『0からの』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
全ての始まりは「0」からのスタート。この世に産まれた瞬間から物語が始まる。
歩む道は決まってなどない。全て自分が定め、自分で物語を進めていく。
ではゴールはどこなのだろう?死んだらゴールなのか?それは未知の世界。
自分の物語はまだまだ続く。この先苦労することも嫌なこともたくさんあるかもしれない。
でもそれは自分の「人生」
嫌なことも嬉しいことも全て受け入れ、まだ見ぬ明日へ向けて一歩一歩進んでいく。
こっちの物語は違う。他の人はそういうかもしれない。でも自分の人生、自分で歩む道を探したい。
0からのスタート。前向きにひたすらにがむしゃらに進んでいく。そしていつかゴールに辿りついたとき、素晴らしい物語だったと思えるように「今」を楽しみながら生きていく。
ずっと夢を見ていた気がする。
長い夢を.......。「大丈夫ですか?」
「えっ?」目が覚めると僕は起き上がり辺りを見渡した。周りには草原が広がっていて空は快晴、太陽が眩しくて暖かい。「あの...」
横を見ると女の子が座っていた。髪の毛は銀髪で耳は長いどうやらエルフのようだ。彼女は怯えた目でこちらを見て「大丈夫ですか?」と聞いてきた。
「君は?」
「私の名前はリンと言います。先程こちらを歩いていたらあなたが倒れていたので声をかけました。」
0からの
0からなにかできるか
0から何をスタートさせるのか
0と1が口付けしたら
コンピューター
0は世界共通
0は始まり
0は終わり
身体を壊して、心も不安定になって。
本当にどうしようもなくなって。
1年間、ゆっくり休んだ。
はじめは何もしなかった。
ちょっぴり元気が出てきたら、
とにかく好きなことをいっぱいした。
体調も良くなった。
精神も安定した。
大好きなスポーツも、できるようになった。
楽しいことがあるということを、ちゃんと思い出した。
もうすぐ、桜の季節。
いよいよ、また。
0からのスタートだ。
0からの
今のお仕事についての気持ち!今の私の気持ちは、新しい業者さんに全てお任せています!だから、今の会社やお仕事は来月迄です!
絶対に
浪人するかと
夏季合宿
楽は寄り添い
呪いに変わる
(新しい『0からの』スタートが切れるよう)
【ふぁいとっ!】
0からの始まりは
不安でいっぱいだけど
すぐに高揚感と期待に変わって
きっと僕を後押ししてくれるだろう
これ以上悪くなることはない
プラスになるしかないから...
そう思うとわくわくしてくるよ
負け惜しみとか
現実逃避とか
そういうんじゃなくて
今 僕は前を向いてるって
ちゃんと実感しているからかな?
お題「0からの」
0から
空に輝く100点満点の星空は僕にはいつも眩しくて、憧れで、いつか僕もそうなりたいと思っていた。
僕は物心着いた頃は0だった。
君は物心着いた時は1だった。
0の僕が1の君と同じことをして叱られた。
1の君が0の僕を見て恨みがましい顔をした。
ある出来事で僕は0から1になった。
君はその頃には僕の何十歩も先にいた。
君を見て僕の1は0なんだと実感させられる。
僕を見て君はお前の前には俺がいると言われる。
僕の隣でいつも輝いて、幼い頃からの憧れだった1の君。
0の僕を見て前はいつもやっかみながら今は認めてくれた。
僕は君に追いつき、いつか追い抜く。貰ったんだ満点の星空から1を。満点なんかよりももっと先を君と一緒に目指したい。
君は常に僕の前を行くつもりかもしれないけど、満点を超えるときは僕が先に超える。秘密を共有した君と僕の静かな競走。
互いを認めあって0からスタート。
0からの人生、始めはみんなスタート
時点は、一緒だった。平等だった。
そんなはずなのに、生まれた時には、
平等という言葉さえないくらいに不平等
なる。
親の財力、才能、愛情全てが一瞬で不
平等になる。
これって、おかしくないか?
人々は、困難な条件で生きて、その条件
で楽しく暮らそうと努力する。
人間って、そういう生き物なんだよ。
「私に生きることを強要するなんて烏滸がましい」
目がとても温かい。涙だったけど。
「はてさて、何からはじめたものか」
荷物の入ったダンボールの山々がそびえ立つ。
白髪を綺麗にまとめた初老の男は、メガネのブリッジを押し上げながらぼやいた。
「とりあえず、中のものだしてダンボール片付けちゃいましょう!」
左隣から元気な声がする。
荷物の山に阻まれ姿は見えないが、腕まくりをしつつ気合を入れているのは容易に想像できた。
「そうだね。まずはカウンターで使う物を出していこうか」
そう言いながら、ダンボール箱をまたいでカウンターキッチンへ向かう。
「やっぱり今回も魔法は使わないんですか?」
「もちろんだよ。食器も沢山あるし、手元が狂ってしまってはいけないからね。万が一というものさ」
「『万が一』が起きないことなんて、先生が一番良くわかってるくせに……」
不服そうな顔の少年がひょこり、とダンボールの合間から姿を表す。
先生、と呼ばれた初老の男は、納得しきれない様子の少年に笑いかけた。
「さあ、早速はじめよう。できれば明日にはお店を開きたいからね」
「明日!?無茶ですよ!荷物はこんなにあるのに!」
「コルト。やってやれない事はないのだよ。我々は0からはじめるわけではないのだからね」
「それはそうですけど……」
コルトと呼ばれた少年は、ふわふわの黄金の頭部をフルフルと振ると、小さな両手で握りこぶしをつくる。
「そうですね!やってやれないことはない!」
むん、と気合を入れるコルトに小型犬を思い浮かべつつ、「先生」は近くのダンボールを開け、中の物を覗こんでみる。
納められていたのは、コーヒーメーカーだ。
「さて、この町ではどんなお客さんに出会えるかな?」
期待に胸を膨らませながら、「先生」は微笑んだ。
『喫茶・旅鳥、只今開店準備中。』
お題┊︎0からの┊︎19作目
世界の始まり
それは0から
この世の始まり
それも
これも
…ね
ハート200行ったの嬉しいです
ありがとう。
―0からの―
0からの始まり
終わりは“?”
0の対義語は
って聞かれても、
誰も何も答えられないでしょう?
0で始まる
けど終わりは誰も知らない
終わりは始まりが決めるから
終わりは終わる瞬間に決まるから
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ごめんなさい
意味は求めないでください
書いた本人も掴めてないので
ただ浮かんだ言葉を選別して
並べただけなので
考察はご自由に
雰囲気を楽しんでくれればと思います
―0からの―
推し俳優のTさん
5月に主演映画がある。
もし、記憶を消せるならTさんの事全て忘れてその映画を観てみたい。
初めてTさんのお芝居を観た時の感動をもう一度味わってみたい。
その双眸越しに、己の過去を見ている。
まるでわたしが水子に成り損なったのを、
見抜かれているような、
指摘されているような、
酷く懐かしく、心が騒がしくなるその瞳に
逃れるように、口を開いた。
これは零からの、0からの、nilからの、
無に成る筈だったわたしからの、
音のない
さ
え
ず
り。
《0からの》
人は何故こんなにも生きたがるのか私には、分からない。
生きたところで死んだところで変わることは何も無い。
そんな世の中に生きている私たちを、
どんな目で神様は見ているのだろうか。
テーマ“0からの”
ボクには何も無い。
名前も、居場所も、家族も、友達も、仕事も、恋人も、趣味も何も無い。
昔はあった気がする。
どのくらい昔なのか、それさえも憶えていない。
気がついたら、ココに居た。
ココが何処で、ココが何なのか
さっぱり分からない。
ただ、何故か知らないけれど
物凄く派手な格好の人に、カラフルな服、カラフルな髪色、カラフルなメイクをしている人に
歓迎されている。
カラフルな空間で。
ハート型や星型のバルーン、壁や床もカラフル。
カラフル過ぎて目が痛い。
でも、ボクは、真逆な
とてもシンプルな、真っ白な服装。
しかも何だか、これは………死装束…的な
え
ボク死んだの。
死んでたの。
呆然とする。
カラフルな人は、ボクに言った
「貴方は新しい人生を歩みます。コレはその送迎会なのですよ!」
「送迎…会?」
「はい。新しい人生へ送り出す為の会」
「……」
「あれれ?嬉しくないですか?」
「分からない…です」
「まあ、確かに、生を受けると言う事は、嬉しい事だけじゃないです。産まれてすぐ、また、コチラ側に戻ってくる人も少なくは無いですし。」
コチラ…側。
「でも、その時はその時で歓迎会をします」
「…えー…」
思わず声を上げる。
それはもう、嫌そうに。
「アチラ側で悲しかった分、コチラ側では笑わせてあげたいのです。喜ばせてあげたいのです。勿論、長くアチラに居た人の場合は、お疲れ様会になります。まあ、どちらでも無い場合は、まあ。それなりに何かしらの会が行われます」
何かしらの会…とは。
恐らく、その人の死に方に寄って変わるのだろうか…。
じゃあ、ボクも……?
記憶を遡ろうとするけれど、何も思い出せない。
「でも、ボク、何もされてない」
「そりゃあそうですよ。その時の事は全て忘れます。今、この時も、アチラ側に行く寸前に忘れます。」
「何で」
「0からのスタートさせる為に、何も憶えていない方が良いからですよ。コレは前の事を全て忘れさせる為の会ですから。さあ!楽しみましょう!」
今日は何かを作る予定だ
オリキャラを作るか全く違う料理を作るか
さぁ。今日は何を0から始めようか
❲0から❳
《0からの》
毎日が苦痛でした。
ある日には
「あなたは、私以外と接する人間も少ないでしょうから、この職場でコロナワクチンを打つのは最後でいいわね?他の職員から優先的に接種してもらいますから」
と言われました。
自宅待機させてくれるかと思いきや
毎日出勤しなければなりませんでした。
また、ある日には
痩せた私を見ては、
「その腕、細すぎて血管が浮いてて気持ち悪い」と
言われました。
見せないように、アームカバーを着けていれば
「なにそれ、不潔」とあからさまに嫌な態度をとられました。
こんなことを言われるために
側にいるわけではないのに
心は拒みますが身体は抗うことはできませんでした。
感情も次第になくなり、気持ちの起伏は
少しずつ真綿で絡め取られていきます。
「あなたのことは、大事に思っているから」
疑心しかないのに
どこかでその一言にしがみついていたんだと思います。
どの口がそんなこと言うんだろう?
とこからその言葉が出るんだろう?
気になって仕方ありませんでした。
この日
彼女は
私のそばから立ち去り際に、床の段差に
つまづいて転びました。
倒れた彼女に馬乗りになりました。
そして
どの口がそんなこと言うんだろう?
とこからその言葉が出るんだろう?
口を開けやすいように両手で歯を持ってこじ開けました。
顎を外して、手を入れやすいようにして
右手を突っ込んでさがしました。
----------
「これが当時の、あなたの調書です。」
「何か、思い出すことはありませんか?」
「些細な事でも気になったら、看護師さんに伝えてください。」
と担当警部補達は帰っていきました。
・・・誰のこと、書いてあるんだろう?
担当警部補さんは
さも私が殺めた口ぶりだ。
このところ、毎日同じ事を質問される。
だけど、何も思い出せない。
《やっと他人になれたんだね。よかったね》
《こんな嫌な奴、0からやり直すこともないもんね》
何度も読まさせるけど、そう思う。
そう思う事を、看護師さんに伝えたほうがいいのかなぁ。
千篇一律なアフロの軍団。全身真っ白でいかにも清潔な布を身にまとい、声もなくただただ追ってくる。
四方八方真っ白な空間。
どこが光源なのか分からないが、とにかく影とのコントラストからできる凹凸のおかげで、ここが施設内であり廊下であることを脳が認識できた。
ペタペタと廊下に足をつけているのに、埃がつく感覚はまったくない。行き先が閉ざされていても、近くまで来ればおのずと開いてくれる。
口から「ハッ、ハッ」と空気の出入りもなく。
ドクンドクンと首の下から音と振動が伝わってきて、それが激しくなるたびに苦しい。
広い空間。
横長に広く、何か四角いものが床の上に生えていた。行きどまりかと思ったが、プシューッと音をたてて開いたから。
迷わずに足許の隙間を乗り越えて。
すると、アフロの軍団が隙間を乗り越える前に壁が閉まった。壁の上半分は透明で、隔てた向こう側――アフロたちがよく見えた。
それらはぴたりと動きを止め、直立不動。
じーっと黒目だけが追ってきている。
頭上から、
『■■■■行き、只今発車致します』そう声が。
それと同時に地面がずれてゆく。揺れとともに前方へ進んでゆく感覚。どんどんとアフロたちが遠くなって、途切れた。
突然の大きな揺れ。
身体が後ろに持ってゆかれ、転ぶ! と思ったが、何か、やわらかいものにぶつかって倒れずに留まった。
また頭上から同じ声が、
「この先揺れることが御座います。お気をつけ下さいませ。こちらに御座います座席にどうぞご着席を」と。
見上げれば、三メートル以上はありそうな人型。
鋭い眼光が見下ろしてきて竦む。それにしては、引かれる手はひどくやさしい。
……凄まじい眼光には思わず目を背けてしまうけれど。
動きが停まった。
壁の透明部分からはアフロが見える。
それが近づき切る前にふたりが走り込んできた。手をつないで、後ろを見て呆然とする顔はよく似ている。
同じように大きな人型は座席に誘導した。見れば、長い座席には何人もが座ってそわそわしていた。
気がつかなかっただけで、数は多い。
それらを見渡した大きな人型は、
「ご乗車有難う御座います。こちら、始号は終着駅まで停車しない特急列車で御座います。お降りのさいは声をかけさせて頂きますため、それまでどうかお座りになってお待ち下さいませ。間食は車内にてご用意しております。順次配給して参ります。途中下車は場合によってのみ許可されております、ご理解下さいませ」
深く頭を下げてからどこかへ行ってしまった。言っていることの半分も分からなかったが、となり合う数名も同じように首を傾げていたから、まあ、そんなものなのだろうと。
しばらくすれば、あの人型が「間食で御座います」と渡してきた。長さと厚みのある、肌色のカサついたもの。
少し硬さがあって、口に含めば口内の水分が軒並み取られる。おいしいのかおいしくないのかは、よく分からない。
人型が言っていたとおり、停まる回数は少なかった。停まったときに、座っている子を壁の向こうまで誘導して。
それから目線を合わせるようにしゃがみ、大きな手でその子の手を握る。
「ここがあなたの終点で御座います。またのご乗車を、心から、心から、お待ちしております」
その子はアフロのひとりに抱きかかえられて、そこに置き去りになった。
それがひどく怖くて。
途中では別の号車から人型ほどではないが、大きな人型がたくさん入ってきた。彼彼女らの年齢は様々で、けれど一様に首飾りを持っていた。
それを受け取る子と受け取らない子がいて。
動き出した箱は、たまに停まることが多かった。壁が開かないときには、人型が「只今、運行状態の確認をしております。ご迷惑をおかけしますが、どうぞそのままお待ち下さいませ」とアナウンスをしてまた動く。
これを何度か繰り返した。
何だか、喉がむず痒い。
そうしていると、またゆっくりと動きが停まる。
少し身構えながら待っていると人型が出てきて、背筋をピンッと伸ばし居ずまいを正した。
「皆様、長らくのご乗車、まことに有難う御座います。当列車はまもなく終着駅に到着致します。皆様、お忘れ物の御座いませんよう、お確かめ下さい。お忘れ物はお届けできかねますので、くれぐれも、くれぐれも」
一度見渡して。
それにつづいて揺れが収まった。
「どうぞ、降車の際は必ず足許にお気をつけてお降り下さいませ。ゼロからの皆様、イチからの皆様、皆々様に幸多からんことを、心より、心より、願っております」
完全に開かれた壁の向こうにアフロはおらず、けれども何だか、恐ろしい気もした。
けれど、足が戻ることはない。
何もない首許を触りながら、ひとりで降りる。
身体に空気が入り込んで、喉が疼いてくる。ひどく叫びたい、叫ばざるを得ない。
そんな気分だ。
「――――――ッ‼」
#0からの