『1つだけ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
1つだけ
あなたに会ってから
どれくらい経つのか
どこにいたのか
何をしていたのか
そもそもいつから一緒にいたのか
ほとんど忘れました
でも
自分にとってあなたを
世界で一番愛していたことだけは覚えていました
すべて忘れてしまったけど
また一から始められませんか?
一つだけ。
一つだけ
大事なのは
来世でも
逢える
2人。
一つだけ
【大好きな
まあ
ご結婚おめでとう。】
盗まれた宝の一つでよいので取って帰れ
王からの命令のもと、休むことなく広大な砂盆を歩き続け、影の中を音もなく進み、遂に宝の隠された洞窟までやって来た。
入り口は横向きになって進まなくてはならないくらい狭かったが、進むにつれて洞窟内は道幅が広くなり、どこかから射している淡い灰色の月光で照らされている。薄明の中、私は用心深く動いていた。
今のところ罠や宝を守る怪物の類いは確認できていない。私はここまでの行程での圧倒的な疲労を意志の力で何とか押し留めていたが、顔や肩にはびっしりと玉の汗が浮かんでいるのがわかっていた。
そろそろ最奥だろうと考えていると、洞窟の奥から光が放出されているのを感じた。足を速めて、奥地に向かった。
光源はすぐに確認できた。
白い宝石のついた首飾り、金でできたカップ類、黄金の冠の中にあってもしっかりと見て取れたのだ。その宝玉は月光を受けて見事な光彩を照り返していたが、天空の星のごとく、自ら光を発してもいた。
1つだけの命
1つだけの人生
1つだけの「あの人」
「1つだけ」は身の回り全てにある
いつものドアノブ
そこには縄がたれていた
平均よりも小さい背丈なら十分な高さ
深夜なら誰かに止められる心配もない
いまなら誰かに止められる未練もない
首をかけたとき
なにか引っかかった
一つだけ思い出せない
あ
驚いて
喉がしまって
落ち着いて
考えた
考えて
…やめた
いつものドアノブ
そこには花がおいてあった
平均よりも小さい遺影
その時誰も止められなかった
その時未練もなかった
あ
一つだけちょっと
…やめた
一つだけ
一つだけ無人島に持っていけるならなにを持っていく? そんな問いかけがあるよな。まぁそれだけなんだが。
書くことないしなんかお題と関係ないことでも書くか。
といっても山なし谷なしの変化に乏しい人生を送っているから書くことも特にない。ここはダイエットのことでも書いてみるか。
ダイエットを始めるにあたってあすけんというアプリを使い始めた。これが去年の11月頃の話である。
あすけんは食事と体重の記録をするためのアプリで、いわゆるレコーディングダイエットをするためのアプリだ。今日に至るまであすけんは毎日記入しているからとりあえず継続できていると言えるだろう。
記録によると始めた頃は85キロ程度だったのが今は80キロ程度のようだ。ダイエットは無理せずに一月に1、2キロ落とすのがよいらしい。なのでちょっとペースは悪いが効果はあるといったところか。
できればもう少し頑張って体重を落とすペースを速めたいところではあるのだが、このストレス社会で生きるには食事は大切なストレス解消なので難しい。
正直生きる意味がないから生きているのが辛くて毎日死が心に満ちるから食べないと正気ではいられないんだよな。
ただダイエットも体重が落ちなくなってきたからここからは食事量を減らさないと痩せられないと思っている。
前にダイエットをやめた時もこのくらいの体重だったから今回は頑張りたい。ここからが正念場ってやつだ。頑張ろう。
この歳になるまで一体幾つの体験をしてきたのだろう。
何百?何千?何マン?
その中のたった一つや二つの出来事に一生苦しめられるなんて真っ平だね。
でも、どうしても忘れられないこと、どうしても会いたくない人、いませんか?
何度も思い出してしまうあのこと、
絶対に顔を見たく無いあいつ。
どうしようもないそれは、思い出さない様にするしかない。
オレはそんなこととは無縁の人間だと思っていたのに。気が付けば、重いもの背負っていた。
でも、最期まで生き抜きたい。
十字架と共に
僕がポテトチップスを食べていると、彼女が寄ってきた。そして、決まったようにこう言う。
「1つちょうだい!」
僕はいいよと言って彼女の方にポテトチップスの入った袋を差し出す。
すると彼女はポテトチップスの袋の中に手を入れ、ポテトチップスを5、6個掴んだ。
僕はすかさず、1つって言ってただろと彼女に言うと、彼女は笑いながら走り去って行った。
僕は彼女のそういう欲張りなところが大好きだ。
なーくんが言ったこと。
2020年日本とって
2023年アジアとって
2040年世界とって
なーくん、
有言実行だね。
『1つだけ』
「無人島に置いていかれるとして、1つだけ何でも持っていけるなら何を持っていきますか?」
「…………モーターを稼働させて大陸まで移動できるボート」
「……やけに具体的に言いますが、ようするにモーターボートですよね?
でもそれだと燃料を別で用意しないと動きませんよ」
「違う、モーターボートじゃない。
モーターを稼働させて大陸まで移動できるボート」
「……その二つにどんな違いがあるんですか?」
「燃料が無くてモーターが動かないなら、それは"モーターを稼働させて大陸まで移動できる"ボートじゃない」
「……つまり初めから大陸までの燃料をボートに入れておけということですか?」
「そう」
「……ズルくないですか?」
「ズルくない」
「本当に?」
「本当に」
「……じゃあ、それで良いですね」
「うん」
「…………」
「…………」
「やっぱりズルく──「ズルくない!」……」
ハイキューのネタがあります
ヤンデレ
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一つだけ手に入れたいものがある
彼女だ
綺麗な肌に綺麗な髪
あんな人間はあの子だけだと思う
口調はおっとりしているため
周りに彼女が好きなようだ
彼女に告白した人はいっぱいいる
でも彼女は、全員断った
なんで俺も断ったんだよ
なんでなんで!木兎さんは、いいんだよ
いつもいつも思う
アハハ
56せば、いいんだ!
待っててね、
そう君はテーラーメイドじゃないからさ
我慢して並ぶ待機列
題『1つだけ』
一つだけと言うお題で「短歌」を、
一つだけ
願いが叶う
その時が、
きっと来るよね
ずっと待ってる
やっぱり両思いにはなれないな、、、。ごめんね、
一つだけ
一つだけといわず、
全部受け取ってよ。
私からの愛を。
1つだけ
「あの世へ逝く前に、1つだけ願いを叶えて差し上げましょう」
そう言い、黒い髪の、白い翼を持つ彼は、笑った。
この部屋にしか居場所のない、友もいない私は、願った。
「──なら、私と遊んで?」
「……は?」
彼は心底驚いたような顔をした、気がする。まあ、そうだろう。
「だって私、足がないでしょう? だから、この部屋からほとんど出たことがないの。誰かと遊んだことも、記憶にないんだもの」
「…………」
たぶん、こういうのを「絶句している」と表現するのだろう、たぶん。分からないけど。
……ところで、このひとは誰だろう?
とても長い間のあと、彼は言った。
「それは、僕にも分からないんだ」
「え?」
「僕は天使と悪魔の間の子、つまり禁忌の子だ。だから、誰かと遊んだこともない」
天使と悪魔。禁忌。
イマイチよく分からないけど。このひとは、自分と似ている、ということ?
だったら。
「あなたの名前、おしえて?」
「は?」
「こんなに長く、誰かと話したのはずいぶん久しぶりなの。だからもう、私は満足してるから。あなたの名前は、『あの世』でも忘れないから」
本心を言い、心からの笑みを浮かべた。なのに。
「…………」
あ、また絶句された?
「……僕は」
また、長い間のあとに、彼は言った。
「名乗るべき名前は、僕には与えられていない」
なら。
「だったら、一緒につくりましょう。あなたの名前を。──これが、私の願い」
そう言うと、彼はなんだか変な笑い方をした。こう、顔をクシャっと歪めて。
「どうして、そんなに優しいの」
だって、こんなにたくさんの顔を見せてくれたのはあなたが初めてだから。
悲しい顔より、笑った顔を見てから、サヨナラしたいじゃない。
そうして、創った彼の名を抱えて、私は眠りについた。
不思議なふしぎな、彼の名は──。
引っこ抜く
ついてくる
選んでも選んでも
僕はこれをと
決めてみた
悩んで考えた
挙げ句の果てに
身に余るぐらい
集まってしまう
1つだけ
スティック状のお菓子を友人から貰ったためもぐもぐと食べている。俺が進んで口にするタイプのお菓子ではなく、それが新鮮でなかなかうまい。サクサクした食感が小気味よく、手の進みが早かった。サクサク、サクサク。
「面白そうな物食べてるね」
「貰ったんだ、スティックパイみたいで中に薄くジャムが入ってる」
「いいなぁ…『1つだけ』ちょうだい?」
本来なら君にもあげるのだが無心で食べていたため最後の1本だ。食べかけをあげるのも忍びないが
「それでも良ければ」
思い付いて、まるでポッキーゲームのように端を咥えて君を待つ。はじめは意図が分からなかった君が遠慮がちに端から口をつけて…小動物の餌やりみたいだ。少しずつ近づく君の顔、目蓋は伏せられて、食べる振動も伝わってくる。パイ生地から漏れだしたベリーのジャムがグロスみたいだな、このまま待ったらどうなるかな。口を動かすのを忘れていると君がぱきりと折って残りのお菓子を奪ったんだ。
「ご馳走さま」
唇に付いたジャムを舐めとり続いて舐めとられ「紅茶いれるね」とキッチンに消えていく。すっかり食べることを忘れた俺は小動物のイタズラに呆気にとられていたのだった。
今日は久しぶりに長女と買い物。
いつも我慢させているから、今は長女だけを見てあげるの。
「1つだけ好きなの選んでいいよ。」
と言うと長女は、次女の好きなお菓子を選んだ。
「帰って分け合いっこして食べるの!」
二人で一つらしい。世界に一つだけの私の宝物。
今日もまた精神的にグラグラで、後半は酷いもんだった。
このままじゃいけないって事くらいは自分でも重々承知しているんだけど、承知していたからって気分の落ち込みが無くなるかって言われれば、それはまた別の話なのだ。
1つだけ言えることは、やはり前向きな人生を送ることが心にもきっと良いはずなんだ。
何かこう、人生をかけて夢中になることでも見つけられれば、気分が沈む隙もないくらいのめり込むものがあれば、私自身も立ち上がれるのかもしれない……
1つだけ願いを叶えてくれるなら何を願う?
私はあの子の幸せを願いたい。
あの子を可哀想なんて目で見たくない。
逆に嫌な思いをさせてしまう気がしてるから。
あの子は事故で両足を失った。
神様がいるなら尚更
残酷なことをしていることに気づいて欲しい。
私たちが自由に歩くための足が機能しなくなるなんて
自分にはその辛さがわからない。
口では「大丈夫」なんてすぐ言える。
そんな事じゃなくてあの子が1番幸せだと思う
本心の願いを叶えて欲しい。
もしそれが「死」だとしたら私はそれを叶えたくない
だって貴方には生きていて欲しいから。
苦しみをぶつけていいよ。
半分こしよう。
いつまでも君を支え続けるよ。
─────『1つだけ』