。

「あぁすまん。紛らわしかったな」

コーヒーを貰いながら謝りつつ、先程の話題を説明した。


「なんか嫌な思いでもしたんかと思ったやないか。…願い、なぁ。んーなんやろなぁ」

大概この男も現実的なのだが、楽しそうな顔をして考えている。

「決めた。お前の願いが見つかりますように、や!」

「なんて?」

「お前の願いが、見つかりますように、や。」


途端、訳も分からず涙が込み上げそうになり、慌ててコーヒーを飲み干して、そのまま噛み付くようにキスをした。
泣くのを我慢してるのなんてお見通しや、とでもいうように、舌であやされながら背中にそっと回された手が優しくて、キスをしながら泣く、なんて器用なことをしてしまった。



この男が自分の人生にずっといたらいい、と思った。




【お題:1つだけ】

4/3/2024, 2:39:14 PM

ひとつだけ聞いて欲しいことがあると切り出したあの人。それは、永遠の眠りを共にという誘いだった。その誘いは上辺であり、僕を唆すための戯言であることをうっすら察しながらも、無垢な僕を演じ続ける。口車に乗せれたと思ったのか、意気揚々としているあの人を痛々しく思う。僕はもう子供じゃなくなってしまったみたい。あの人の汚い部分を汚いものとして受け入れてしまっているから。あの人は僕だけを殺して、昔の恋人と再び暮らすのだろう。勝手にすればいい。あの人が誰かの元へ還っていくように、僕も僕が在るべき場所へと向かうから。最も、あの人は欲張りだから僕の自由を許せないだろうけど。それでも、ふたつ手に入れることができないことを心得ているはずだ。だから、ひとつだけ。そうやって生まれた分岐の二択で、僕の時間だけを止めることを選ぶのはとても強欲であり、傲慢だ。それならいっそ甘い言葉などは浴びせず、無惨に殺してくれて構わないのに。僕は、あの人を赦したくない。憎みながら死んでいきたい。息の根が止まる寸前まで憎むことで煮詰まった思念を遺して、いつまでも苛んでやりたい。楽になんてしてやらない。あの人だって覚悟はできているはずだ。少なくとも僕はできている。甘い言葉に酔わなくても、痛みや苦しみに耐えることは容易い。だって、このコーヒーは眠剤入りだもの。嚥下して間も無く意識が落ちる。そして、灯油で弧を描いてマッチを灯せば、すべてが終わって永遠になる。

「いいですよ、僕もそれを伝えようとしていました」
「……え、本当かい? ああ、よかった。断られたらどうしようかと思って気が触れそうだったんだよ」
全くおかしなこと言う人だ。元々気なんて触れているだろう。今だってそうだ。まともじゃない。
「断るなんてことしないですよ。さあ、あなたの好きなようにしてください。ちゃんと従いますから」
「ありがとう。目が覚めたとき、今度こそお互いのたったひとつになれることを祈って——」

嘘つき。
たぶん、この言葉は届いていない。
このまま永遠が始まると思うとやりきれないけど、仕方がない。今更、もう。

4/3/2024, 2:38:03 PM

【1つだけ】

世界に1つだけのもの
私はそんなものは持っていない

ずっとそう思っていたけれど
最近気づいた

私は自分と感性が似たような人を血縁以外で会ったことがない
似たような人はいたかもしれないけれど
やっぱりどこかが違う
血縁者でも違う人間だから全く同じな訳がない

私と同じ人間はいない

私を完全に理解している人はいない
たとえ双子だったとしても互いに新たな1面を見ることがある

私がもっている世界に1つだけのもの
それは私自身だ

私はこの世界に1人しか居ない

私に似ている人は割といるかもしれないけれど
私という存在は私だけ

周りの人達もそう

友達も家族も
先生もご近所さんも
会ったことのない誰かも
これから会うかもしれない誰かも

みんな1人しか居ない
代わりなんていない

これは人間だけに言えたことじゃない
野生動物や誰かのペットだって

誰かにとって特別で
唯一無二の存在

みんな平等に1つしかないものをもってる

誰かの1番になれずとも
私は既にこの世界に1つしかない存在

ゆっくりでも寄り道をしながらでも
しっかり歩んで行く

疲れたら休んでまた歩き出せばいい
1歩ずつ踏みしめて

たった1つしかない
1度しか歩めない
この道を

自ら希望を捨てないように

誰かの道標になれるように

今日も私はたった1つの存在としてここにいる

4/3/2024, 2:37:15 PM

僕はたまに思うんだ。
自分の中からいらないものを一つだけ消せたらって。
そうしたら、もっと生きやすくなるのかなって。
もし一つだけ消すなら何を消そうか。
感情?それはいいね。何も感じなくてすむ。何も感じなくてすむってことは、傷つかなくてすむってこと。それはとっても魅力的だ。でも、何も感じないってことは、好きな物も何も感じなくなるってこと。それは少し辛いなぁ。
じゃあ、痛覚はどうだろう。正直、痛いのなんて大体の人が嫌だろうし、なくてもいいかなって思わなくもない。でも、痛みがないと命の危険に気づけなくて危ないんだよね。何かで聞いたことがある。うーん、命の危険に気づけないのは、よくないきがするなあ。
んー、これを挙げちゃうのは、あんまり良くないのかもしれないけど、そもそもの命を消したらどうなるんだろうね。ほら、死後の世界とか、極楽浄土とか、天国とか、地獄とか。宗教によっていろんな言い方はあれど、何かしらある、みたいに言われてるだろう?逆に何も無いなんて考え方もあるけどね。本当はどっちなんだろうね。まぁ、なんでもいいや。

ねぇ、もし君が何か一つ自分の中から消すなら、何を消す?


テーマ:一つだけ

4/3/2024, 2:35:22 PM

ひとつだけ
この先、
絶対に読めないだろうなと
思っている小説が1冊ある。

本好きでなくても一度は
耳にしたことがあるような1冊。
恩田陸先生の『夜のピクニック』。

題名を書くだけでも呼吸が浅くなる。
本にも先生にも罪は勿論ない。

高校の全校生徒が夜を徹して
80キロ歩きとおすという行事を
描いた青春作品。

理由は卑屈のようなものです。
わたしの高校時代がとんでもない
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
人生最大の鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
失敗失敗失敗失敗失敗苦味苦味苦味苦味苦
後悔後悔後悔後悔後悔後悔後悔後悔後悔後
損失損失損失損失損失損失損失損失損失損
で出来ているから。

いつか読めるようになりたい。
読みたいと思える日が来てほしい。
この暮らしに、安定を待ってるよ。

4/3/2024, 2:35:19 PM

1つだけ


わたし、間食がやめられません。それなりに対策考えたのに‥。
お昼ご飯をきちんと食べるようにしたり、昼食後はすぐに歯を磨くとか、お菓子の買い置きは、しないようにするとか。


でも結局、何か食べなくなる。それで最近はキャラメルを食べるようになりました。小さいし、少しだけならと。


1つだけ食べてやめとこうと思い、キャラメルがしまってある食器棚の引き出しを開ける‥で1つだけ食べる。

少ししたらまた食べたくて食器棚の引き出しを開けてまた1つだけ食べる‥。
また少ししたら‥これが何回も続くことになります。結局、間食は止められないみたい。

お菓子のない国に行くしかないようですね、わたしって。

4/3/2024, 2:33:45 PM

このお話のつづきを待っている方へすみません。
仕事が忙しく、文章に向き合えない日々が続いております。
このお話の続きはまた改めて書く予定とさせてください。
ぼちぼちここ数ヶ月は、1回きりでエッセイをかける日に書きたいと思います。





第1話(全4話ほどを予定しております)

朝、起き抜けに何気なく冷蔵庫を開けると
昨日買ってきたはずのプリンが1つだけ無くなっていた。

そのプリンはスーパーでよく見かける4個入りで200円くらいの安くてシンプルなもので、底にはカラメルが入っているごく普通な味わいのものだ。1個入りの高級で濃厚なものよりも、こういうのがたまに食べたくなるのだ。

「まあ、あと3個あるからいいけど」

誰に喋るでもなく真亜子は呟いた。
自室に戻り、スーツに着替え支度を終えて食卓に向かうといつもの朝が始まる。

お父さんは何にも言わずに出てきて新聞を読み、
お母さんはおばあちゃんの世話をしながらも急ぎ足でお味噌汁をすすっている。一人早食い競争みたいだ。
おばあちゃんの世話を手伝おうとすると
あんたはいいから、支度しなさいと言って
手伝わせてもらえなかった。
第一、おばあちゃん自身も私から何かされるのはなんとなく好きではなさそうだった。

この日は会社に新入社員が入ってくる日で
真亜子も先輩社員としてスピーチ予定が組まれていた。

…家では、こんななのになあ
と真亜子は思った。

東京が実家というだけで人生イージーモードらしい。
確かに、と思うことも実際ある。
だけど、取り立ててこれといった幸福感もないし
耳をすませばすぐに聞こえてきそうな不協和音だって感じられる。おじいさんが生きていた頃は、この家は優しかったなぁと味噌汁を飲みながら昔のことを思い出した。

「ほら、あんた今日入社式じゃないの?!」

お母さんの大きい声はいつになく耳をつんざいた。
無くなったプリンのことはいつのまにか忘れていた。

…今日はほとんど座りっぱなしだし、
なんか舐められたくないから
いつもより少しヒールが高いパンプスにしよっ

靴箱の奥に手を伸ばし、3ヶ月に一度履くか履かないかのツヤツヤのパンプスを真亜子は手にとった。これは非常に高かったので、大事にしている。

働くと、こんな小さなちっぽけな優越感が増えていくんだなと思った。真亜子はパンプスを磨くのに一生懸命になって、今日話すスピーチの嘘っぱちな内容をあまり考えないようにしていた。


つづく

4/3/2024, 2:33:03 PM

「一つだけ! 一つだけだからさ!」
 隣から聞こえてくる声を無視しながら、ソーダ味のグミが入った袋を逆さにして、残り全部をほおばった。
「もう全部食べちゃった」
 グミでいっぱいの口でいってやると、ルイは「ちぇっ」と小さく舌打ちをした。そんなに欲しいなら自分で買えってんだ。まあ、一つだけすらあげない私も私だけど。
 甘いな……。一気食いしたことに、早速後悔する。
「ハルはいっつもそうだよね、頑固でいじわる」
 頑固でいじわる……。
 自分でもわかっているつもりだったが、いざ他人にいわれてみるとムカつくな。
 ん?
 一つグミが残ってる、袋の底で引っかかってやがった。
「……」
 そうだな……。たまには、あげてみるか……。
 ちらとルイの顔を伺うと、口を尖らせて不満を全力で表現してやがった。たった一つのグミのためにそんなに不機嫌になれるもんかね。
 まあ仕方ない。あげてやる、一つだけ。
「あ」
 "あ"っていえば、釣られて"あ"っていうだろ。
「あ?」
 まんまと釣られ開いた口にグミを放り込んだ。
「一つだけ……な、……美味いか?」
 我ながら不器用極まりないな。
 ただ、ルイは驚きつつも、味わって食べているようだ。
「美味しいよ! ありがと、ハル!」
 満面の笑みでいうから、少し照れくさかった。
 でも……。
 グミ一つだけで、こんなに喜んでくれるのか……。
 
 次から"一つだけ"でも食わせてやるか。

4/3/2024, 2:31:28 PM

1つだけ

沢山の1つ
その中からかな

それなら
全てを選ぶ
どれでもない
0と言う数を

その中から
必要に応じて
複数を弾きだす

0を持ってさえいたら
拘る必要がない

0を育てましょう

その為には沢山の数
様々な式が必要で
好みには偏るけども
それが選ぶこと

沢山の言葉がないと
その1つさえ
表せない
現れない

1つだけを選ぶなんて
本来ならあり得ない

選択肢の中にって
まずは制限を掛けないと

どの1つも
その1つだけで
成立はしない

あるってことが
1つとは限らない
1つだけなら
選びようがないのだから

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