コハク

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0から

空に輝く100点満点の星空は僕にはいつも眩しくて、憧れで、いつか僕もそうなりたいと思っていた。

僕は物心着いた頃は0だった。
君は物心着いた時は1だった。

0の僕が1の君と同じことをして叱られた。
1の君が0の僕を見て恨みがましい顔をした。

ある出来事で僕は0から1になった。
君はその頃には僕の何十歩も先にいた。

君を見て僕の1は0なんだと実感させられる。
僕を見て君はお前の前には俺がいると言われる。

僕の隣でいつも輝いて、幼い頃からの憧れだった1の君。
0の僕を見て前はいつもやっかみながら今は認めてくれた。

僕は君に追いつき、いつか追い抜く。貰ったんだ満点の星空から1を。満点なんかよりももっと先を君と一緒に目指したい。
君は常に僕の前を行くつもりかもしれないけど、満点を超えるときは僕が先に超える。秘密を共有した君と僕の静かな競走。

互いを認めあって0からスタート。

2/22/2023, 9:28:59 AM