1つだけ』の作文集

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1つだけ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

4/3/2023, 11:14:37 AM

彼と二人で出かける時はとっておきのループタイを着ける。

以前どこかの国に行った彼がお土産として買ってきてくれたもの。

紐を括る部分に緑の蝶が止まっており、光に当たる度にキラキラと鱗粉を纏う四枚の羽が大好きだった。


きっと観光地の量産型のお土産品。
世界に1つだけ、なんて大層な物ではない。

それでも。

世界に1つだけの秘宝よりも、少しレプリカめいたこの蝶の方が、自分にはずっとずっと輝いて見えるのだ。



【1つだけ】

4/3/2023, 11:10:16 AM

あなたの心を

  奪いたいというのでは

  ありません



  あなたの心の傍に

  わたしの想いを

  1つだけ


  そっと 

  置くことを

  許してほしいだけなのです





          # 1つだけ (95)

4/3/2023, 11:09:27 AM

お題《1つだけ》



泡沫のような恋だった。


春の涙がはらはら散ってゆく。


水溜りにふりつもる哀しみは、泡沫の傷だとそう信じて。



――たったひとつだけの、夢のような恋でした。

4/3/2023, 11:03:02 AM

わたしの心と

           繋がっている



      まだ見えぬ

           あなたとの



      淡く光る糸を

           手繰り寄せて



              『ひとつだけ』

4/3/2023, 11:02:19 AM

「1つだけ」

1つだけ願うならば、

あの子をしあわせにしてください。

4/3/2023, 10:56:55 AM

「◯◯1つだけで簡単に!」
という言葉にめっぽう弱い。

#6「1つだけ」

4/3/2023, 10:55:21 AM

『1つだけ』

この世界に1つだけ

1つだけの宝物

命有る限り

貴方を護ると誓います

4/3/2023, 10:54:08 AM

ひとつだけかなうとしたら
何を願うだろう

一番欲しいのに
決して手に入らないものや
戻れない過去
願わないよう知らぬ間に
胸の底に閉じ込めている何か

開けてはいけない扉

ひとつだけ、の言葉に
ひゅっと息がつまる




「ひとつだけ」

#65

4/3/2023, 10:53:48 AM

あたりは消毒された匂いで充満していた。あたりは白色で埋め尽くされている。
首だけを小さく動かすと、色々な管が張り巡らしてある。どれがなんの管だかわからない。
 私はどうしたんだっけ、今日はいつだっけ、今どういう状態なんだろう。
 声はでない、口が半開きになって呼吸は管でできているようだ。痛いの感覚もよくわからなくなっていた。

 もう、長くもないのかな。

 死に急ぎい訳でもないけど、生きててもずっとこのままなのも、それこそ何のために生きているのかわからない。
 治療をするためのお金ももうないのではなかろうか。
 死に際だから一つだけ、最期に一つだけ、お願いができるとすれば、自由に動きたいな。
ご飯を食べたり、寝返りがうてたり、外を駆け回ったり、歌を歌ったり、自由に、動きたいな。
 目を閉じたら、もう開く気力も体力もなくなりそうで、ぼんやりしたまま私はただ白い天井みていた。



【1つだけ】

4/3/2023, 10:53:44 AM

1つだけ

でも、半分あげる

嬉しい
ありがとう

そういう私の顔を見て
あなたもパァっと笑顔になる

ひとつをふたつにする方法
あなたは一番よく知っている


𓏸︎︎︎︎⁡𓈒 𓂃1つだけ

4/3/2023, 10:52:56 AM

一つだけ無人島に持っていくなら『 ノート』
一つだけいいのならなんだっていい。

4/3/2023, 10:51:00 AM

1つだけ

一つだけ叶うなら


もう一度だけ、あの人に会いたい

4/3/2023, 10:49:43 AM

1つだけ

この単語で思い出すのは
『世界に一つだけの花』

お花には沢山の種類があるけど、どれも皆キレイ

人間も1人1人違うのは当たり前なのに、その中で争って比べて1番になりたがる、何故か

皆持っているものが違うんだから、自分を輝かせる事だけに一生懸命になればいい
人と比べる必要も争う必要もない

No.1にならなくても特別なonly 1なのだから

こういう生き方をしたい

4/3/2023, 10:48:38 AM

君には何でも話してきた
どこにでも一緒に行った
何もかもを曝け出した
そう見せている、うまくできてると思う
1つだけ絶対に言えない言葉を、いつまで封じ込めていられるのか
喪うかも知れないものと、得られるかも知れないものを載せた天秤が
心の中でずっとずっと揺れている

(1つだけ)

4/3/2023, 10:33:46 AM

「……ごめん、気持ちには答えられないかな」
 申し訳なさそうに困り顔でそう答えた先輩の瞳を、私はじっと見つめていた。
「そう、ですよね。先輩って、色んな人に慕われてるし」
「ごめんね」
 でも、私は知っている。人の良さそうな雰囲気のこの人が、本当はどんな人なのか。
「……先輩、ひとつだけいいですか」
「うん?」
「ひとつだけ、思い出をください」
 私の言葉に先輩の瞳の色が変わる。困り顔に少し影が入って、口元がゆるく持ち上がった。
「……それ、どういう意味になるか分かって言ってる?」
「はい」

 頷いた途端、私の視界は近付いてきた先輩によって塞がれた。

4/3/2023, 10:33:36 AM

【1つだけ】


「無人島に、何か1つだけ
持って行けるなら何にする?」


突拍子もない彼女の質問に
わたしは少し戸惑ったけれど、
ちょっと考えて、

「ナイフ…かなぁ…」

と答えました。

彼女は優しく笑って、
案外サバイバルな選択だね、
なんて言います。

同じ質問を彼女にすると、即答でした。

「そりゃあもちろん、あなただけど?」

…そんなの、ずるいです。

そう言いつつも、わたしが
ナイフを選んだのも、

(ナイフがあれば彼女を守れるかもしれない)

という、彼女がいる前提の
理由だったと気づいて、
少し笑ってしまいました。


なかよしふたりの『1つだけ』

4/3/2023, 10:32:07 AM

1つだけ

貴方はいつも、そうだった

要望は1つずつ、細かく砕いて私の元に

私に迷惑をかけないための優しさか
頼りすぎを叱られないための悪知恵か

どちらにせよ、今はどうでもいい

私も、1つだけ
貴方に言いたいことが出来たんだ

もしどこかで、貴方らしく生きていたなら

その顔を、小さい体を
私に思い出させてはくれないだろうか

それだけでいい

1つだけ、だ

いつだって構わない
10年後、20年後……死に際だって
いくらでも待つさ

他に貴方に言いたいことは…

あの時貴方の前にいた
地位に溺れ、我を忘れた怪物は
もういないって、ことだ

では、またいつか

4/3/2023, 10:31:30 AM

お題 1つだけ

生きている中で色んな事に出会って

色んな事があったけれど欲しい物は

輝く宝石じゃない綺麗な花でもない

ただ1つだけあなたが欲しいの

4/3/2023, 10:30:26 AM

「1つだけ」



1つだけ手に入るなら

きみがほしい

4/3/2023, 10:30:05 AM

『1つだけ』

「1つだけ」というワードは、小学生の時の国語の教科書にあった「1つの花」という物語を思い出す。

「1つだけちょうだい」が口癖の女の子のおはなし。

戦争へ行く父親のおにぎりを食べてしまい、食べ終わっても「1つだけ」を繰り返して泣く女の子に、父親がコスモスを1輪手渡した…みたいな話だった、と、思う。

読んだ当時、あまり好きな物語ではなかった。
でも、何十年経っても「1つだけ」と見ると、その物語を思い出すのだから、不思議なものだ。

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