コハク

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6/9/2025, 9:32:21 PM

t「どうしてこの世界は」

もし神様がいたのならなんでこんな世界を作り出したのか問いたい。
世の中不平等だと感じる事がたくさんありすぎて生きている意味さえ時々わからなくなる。
そんな日常を送っていたある時、突然光が手を伸ばした。迷いながらも取ったその日から世界に色がついたような感覚になる。
やっぱり時々わからなくはなるけど、華やかな世界は今までの自分には無い新しい世界を見せてくれる。楽しい。自分が知らなかっただけで、知らない楽しいことはたくさんあるんだ。
楽しいことはばかりに目がいき都合の悪いことへの思考は消えていく、光が差し込めばその分うしろにうつる影は暗くなるのに、それすらも気づかない。
神様は不平等だ。もっと早く知りたかった。
どうしてこの世界はこんなにも遠回りさせるのか。
いいじゃないか楽しい事を楽しいだけしたって。

6/5/2025, 9:24:01 PM

t「水たまりに映る空」

ゆらゆらと揺れる水たまりに映る空は何色だろ。
何で揺れてるの?風?雨?それとも自分?それとも他人?
水は簡単に流されて形を変えるから変幻自在だけど難しい。
空は何色だろ。色んな表情をみせる空は自然で自由だけど人が表現するには壮大すぎる。
水はどうしてたまったの?雨がふったの?誰かが水まきしたの?それとも子どもが遊んでたりした?全てはその水たまりだけが知っている。
水がそこにたまって移りかわる時間を、水たまりに映った世界だけが騙っている。

6/4/2025, 9:22:41 PM

t「恋か、愛か、それとも…」

君が好き。それが恋と呼べるものなのか知らない。
君が好き。それが愛と呼べるほど綺麗な物なのか。
君が好き。この気持ちが恋か、愛か、それとも…。

6/2/2025, 9:11:20 PM

t「傘の中の秘密」

雨がザーザーと地面を強く打ち付けアスファルトの上を水が跳ねる。雨の勢いもあり視界も悪く辺りは雨のカーテンが出来ている。こんな日に君と会うのは好都合だ。人の出入りもほとんどない、傘の中に入ってしまえば君と自分、二人だけの秘密の時間が雨の音の中に交じる。

6/1/2025, 9:27:38 PM

t「雨上がり」

雨上がりには虹がかかると相場が決まっている。
話を創るうえで雨という負の感情のイメージを降らせたあとは、虹という気持ちが晴れて解決したという感情とリンクした描写が一番映えるもん。誰もが想像しやすく、どこかで見たことありような無いようなそんな内容。
個人的には雨上がりで気分が上がらず下を向いてちょっと出来た水たまり、世間の波に揉まれて流れる事なく留まってしまった。それがまるで自分みたいで、あちこちに同じような水たまりがある。自分だけじゃない、きっと自分と同じように留まってしまった人もいるんだろう、何となくそう考えると一人じゃないかなって思える。あと少し生きてみよう。
そんな話もいいかなと思う。

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